長年の友人であり、言語療法士として、子どもの、家族の伴走者として「すぺーすゆう」を運営している浅尾規子さんが「ハナレ」のことを通信とブログに、書いてくださいました。
ありがとうございます。
ブログ http://spaceyuunoriko.blog.fc2.com/blog-entry-692.html
HP http://spaceyuunoriko.web.fc2.com/
“スペースゆう” を始める前のこと…
公の機関で 同様の仕事をしていた頃のこと…
世田谷でいろんな子どもたちと共に勉強する場“寺子屋”
を運営している友人が主宰する親の会に参加しました
“スペースゆう” 親の会の前身でした
その友人が
東日本大震災を期に有機農業の道に進んだ夫と共に
長野県佐久穂町移り住み
寺子屋佐久穂町教室を開設しました
そして
「佐久穂の子ども達と 東京の子ども達と
自然の中で勉強合宿をしたり農業体験をしたり…
いろんな“ハナレ”体験を通して成長してほしい!」
と 寺子屋「ハナレ」が完成しました
“ハナレ”建設にこぎつけたものの
トイレまでは行きつかなくて…
ただいま クラウドファンディング プロジェクト実施中です
トイレはまだないけれど…
東京発佐久穂行…
寺子屋夏のキャンプが実施されたそうです
2泊3日の農業体験と大自然体験
まさに人生たくさんのハナレな体験を通しての感じあい
初めて出会った子どもたち
いろんな分野の大人たちの協力…
いつもの自分からハナレて
さらに何者かである自分からもハナレて
先入観なくして 相手を場を感じあう
みんなが自分のできることを出し合い
それぞれの持つ力や温かさの行き来…
ブログのキャンプ記を読ませていただき
まさしく“ハナレ”での“ハナレ”を通しての体験!
そんなことを感じました
“ハナレ”な体験…
本当は
みんな
いろんな後付けの『私』からハナレた
そのままの存在
何者でもない産まれた時のまんまの
『私』と意識さえしていないそのまんま存在
でも いつも どこにいても
後付けでできあがった私が 『私』を演じています
後付けでできあがった『私』同士が
関わりの関係性の元に生きています
親と子 男と女 先生と生徒 上司と部下…
でもね…
その関係性以前に 人間と人間
後付けの私からハナレると…
例えば「私の子ども」の前に一個の人間
「子どもの親」である前に一個の人間
何者でもないそのまんまの自分が そのまんまの相手と関わる
本来はそうなのでしょうが
後付けの『私』は
相手のことも 先入観からくる関係性の中からみてしまいます
相手を役割としてみたり
損得勘定の元みたりして
上乗せした役割を無意識に演じ合って
かかわりがあるような気がします
表面上のかかわりからは
そのまんまの存在である私は隠れてしまっています
後付けの『私』で生きるとしんどいです
「べきねば」と固められて深刻に陥りがちです
何者でもないそのまんまの存在の私でくつろいで…
後付けの『私』からハナレて一緒に何かを創造する…
本当の豊かさは “ハナレ”な体験から…