ついに最後の一日となりました。
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もともと「NEKTON」は、レストランやカフェなどの、遊休スペースをスマートフォンで共有してシェアしようというシステムの構想としてスタートしました。
2011年の震災の経験を経て生まれたアイディアが、2014年4月に具体的な企画イメージとなって具体化し、それが最終的に「NEKTON FUJISAWA」という場となってこの世に生まれ落ちたのが、2015年6月のこと。
そして2018年9月、NEKTON FUJISAWA、NEKTON KITAGUCHIに続き、3店舗目の出店となるNEKTON OFUNAが誕生する予定です。この展開には自分自身が驚いているし、ただこれが時流であり、求められていることなのだと感じます。
ひとつの街にひとつの活動拠点=コワーキングスペースがあると良い。その思いは企画の当初から変わりません。今回の舞台となる「大船」という街は、この湘南エリアでもまだ多くのポテンシャルを秘めた、稀有な街だと思います。
おもしろい街で自然発生的に生まれる、人の動き。
それはまるで生き物のようにうねり、形を変え、ときにイベントや、事業として昇華されていく。
そのために必要なのが、やはり『場』なのだと感じています。
2015年にNEKTONという『場』を用意して、3年間で生まれた多くのポジティブな効果・結果。
ここでの出会いや体験・経験を通して、
川崎と大船と茅ヶ崎と湘南台に、素晴らしい飲食店が生まれました。
湘南台に、コワーキングスペースが生まれました。
新しいデザインが、映像が、音楽が、新しい本が生まれました。
創業した一般社団法人が多くの主婦に雇用を生み出し、
大学受験に成功した高校生がいて、目標だった資格を取得する人が出て、ポートランドから来たアメリカ人夫妻が日本でのミッションを良い形で終えることができて、
そしてついに、結婚をする男女まで。
おおげさかもしれないけれど、
『場』を作ることで、世界にちょっとだけ、違いをつくることができたのだと考えています。そしてそれは、とても光栄なことだとも。
そんな『場』が、大船に生まれる時が近づいています。
そのワクワクする瞬間に立ち会い、そしてできればあなたに、その当事者に。生みの親の一人になってほしいと思う。
新たなNEKTONの誕生に、ぜひあなたの力を貸してください。