目次
1.宮魁道中
2.PROFILE
3.ホノルルフェスティバル
4.スタッフ構成
5.川崎貴則×宮魁道中
6.リターン
7.JTB様より
8.スケジュール
9.最後に
1.宮魁道中
~宮魁道中とは~
宮魁道中とは…栃木県宇都宮市にて小さな着物屋を営むきものHAUSが主催であり、花魁に扮した着物姿約100人がオリオン通り(宇都宮市中心地の商店街)を練り歩く着物町おこしイベントです。
想像してみてください…豪華絢爛な花魁姿100人が街中を練り歩く!花魁1人でも目を引くのに、100人です!
花魁の着物姿で街を埋め尽くし、見るものを魅了する。そして街は活気づく。そんな着物の魅力を発信する新たな形の着物町興しイベントを実施してみたい。この一心で全くのゼロから手探りと勢いで、2018年に何とか第一回宮魁道中を宇都宮の中心地オリオン通りで開催することができました。
今年で5回目の開催を終えました。途中コロナ禍の影響で開催中止を余儀なくされた年もありましたが、2022年に再開を果たし、2023年、2024年も大盛況で幕を閉じました。
着物屋ではありますが、先細りする呉服業界を横目に、販売するという形態だけで良いのだろうか?
着物を販売するというスタンスだけでは、着物の発展には繋がらないのではないだろうか?
そんな葛藤を抱きながら、販売するという形以外に、着物業界に貢献したい!そう思うようになりました。
着物を着るという体験と、着物で街を魅了するということの融合ができないかと考えた結果、たどり着いた答えが花魁道中をモチーフとした宮魁道中でした。
正直なことを言えば、辛い歴史を伴う花魁という存在を取り上げることに怖さもありました。ただ、私がこの宮魁道中を通じて表現したかったことは大きく分けて三つあります。
一つ目は【圧倒的な着物美】この言葉に尽きます。着物に携わる仕事を始めて13年。実家が呉服屋であることを考えれば40年近く着物が身近にありました。そんな私から見ても、花魁という存在以上に完成された造形美を見たことがありません。髪・衣装(着付)・白塗この三位一体となって出来上がる美しさに勝る物はなく、どれか一つ欠けても成り立ちません。つま先から髪の先まですべてが洗礼された『美』を表現している。そんな存在が100人歩く姿を想像してみてください。正に豪華絢爛、圧巻です。
二つ目は【精神の強さ】着物の外見だけが美しくとも、内面が伴わなければ説得力はありません。特に着物は身に纏う者の所作や仕草で、着る人の内面も浮き出ると言われています。辛く苦しい状況下でも強く美しく生きた『花魁』という存在だからこそ、人々はその存在に魅了されるのではないでしょうか。また、この内面の強さこそ、今の時代において、忘れられた日本の誇るべき精神であると私は考えます。立ち姿、歩き姿、振る舞いからその強さを表現しています。
三つ目は【街の華やぎ】着物離れが進む昨今、ある意味で着物を着ているという事が特殊な状況になっているようにも思います。だからこそかもしれませんが、「着物を着ている人に目がいく」という経験はあるのではないでしょうか。憧れという側面や、伝統文化意識、単純に美しさから等、理由は様々ですが、「人々は潜在的に着物を肯定的に捉えている」と私は思っております。着物には街全体を華やかに彩る力があります。その光景を宮魁道中で表現しています。
2.PROFILE
~着物業界の異端児~
改めましてはじめまして。呉服業を生業としており、宮魁道中発起人の荻原貴則と申します。
栃木県宇都宮市で70年続く、最高の着物を扱う老舗「呉服おぎはら」の三代目跡取りであり、上質な絹素材を安価に提供するUSED着物のセレクトショップ「きものHAUS」を経営し、着物イベント会社「一般社団法人宮魁道中」の代表理事を務めております。
代表 荻原貴則
最初は着物に全く興味がありませんでした。
大学卒業後、『社長になりたい』という漠然とした野心を持ちつつ、やりたいことが見い出だせていないときに、「ひとまず着物の勉強でもしてみたら?」という母(二代目)からの後押しもあり、きもの和楽市という銀座や伊豆、大宮に店舗を構えるUSED着物を扱う着物屋で3年半修行をしました。
北は青森から南は福岡まで年間約300件の着物の買取、年に約20本あるデパート催事の出店、店舗のマネージメント、年間1万点以上の着物や帯の仕入れ、仕分け、値段付けなど、全てを経験でき、戦前のアンティーク着物から現代の作家物まで、ありとあらゆる着物に触れてきました。
2015年に宇都宮に戻り、USEDの着物を活用して事業を立ち上げようと思い、起業。修業先にて繋いでいただいた人脈とこれまでの経験から仕入れができ、買取、販売の「きものHAUS」をOPENしました。
順調に事業を展開しましたが、2年経った時にふと思いました。
「このまま着物を販売するだけで良いのだろうか?」
衰退する呉服産業。跡取りのいない職人たち。呉服業界の生末は先細りが見えています。どうにかしないといけない。その時思いました。
『着物の魅力を発信できる何かをしなければならない』
そんな使命感を感じつつ、【宮魁道中】を2018年に立ち上げ、過去5回開催することができました。
そして、これはいずれ世界へ発信していかなければならない。そう思った矢先、JTB社からお話を頂き、宇都宮の地域から世界へ着物の輪を広げていく決心をしました。
3.ホノルルフェスティバル
~宮魁道中化×ホノルルフェスティバル=夢の一歩~
着物の魅力を世界へ発信することは【宮魁道中】を世界で実現することである!
