残り13日 toRmansion歴史を紐解く②光と闇の魔法の誕生秘話
「The Wonderful Parade」「にんぎょひめ」に代表される光と闇の魔法。私達がこの魔法を使えるようになったのはなぜか。
それは、『上演できる機会があるなら、やってみたいことは大変でもやってみよう。その先に笑顔に会えるかもしれない』←この気持ちのおかげ。笑
世界三大演劇祭の一つ、アビニョン演劇祭は毎年7月最終日まで開催。でも最終週末を過ぎた平日は、観客も減り、多くのカンパニーは最終日を待たずして帰国。
私達が最後まで公演を続けた事は言わずもがな。最終日の観客は30人くらい。予想を下回る少ない人数。。
しかし!その30人の中に、南米にあるフランス領ギアナのプロデューサーが!私達の作品を大変気に入ってくれて、フランス領ギアナのフェスに招聘して下さいました!
そして、初の南米。フランス領ギアナで日本人のショーが行われること自体超絶珍しかったらしく、ギアナの観客は、私達も面白くなるくらい気に入ってくれました。 ※その公演の様子は返礼品「マジカルミステリーツアー」でお楽しみください。(フランス語で演技をする夏世ちゃんとデビちゃん。めちゃ面白いですので是非観てほしい!言葉がわからなくても楽しめます!!)
そのフェスで出会ったのが照明家のパスカル氏。彼のワークショップ発表会をみて度肝をぬかれました。
倉庫のような空間。ゆっくりと照明が暗くなってゆく。4メートル先の距離で、物が独りでに動き出し、突然消えたり現れたり。身体がバラバラに見えたり。
「どういうこと!!??」
「6つしか照明機材ないのに!?」
「こんなの日本で観たことない!!」
「日本のお客さんにもこんな面白いことが舞台でできるんだよ!ってことを観せたい!!」
終わって即パスカル氏に声をかけ、日本に招き、その手法を教えていただきました。
その共同創作作品が
「The Wonderful Parade」
これは世田谷区芸術アワード舞台芸術部門を受賞し、世田谷パブリックシアターのお隣シアタートラムでの上演に繋がりました。※返礼品に動画あり
パスカル氏が帰った後、生まれたのが
「にんぎょひめ」
童話とこの光と闇の魔法は、本当に相性がよく、素晴らしい脚本とパフォーマー達により、おもしろ美しい作品になり、今もいろんな劇場にお声かけいただくロングセラーになりました。
特に「にんぎょひめ」が泡になるシーンは必見!これが現実で、目の前でみれるなんて、本当にびっくり!
まだご覧いただいてない方は是非!※返礼品に動画あり
あの時アビニョンで最終日まで公演していなかったら、この作品達は生まれなかった。
そして、フランス領ギアナでパスカルの発表会をたまたま観たから、生まれた。
それって、まさに、奇跡!