●11月21日(木)、石川県立門前高等学校へ。
ご無沙汰しております。
「ふくしま⇔のと・めぐるわっかPJ」訪問活動は
12月17日(火)、石川県立門前高校の生徒さんとの交流→總持寺通り仮設商店街のみなさんへの作品集贈呈、という内容で決まりました。
事前打ち合わせのため、11月20日(水)に金沢市へ宿泊、21日(木)のお昼ごろから、能登方面に向かいました。
この日は午前中から雨がぱらつくお天気で、通行中に一時、土砂降りにもなったため、災害復旧中の「のと里山海道」の運転には緊張感がありました。
●のと里山海道を通行中。羽咋に入る前なので、スムーズに走れます。
事前打ち合わせでは、校長先生、教頭先生にご対応いただきました。
門前町の被災状況や、高校で取り組まれた災害対応など、とても丁寧に教えていただき、交流会についても前向きにご検討いただけていることに嬉しくなりました。
高校での打ち合わせの後、教頭先生にご案内いただき
總持寺通りを歩きながら、町の被災状況や現在までの復旧状況について教えていただきました。
●門前高校の校門を出たところから見える、總持寺 祖院
●總持寺前の倒れた石塀?がそのままになっています。
●門前町庁舎に掲げられた、祝・ドラフト指名の垂れ幕。
門前高校野球部の存在が、門前町に活気を生んでいることを実感しました。
總持寺通り仮設商店街にも伺って、生徒同士の交流後、作品集をお渡しするためにお会いすることになっている商店街の代表の方に、ご挨拶することができました。
震災後、避難所の運営を取り仕切っていらしたとのことで
面倒見のよさそうな、朗らかで笑顔が素敵な方でした。
●總持寺通り仮設商店街の店舗(一部)
PJオーナー代理の番匠は、東日本大震災の後、仮設住宅へ生徒を連れて訪問していた経験があります。
本校の生徒たちにも、被災者のみなさんとたくさんお話ししてほしいと思っています。
門前町から金沢市への帰り道は、「時間は少しかかるけれど、のと里山海道より運転しやすいですよ」と教えていただいた
国道249号線を通って行きました。
倒壊した建造物が目立つ街並みを目にしながらも、途中、赤神漁港付近の景色の美しさに心を奪われました。
●夕日と雨
●赤神隧道と海岸と虹。副虹も!
豊かな自然は、人が生きるために必要な資源や環境を提供してくれていると同時に、地震や大雨など、時には脅威ともなる災害を引き起こします。
私たちは、災害の経験を記憶し、記録としても刻み、未来につなげていく必要があります。
そのためにも知識を得てよく考え、必要な行動を起こすことを躊躇しないよう、学び続ける義務があると思いました。
福島県と石川県の高校生の新たな出会いが、未来を想像する前向きなつながりになればと思います。
門前高校、門前町のみなさん、どうもありがとうございました。
12月17日(火)が楽しみです。