餅にコウジカビだけが生えるか?昨年、餅を商品にするために、包装とカビの生え方の実験をしてみました。最終的に、現在販売している形は、脱酸素剤を脱酸素剤の効く袋に入れて常温でということにしましたが、その過程でとても興味深いことがありました。冒頭の写真は、製造後1か月くらい?の写真なのですが、袋がパンパンになっています。白いカビのようなものが見えるのですが、普通に保管している餅と何かカビの生え方に違和感がありました。白いカビが少しだけ生えていて、何日たってもあまり増えず、青カビや赤カビのようなものも生えてきませんでした。開封してみると・・・!!!良い香り!糀の香りがしました。この体験は初めてのことだったので驚きました。そして、どうなるのか焼いてみました。見えにくいですが、白の色が強い部分がコウジカビと思われるところです。そしてまたびっくり!甘酒のような香りです。良い香り。味はどうかと食べてみましたが、普通に美味しくいただけました。香りのとおり、甘酒を食べているような感じでした。これがコウジカビなのかどうかは、検査したわけではないので分からないのですが、自分の感覚ではそう感じました。脱酸素剤を使うようになってから、初めてこのようなことが起きたので、脱酸素剤との反応によってそうなるのかと思って調べてみました。インターネット上にはあまり詳しい情報がないようなのですが、脱酸素剤の取扱説明書に説明がありました。一部の菌には抑制効果がありませんと書いてあります。ただし、麹カビには効果があるようなことも書いてあるので、実験で生えたのがコウジカビなのかどうかはやはり分かりません。そして、これがコウジカビだとしても、なぜ他のカビが生えずにこれだけが生えてくるのかもよく分かりません。まだ研究の余地があります。三菱ガス化学株式会社の脱酸素剤の取扱説明書しかし、お茶などの混ぜ物のしてあるものはまた別だと思うのですが、脱酸素剤を使うようになってからは、もち米だけの餅は、ほぼ100%例外なく、生えたカビは、このコウジカビのようなカビでした。衛生上、カビたものを食べることを推奨することは決してしませんが、今回のリターンでお届けする餅、もし、存在を忘れていてカビが生えた場合、このコウジカビのようなものをご覧になることができるかもしれません。玄米餅に生えてきたコウジカビのようなもの






