みなさん、こんにちは!
クラウドファンディングも中盤に差し掛かりました。
これまで多くの方にご支援いただき、誠にありがとうございます<(_ _)>
さて、今回の活動報告はプルーンはどうやって生産されているかについてお話しします。
年間を通じて、①剪定②摘果③薬剤、肥料散布④収穫⑤選別といったお仕事があります。
まず①に剪定ですが、冬はより美味しいプルーンをつくるために剪定と呼ばれる木の枝を切って、樹木全体の栄養バランスを整える作業を行います。この剪定で1年間の出来の大半が決まるといってもいいでしょう。剪定が悪いと日の当たりが悪くなり、光合成効率が悪くなって栄養がうまく作れなくなったり、作業性が悪くなり、生産コストが上がったりするので非常に重要な作業になります。
②摘果作業はこちらは花が咲いたところに実を付けるのですが、そのまま放置してしまうと非常に多くのプルーンがなって、1玉当たりの栄養が分散され、小玉になったり栄養価が低くなったりします。余市では6月から8月にかけて行う作業で、より大きく、美味しく食べ応えのあるプルーンにするためには必須の作業となります。
③の薬剤、肥料散布ですが、当園では北海道で推奨しているYesクリーンという基準に準拠した薬剤の剪定をしており、極力農薬の使用を少なくできるように工夫をして栽培しています。また肥料については、毎年土壌分析を行い、土の様子を見ながら肥料を使うかどうかを考えており、ここ数年は土壌の栄養分が豊富にあるため肥料散布は行っていません。土壌成分が過剰にあっても木が枯れたり、病気になったりすることもあるので、人間と同じでどんなものでも用量用法、適度な摂取がよりよいプルーン生産には必要となります。
④収穫作業ですが、当園は近年では8月上旬から9月末まで、13品種のプルーンを品種ごとの旬の時期に収穫しています。品種によって、収穫タイミングが異なるので、1番美味しい時期を見極めて収穫をします。収穫が早すぎると糖度が低く、酸度と渋みが強くなるので、酸味と甘みのバランスの見極めも重要であるといえます。
そして最後に⑤の選別作業です。こちらは収穫したものを選別するのですが、出荷先によっては需要が異なるため、完熟のもの、完熟手前の日持ちのするもの、加工用のもの等、ニーズに合わせた選別を行い出荷しています。
どの作業も美味しいプルーンづくりには欠かせない作業です。しかしこれらの作業をしっかりしていても台風や大雨、猛暑など気象状況やヒグマやシカ、アライグマ、野鳥等の獣害によって、プルーンが割れたり、食べられたりして、1年間の作業が水の泡になることもあります。
様々な苦労はありますが、より多くの人々へ美味しいプルーンを届けるために頑張っていきたいと思います!





