2024/11/12 11:08
それはとっても美しい日でした。
大工の息吹君が刻んだ木材をみんなで組んでいく。
さっきまで石しかなかった場所に、たった数時間で建物らしきものができ上がってくる。
「建て方」とは土台の上の梁や柱などの構造材を立てる作業のこと。
前日に据えた6つの礎石の上に、6本の柱が立ちます。
木材を組むのに釘やビスは使いません。
木材を接合するために、それぞれホゾやホゾ穴が掘られた木材には「い」「ろ」「は」の附番がされています。
最後は釘やビスを使わず「こみせん」という木の杭を打って、各木材を固定していきます。
気持ちのいいくらいすっぽりとハマっていきます。
最後に棟木(むなぎ)という屋根の一番上の材を入れさせてもらいました。棟上げ完了です。
残りの屋根貼りは大工さんが。無垢の檜の板葺きです。
野焼きの煙が午後の光を散らして、とにかく美しい時間でした。