こんにちは。Ikuhartのアーティストインレジデンス担当の竹内です。アーティストインレジデンスは今年の9月から本格的にオープンしましたが、チームの皆さんでどんなことをやってきたか少しお話ししたいと思います。
今回はアーティストの人が生活する住居部分の建物整備のお話しをしたいと思います。
建物は10年くらい空き家になっていましたが、今のオーナーの方がこまめにメンテナンスをしてくださっていたので、知り合いの建築士の人に見てもらったところ構造的には問題のない状態でした。それでも設備的なところはあちこち手直しが必要で、クーラー4台交換、給湯用電気ボイラー修理、2階の水道に水がでるように調整、台所の蛇口の調整などがありました。またアーティストの人が生活できるように洗濯機を運び入れそれ用のピンチやかごなどの購入、冷蔵庫交換、ベット2台運びいれ、毛布、ふとん、ふとんカバーの調達等々です。セキュリティも考え、鍵は電子式の鍵を購入し暗証番号やスマホを使って入れるようにし、各部屋用の鍵も取り付けました。
その他、トイレ用品、風呂用品、台所用品の調達、そして虫が多いためごきぶりホイホイから蚊除けスプレー、ムカデスプレーなどありとあらゆる虫対策グッズをいれました。(それでも夜中に大きなクモがでてアーティストの人が大騒ぎになったそうです。)その他火災報知器の取り付け、緊急用グッズ、ヘルメット、消火スプレーの購入、などレジデンスとしての体裁を整えるため様々な備品を準備しました。きれいに使っていたとはいえ、10年の間に経年劣化してきていたので、お掃除も念入りにしました。
外国人アーティスト用の募集案内、道案内、セキュリティ対策マニュアルを作成し、ネイティブチェックもしてもらいようやく一人目のアーティストをお迎えできるようになりました。
水没?寸前だった牛小屋整備のお話しは次回にしたいと思います。