まず、自己紹介をさせていただきます。
福島西高校デザイン科学科応援チーム、代表代理として、デザイン科学科VDコース担当、番匠がこのプロジェクトの詳細についてご紹介します。
デザイン科学科は、福島の県立高校で唯一の美術・デザインの専門学科です。2年次からFA、MA、VDの3コースに分かれ、VDコースでは、グラフィック、プロダクトをはじめとするデザイン全般について幅広く学んでいます。
2017年度から、外部のみなさんと事業連連携してデザイン制作を行い、「出張!デザカ」と銘打った対外活動では、東日本大震災の被災地である双葉郡浪江町の子どもたちと黒板アートで交流したり、福島県の復興を後押しする意義も持つ「風とロック芋煮会」でフォトブースを出展したりと、数多くの活動を行ってきました。
●浪江町イベントでのライブアート 2018年8月
●浪江町立なみえ創成小・中学校での黒板アート 2021年12月
●福島市立水保小学校での黒板アート 2023年4月
●風とロック芋煮会2022での協力 2022年9月
「デザインは人の生活を豊かにしたり、気持ちを幸せにする力を持つ」と信じ、常に明るく熱心に制作活動を行っているVDコース生徒が取り組むこの被災地応援プロジェクトを、ぜひよろしくお願いいたします。
このプロジェクトで実現したいこと
1.生徒の作品を、作品集にしたい。
アートやデザインには、人の心を癒したり、前向きな活力を生み出す力があります。生徒たちは「少しでも明るく、前向きな気持ちになっていただけるような作品を作る」というテーマで平面作品を制作しました。平面に限った理由は、いずれ作品集を作ってお届けしたいという思いを初めから持っていたためです。
2.2年生5名が訪問活動を行って、作品集を、被災者の方に見ていただきたい。
生徒たちの思いを形にした作品集を、石川県の被災者の方々に直接お届けし、見て楽しんでいただけたらと思います。また、東日本大震災でのご支援への感謝の気持ちや、自分たちがここまで、表現活動に心を救われて元気に成長し今に至っているということをお伝えします。
3.被災地でアートやデザインを学ぶ高校生同士、交流したい。
石川県で美術を学ぶ高校生と、作品集を見ていただく交流を行います。同じものが好きな者同士で語り合うことで、生徒たちは表現の可能性を理解し、今後の作品制作への意欲を高められるのではないかと思います。
4.心の元気が復興につながることを全国に伝えたい。
多くの方々に活動を広報することで、こうした取り組みと被災地の現状をお伝えし、どこかで何かがあった時に支え合える前例にできればと考えます。
プロジェクトの背景
生徒たちが「アートやデザインが人の心を救うものである」と信じてスタートした作品制作は、2024年4月の作品展と募金活動につながりました。
●作品展のようす 2024年4月 PTA総会にて
●集まったお金は、地元新聞社2社を通して、すべて義援金としてお送りしました。 2024年5月
募金活動の次に実行したい活動、現地訪問を具体化する上で浮上したのが、お金の問題です。
高校生の活動であるため、学校で資金を出せるのが一番でしたが、完全に「有志」として動いてきたため学校にはその資金源がなく、立ち止まってしまいました。
このプロジェクトは、以前にVDコースの事業連携でお世話になったことのある福島銀行さまのアドバイスを受け、立ち上げることができました。
現在の準備状況
8月31日(土)・9月1日(日)
公開文化祭で作品展。会場で被災地訪問と作品集作りのための募金活動を実施
●招きネコを運んでいるところです
●募金箱ネコの看板書き
●会場の入口に、招きネコ。
●展示会場の風景
●その他
訪問先である石川県にお住いの方と、交流の仕方について相談中。
リターンについて
お返しは、高校生の取り組みであることから限度があります。
生徒の気持ちを込めたもので準備していますのでよろしくお願いします。
・生徒作品をポストカードにしたもの(どの作品かはお任せください!)
・お礼のメッセージを付けた、現地訪問報告書
スケジュール
[2024年]
9月:公開文化祭で集まった募金をもとに、作品集の印刷
10月:福島銀行本店で作品展。10月4日(金)午後、生徒も募金活動実施。クラウドファンディング開始
10月末:クラウドファンディング終了
12月中旬:石川県へ訪問
[2025年]
1月:報告書作成
3月:リターン発送
資金の使い道
印刷費、旅費:約38万円
返礼費:約5万円
手数料(17%+税):約7万円
最後に…
先日の大雨災害で被災された方々へ。震災に続いて大変な状況が重なり本当にお辛いことと思います。くれぐれもお体、お心をいたわり、明るい明日を信じて過ごしていただきたいと強く願っています。
1月1日の能登半島沖地震で被災された方々に、心よりお見舞い申しげます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。元旦に起きた地震のニュースを目にして、私たちは悲しさとともに、2011年の東日本大震災のことを思い出しました。このプロジェクトに取り組む生徒たちは、当時について、幼いながらも恐怖心だけは覚えていると言いますが、絵を描くことや漫画やアニメーションなどに心を癒されながら育ち、将来はクリエイターとして生きていきたいと考え本校デザイン科学科に入学してきました。被災地が完全に復興するにはまだまだ時間がかかると思われますが、生徒の作品やその姿を見て、少しでも前向きな気持ちになっていただけたらと思っています。
デザ科VDコースの活動を、ぜひ実現させてください。どうぞよろしくお願いします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る12月17日(火)、石川県輪島市門前町へ訪問しました!
