今回のクラファンを実施するきっかけとなったVinh Lapのライチ畑の台風被害の状況について共有させてください。
9/16 (1週間後)
この時点では水がひいていないところの方が多く、根腐れをおこし木が枯れてきています。
ちょうどこの時、フィンラップ村を流れる川が氾濫寸前となり、村人たちはライチ畑どころではなく、自分たちの命を守ることに必死でした。軍隊の人たちも大勢支援に来てくださり、なんとか村全体が浸水するという最悪の事態は防げました。
10/15 (約1か月後)
枯れてしまったライチの木を少しずつ切り倒してひとまず更地にしようとしています。新しいライチを植えるのをやめようと考えている人で、ライチ農家をやめ中国向けに高価で売買できる*ゴカイの養殖を始める人も出始めています。
(*ゴカイとあるのは、食用の水中生物です。中国やベトナムで秋ごろによく食べられ、とてもおいしいらしいです。写真は差し控えます)
10/30 (1.5か月後)
根腐れしたライチの木を撤去し、処分した後の場所です。
ここもライチの木が青々と茂っていた場所なのに、ほとんどなくなってしまいました。
11/8 (約2カ月後)
ダメになったライチの木を処分したところに草が生え、緑が少しよみがえったように”見え”ます。
ほぼ同じ地点での①台風前、②台風直後、➂11/8時点の3つを比較して見てみてください。
①台風前:一面、一定の高さのライチの木で埋め尽くされていました。
②台風直後:ライチの木はまだ残っています。
➂11/8:台風前の風景より、緑の位置が低くなり、地面が見えている部分も多いなと思います。
は抜け状態になっているのがよくわかると思います。
また、もともと肥沃な土地なので、何か植えれば比較的すぐ育つということで、安価なバナナを植えているところもあるようです。入手しやすいバナナの木が増えていました。
ベトナム国内や他の国でもすでにバナナはどこでも手に入りますから、ライチのように高い現金収入につながるかは・・・。
フィンラップ村全体は、約6.5 Km2。
そのうちの半分くらいがライチ畑があった土地です。
被害の本数、敷いては経済的損失はいかほどのものか想像してみてください・・。
みどり一面の”ライチの木”の復活のため、1本でも多くのライチの苗の購入につなげたい。
それが次のGoal設定、継続の原動力となっています。