前回の投稿では、定年退職後にうつにならない為にはどうしたらいいのか?という事についてお話をしました。
本日は、ダンスがメンタルヘルスの改善に効果的であるというお話をしたいと思います。
うつ病になると、憂うつな気分になったり、食欲・睡眠欲・性欲などさまざまな意欲が低下したり、身体的な自覚症状をともなうことが多い。
世界保健機関( WHO )によると、うつ病は世界の成人の5%が発症する一般的にみられるメンタルヘルス不調です。
重度のうつ病になると自殺につながる可能性もあり、効果的な治療法が求められている。
「これまでも、うつ病の人に対して、心理療法や薬物療法と並行して、運動療法が検討されることは多かったのですが、どのような運動をどのように行うと効果的であるか、これまでの研究のレビューや診療ガイドラインでは意見は一致していませんでした」と、スペインのマラガ大学で公衆衛生学や精神医療を研究しているフアン アンヘル ベロン教授は言う。
「今回の研究でうつ病の重症度、年齢や性別、併存疾患の有無などによって、効果的な運動の傾向はみられるものの、ウォーキング・ジョギング・ヨガ・ピラティス・ダンス・太極拳・筋力トレなど、どのような運動であっても、運動・身体活動はうつ病の治療法として、心理療法や薬物療法と並んで効果を期待できることが示されました」としている。
クイーンズランド大学やオーストラリアンカトリック大学などの研究グループは今回、運動療法とうつ病との関連を調べた、1万4,170人の参加者を対象とした218件の研究を解析した。
対象とした研究には認知行動療法や抗うつ薬などによる薬物療法などの確立された治療と並行して、運動療法を行った場合の効果を調べたランダム化比較試験も含まれていた。
運動療法は効果があり、とくにダンスによりうつ病の大幅な改善がみられ、ウォーキングやジョギング、ヨガ、筋トレ、有酸素運動のミックス、太極拳や気功などでも、中程度の改善がみられた。
「今回の調査は、うつ病の診療ガイドラインに中・高強度の運動を習慣として行うことを付け加える必要があることを支持する結果になりました」と、ベロン教授は言う。
「運動に含めて社会的な交流やマインドフルネス、自然とのふれあいなどを組み合せるとよりプラスの効果を得られる可能性があります」と、ベロン教授は指摘している。
※BMJとは・・・イギリスの医療雑誌
精神障がいには色々とありますが、今回は「定年退職うつ」に焦点をあててお話をさせて頂きました。
次回の投稿では、そのまとめをしたいと思います。