2024/12/18 01:16●門前&福島西の集合写真。みんなでVDポーズ★[訪問のご報告]12月17日(火)▶JR福島駅発7:17 - JR金沢駅着11:09東北新幹線ーJR大宮駅で乗り換えー北陸新幹線▶JR金沢駅-門前町黒島町ジャンボタクシーで移動する途中、大粒の雨が降ったりやんたり。不安定な天気の中、のと里山海道、西山インターから国道249号線を通って門前町へ。早めに出発したことで時間的な余裕がうまれたため途中、門前町の黒島地区の海岸を散策しました。ここは、震災の影響で海面が4mも隆起したためもともとは海だった場所が砂浜になってしまったそうです。この地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区ですが地震で倒壊したり、損壊部分をブルーシートで覆った建物が多く残っていました。砂浜には、流れ着いたさまざまなものが散乱しており能登半島の復興は、かなり時間がかかるということを感じさせられる場所でもありましたが、海の景色はとても美しかったです。▶門前高校前、門前町公民館2F「和室」 *会場変更・自己紹介。緊張しています。交流活動の直前の16日(月)、門前高校の校舎被害が甚大であることが判明したため、使用できなくなった、というニュースが報道発表されました。それに伴い学校を臨時休業し、3学期以降の学習環境を整えるため引っ越しの準備をされているそうです。そのような緊急事態であるにも関わらず、私たちとの交流活動を実施するために会場を変更し、尽力してくださった門前高校の先生方、本当にありがとうございました。門前町公民館を会場に行われた交流会は、緊張しながらも明るい笑顔で会話をする生徒たちの姿がありました。[門前高校、保健委員会のプレゼン][福島西高デザ科のプレゼン][作品集のお渡し&交流会]完成したばかりの作品集を、生徒のみなさんに渡して、見ていただきました。自分の作品を紹介したり、作品の感想を聞かせてもらったり、作品集を介して和やかな会話がなされていました。質問コーナーでは、8枚の質問カードから1枚を引いて、全員が答えを言い合うという内容でした。選ばれた質問は「趣味」と「好きなアーティスト」。住む土地や環境は違っても、共通する話題が必ずあるということを実感しました。最後に、クリスマスカードをYoutubeで見てもらうというサプライズプレゼントを渡しました。QRコードを読み込むと、デザ科の1,2年生の有志 12名が描いてくれたクリスマスカードが動画で流れます。・動画の一部画面動画は、1年生が編集して完成させてくれました。門前高校生にとても喜んでいただけたので、ホッとしました。▶門前町 禅の里交流館門前高校生とお別れしたあと、公民館から徒歩で移動して總持寺通り仮設商店街の代表、Nさんとお会いしました。Nさんは、震災後に門前高校が避難所になった際の代表もされていて震災時から現在まで、どんな生活や活動をされてきたか、細やかに教えてくださいました。被災経験はとても辛い記憶となるものであると想像しますがそんな中でも、みんなで協力して助け合うことを忘れず仲の良い避難所として成り立たせてらしたというお話を伺ってとても勉強になりました。・門前町のみなさんと▶門前高校中に入れなかったとはいえ、門前高校に伺うことを目的にしていたため門前高校の前で記念撮影をさせていただきました。・帰る前に、校長先生にご挨拶しました状況的に本当にお忙しい中、ご対応いただいた校長先生ずっと私たちに付き添ってくださった教頭先生参加していただいた生徒さんのご指導に当たってらした先生方臨時休業にも関わらず、集まっていただいた門前高校生本当にありがとうございました!▶夕食「天ぷら 吉崎屋」金沢市内に戻り、宿泊先ホテルから徒歩4分ほどの場所の天ぷらのお店で、夕食を食べました。偶然見つけたお店ではありましたが、大当たり!とっても味のあるマスターと、二人のアルバイト大学生との会話、お店の雰囲気に、たくさん癒されてきました。目の前で揚げられている天ぷらがぽいぽいとお皿にやってくるのがとても面白く次に金沢に来た時も絶対に行きたい!と思えるお店でした。・満腹&満足♪明日18日(水)、少し名残惜しいですが福島に戻ります! もっと見る
12月16日(月)、いよいよ明日が出発日です!
