在来種のもち米が美味しいと感じます。品種改良と在来種もち米やうるち米に限らず、現在市場に出回っている作物は、ほとんどが品種改良されたものだと思います。冒頭の画像は、コメの品種改良のイメージとして、新潟県の米の新品種「新之助」のホームページから引用したものです。おいしさや病気に対する強さなどを追及する為に、今までの品種と品種を掛け合わせたりすることで新しい品種を作り出します。もち米も、以前の活動報告に投稿したように、現在様々な品種がありますが、出回っているものはほとんどが品種改良されたものです。あるとき、インターネット上で、品種改良されていない、その土地で古くから栽培されてきた在来種のもち米を見つけたので、珍しく興味をそそられ、購入してみました。そのもち米で餅を作ってみたところ、品種改良されたものとは違った味わいがあり、とても気に入りました。調べてみると、あまり出回ってはいないもので希少なものではありますが、今でも各地で栽培されていることが分かりました。それからは、積極的に在来種のもち米を使うようにしています。まだ決めてはいませんが、今回のリターンのいずれかの餅にも在来種のもち米を使う予定です。ゲノム編集で品種改良?ここから先は余談となります。今日は皆様に在来種のもち米の美味しさをお伝えしたいと考えて、品種改良について調べていました。なんとなく、いつかどこかで聞いたような気はするのですが、ゲノム編集による品種改良についての話が気になったので、共有したいと思います。詳しい説明は、リンク先のページに譲りますが、ゲノム編集というのは、遺伝子組み換えの先を行く技術で、すでに一部の作物では実用化されているということを知りました。画像引用:農林水産技術会議ホームページ上の画像は、農林水産技術会議のホームページに掲載されているもので、このページに品種改良について詳しく説明されています。恥ずかしい話ですが、農業に従事していながら、このゲノム編集の技術が実用化にまで至っていることは、今日初めて知りました。今回ご紹介したかった在来種とは真逆の世界です。この技術を使ってできた作物はどのような味わいになるのでしょうか…餅については、古くからある在来種のもち米を、伝統的な製法によって作るために味わいの良い餅ができるのではないかと考えています。ヒトの技術はいったいどこまで突き進んで行くのでしょうか。一人の百姓が、昔から変わらない古い製法で作る、餅という素朴な食べ物を食していただき、このような、未来の食についても考えていただくことができればと思います。稲の品種改良については、こちらの政府広報に記述があります。