そんな、我々の想いに強く賛同下さったJTB社全面協力の元、2025年3月7日よりハワイで行われる【ホノルルフェスティバル】に宮魁道中は参加を決めました。
参加を決めた理由は、宮魁道中の着物美をホノルルフェスティバルで発信することは、日本の誇りや曳いては着物の価値を一層高めることに繋がると思えたからです。このイベントは各国の多様な文化を発信し、受け入れ、理解することを目的とした、30年続く来場者数約12万人の特大イベントです。100以上のブースを設け、各国の文化を発信し、理解を深めると共に、ステージパフォーマンスもあり、更に大観衆の中、ワイキキビーチ沿いでパレードを行います。
着物は世界中を見てもこれだけの上質な絹素材を使用した上に、緻密で細かい職人の技術が織まれた染織、そして着る人間の立ち振る舞う奥ゆかしい美意識は他にありません。素材、染織、所作のどこをとっても着物は間違いなく世界一の装いです。
10年ほど前に、ブルガリアに旅行をした際に、現地の方何名かに「日本はどんな印象ですか?」と聞いた際、『よくわからない』という回答がほとんどでした。
翌日、私は着物を着てブルガリアの町中を散策していると、行く人行く人に『KIMONO』と言われ、握手を求められたり、話しかけられ、気が付くと私と写真を撮りたい方々で行列ができていました。
日本人の印象は分からないのに、『KIMONO』は知っている。私はこの時に初めて、世界から見た『KIMONO』の影響力を痛感しました。
これだけ素晴らしい着物文化があり、世界で『KIMONO』は知られていながらも、日の目を見ていない。実際に触れる機会がない。このもどかしさを感じるとともに、追い打ちをかけるように、着物を作る職人の担い手がおらず、衰退の一途を辿ってしまっている。このままいくと着物がなくなってしまう。
つまり、「今」動くしかないんです!!!
着物の奥深さを知れば知るほど、先人たちの心を現代、未来、そして日本から世界へ発信していく必要があると感じております。
この宝物のような着物を着る見る触れるという経験を、世界中の方々に体感していただき、着物の素晴らしさを発信することが私の夢です。
4.宮魁道中スタッフ
~宮魁道中スタッフは総勢100名~
華やかな宮魁道中を行う上でも陰ながら活躍する本当に必要なスタッフが多数存在します。宮魁道中は着付け師やヘアメイク師、実行委員、学生ボランティアスタッフを含めると総勢100名を超える組織になります。
その中でも、花魁の着付けヘアメイクは特殊な技術で、一般の方では行うことは難しいです。花魁はこのヘア・メイク・着物・着付けのすべてがバランスよく成り立った美しい総合芸術です。何かが欠けても成り立ちません。この技術と文化を発信するには宮魁道中のスタッフを世界へ連れていくことでしか実現が叶いません。
・高度な技術が必要な花魁着付けができる着付け師3名
・伝統的な古典な和装ヘアを基礎から学んだプロのヘアメイク師3名
・花魁の化粧を研究し「美」を入魂するメークアップアーティスト3名
・ビジュアルと立ち振る舞いも含め、花魁を再現させられるモデル1名
・花魁は高下駄を履くため一人では歩けず歩く際に肩を貸す者1名
・花魁のための傘持ち1名
・花魁を先導して和楽器を奏でる奏者3名
・我々の理念や考えをしっかり伝えてくださる通訳1名
技術も含めて伝統文化!
ホノルルフェスティバルで素晴らしい着物の世界観を作り上げる上で、これだけのスタッフが必要です。スタッフの交通費も含め、ご支援のほど何卒よろしくお願い致します。
2025宮魁道中着付けヘアメイクスタッフ
2024第4回宮魁道中ポスター
5.川崎貴則×宮魁道中
川崎貴則…世界で活躍する筆文字アーティストであり、【宮魁道中】のロゴは書家 川崎貴則氏に書いて頂きました。有名アーティストやスポーツ選手を手掛けております。個性的で素敵な感性を持たれており、心惹かれる書を書かれている川崎氏の作品もぜひご覧ください。https://www.instagram.com/takanorikawasaki.sou/
書:川崎貴則 ロゴ:きものHAUS
6.リターン
7.JTB様より
私たちは、宮魁道中が持つ「人を魅了する力」「街を賑わせる力」「伝統文化を繋いでいく力」とそれに携わる方々の熱意に共感し、本プロジェクトを共に進めています。
宮魁道中が宇都宮と世界を繋ぐ架け橋になる第一歩として、本プロジェクトの成功を全力でサポートいたします!
8.スケジュール
2024年11月26日 クラファン開始
2024年12月29日 クラファン終了
2025年 1月30日 リターン発送
2025年 3月 7日ホノルルフェスティバル開催
9.最後に
本当に様々な方々に支えられて宮魁道中は成り立っております。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。
着物は日本の国旗を纏っていると言われています。
この日本の素晴らしい着物文化を世界へ発信し続けるため、
皆様のお力添えをどうかよろしくお願い申し上げます!!!
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