2024/12/16 07:30●石川県立門前高校でのプレゼンテーションに向けて、スライド作成中!大変ご無沙汰しておりました。あっという間に、私たちが待ち望んだ訪問活動の前日となりました。12月に入ってから、クラウドファンディングにおけるご支援金を銀行口座から引き出して新幹線のチケットや宿泊料金などの支払いを済ませました。生徒たちは、門前高校さんでのプレゼンテーションに向けて必死でスライドを作り、交流会の予定を組み立てています。さらに…とうとう「作品集」が完成しました!!年末のお忙しい中、格安料金で印刷してくださりしかも、最初と最後のページにきれいな緑色の色上質紙を挟み込んで完成させてくださった第一印刷さま本当にありがとうございました!被災地のみなさんにお渡しして見ていただくのがとても楽しみです。あとは、雨の予報100%が、少しでも回復しますように。大雪などには なりませんように…。 もっと見る
石川県立門前高校さんとの打ち合わせを行いました。
2024/11/23 23:58●11月21日(木)、石川県立門前高等学校へ。ご無沙汰しております。「ふくしま⇔のと・めぐるわっかPJ」訪問活動は12月17日(火)、石川県立門前高校の生徒さんとの交流→總持寺通り仮設商店街のみなさんへの作品集贈呈、という内容で決まりました。事前打ち合わせのため、11月20日(水)に金沢市へ宿泊、21日(木)のお昼ごろから、能登方面に向かいました。この日は午前中から雨がぱらつくお天気で、通行中に一時、土砂降りにもなったため、災害復旧中の「のと里山海道」の運転には緊張感がありました。●のと里山海道を通行中。羽咋に入る前なので、スムーズに走れます。事前打ち合わせでは、校長先生、教頭先生にご対応いただきました。門前町の被災状況や、高校で取り組まれた災害対応など、とても丁寧に教えていただき、交流会についても前向きにご検討いただけていることに嬉しくなりました。高校での打ち合わせの後、教頭先生にご案内いただき總持寺通りを歩きながら、町の被災状況や現在までの復旧状況について教えていただきました。●門前高校の校門を出たところから見える、總持寺 祖院●總持寺前の倒れた石塀?がそのままになっています。●門前町庁舎に掲げられた、祝・ドラフト指名の垂れ幕。 門前高校野球部の存在が、門前町に活気を生んでいることを実感しました。總持寺通り仮設商店街にも伺って、生徒同士の交流後、作品集をお渡しするためにお会いすることになっている商店街の代表の方に、ご挨拶することができました。震災後、避難所の運営を取り仕切っていらしたとのことで面倒見のよさそうな、朗らかで笑顔が素敵な方でした。●總持寺通り仮設商店街の店舗(一部)PJオーナー代理の番匠は、東日本大震災の後、仮設住宅へ生徒を連れて訪問していた経験があります。本校の生徒たちにも、被災者のみなさんとたくさんお話ししてほしいと思っています。門前町から金沢市への帰り道は、「時間は少しかかるけれど、のと里山海道より運転しやすいですよ」と教えていただいた国道249号線を通って行きました。倒壊した建造物が目立つ街並みを目にしながらも、途中、赤神漁港付近の景色の美しさに心を奪われました。●夕日と雨●赤神隧道と海岸と虹。副虹も!豊かな自然は、人が生きるために必要な資源や環境を提供してくれていると同時に、地震や大雨など、時には脅威ともなる災害を引き起こします。私たちは、災害の経験を記憶し、記録としても刻み、未来につなげていく必要があります。そのためにも知識を得てよく考え、必要な行動を起こすことを躊躇しないよう、学び続ける義務があると思いました。福島県と石川県の高校生の新たな出会いが、未来を想像する前向きなつながりになればと思います。門前高校、門前町のみなさん、どうもありがとうございました。12月17日(火)が楽しみです。 もっと見る
爺は石川に足を運んだことがありません。とっても良い所ですね。是非行ってみたくなりました。第1の目標達成、次への目標に向かってガンバだね。 頑張れ!そして美大合格に向かってもですよね。爺は楽しみにしてますよ。「夢は無限大」です。 田舎爺より
一つ目の目標達成、おめでとう🎉ございます♪ 次は、現地に行く事ですね! 日々の学習で、大変忙しいとは思いますが、体調に気をつけて次の目標達成してください。応援してます🎶
第1目標達成おめでとうございます。 次の目標ぬ向かって、頑張って頂戴。田舎爺