私たち「IKUHART企画」は、兵庫県の淡路島育波にアートを通じて地域と世界をつなげるプロジェクトを進めています。皆さんはアートがどのように地域や人々とつながり、新しい価値を生み出すかご存じでしょうか?
現在、日本各地で行われるアートフェスティバルは観光や集客目的に重点を置きすぎていますが、IKUHARTはその枠組みを超え、アーティストの創造活動を真に支援する新たな場を提供することを目指しています。
しかしながら、まだまだ整備が必要な部分が多く、今回、クラウドファンディングを通じて皆さまのご支援をお願いすることにしました。
プロジェクト概要
- ・プロジェクト : IKUHART Art Vision
- ~ オルタナティブアートスペースの創出と拡充 ~
- ・実施主体 : 一般社団法人IKUHART企画
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・代表者 : 彫刻家 JUN TAMBA
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・プロジェクト目: 淡路島育波に位置するアートスペース「IKUHART STUDIO」を、アーティストが集い制作と交流を行う場としてさらに充実させ、持続可能なアートコミュニティを構築する。
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・プロジェクト目: 淡路島育波に位置するアートスペース「IKUHART STUDIO」を、アーティストが集い制作と交流を行う場としてさらに充実させ、持続可能なアートコミュニティを構築する。
プロジェクト立ち上げの背景
「商業主義に代わる創造の場」を!
彫刻家カール・プラントルの提唱した「商業主義からの脱却」を目指し、IKUHARTはアーティストと市民が協力して創造力を引き出し、共に表現し合うことを大切にしています。
兵庫県淡路島の育波という、美しい自然と(弥生時代のものとされる)鉄加工遺跡「五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡」という歴史的背景を持つ地に、2020年スタジオを設立。アートに関心を持つ若者やアーティストたちと共に地域の文化や自然と結びついたアートプロジェクトを進めてきました。今後さらに、国内外のアーティストとの国際的な交流を進め、地域とアートの新しい形を模索していきます。
これまでの歩み ①
◉ 鉄工所を借り受け、スタジオに
主を失って使われないままとなっていた工場の鍛冶作業場を再生しスタジオに整備しました。2000年5月のワークショップ(神戸文化祭)では、芸大で彫刻を学ぶ学生ら約100名が参加し廃材を使ってペーパーナイフを制作しました。
これまでの歩み ②
◉ アトリエ整備の開始
鉄のスタジオの近くにある古民家のもともと牛小屋だった建物を、地域の協力者と共に改装し、アート制作の拠点となるアトリエとして使用できるよう、整備を開始しました。
これまでの歩み ③
◉ アーティスト・イン・レジデンスプログラムの開始
2024年9月にはオーストリアからアーティストを招き3週間の滞在と制作、作品発表(アーティスト・トーク)を開催しました。
これまでの歩み ④
◉ 国際交流
2024年10月には1ヶ月間、韓国から2名のアーティストが滞在制作活動を行いました。
11月には五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡公園での作品展示とシンポジウムを開催しました。
(*当支援募集が目標額に達しない場合でも、作品展示・シンポジウムは開催)
プロジェクトの内容
◉1. アーティスト・イン・レジデンス(滞在制作事業)
9月には、オーストリアからアーティストを招いて、アーティスト・イン・レジデンスの第1号プロジェクトを成功させることができました。さらに、10月は韓国から立体造形作家2名を招き、1か月間滞在して制作活動を行いました。その成果は地域の五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡公園で展示され、地域住民や来訪者に公開。今後もこの様な国際交流を通じて、IKUHARTはアーティスト同士のつながりを深め、地域と世界の文化交流を促進します。
◉2. 多様な制作活動に対応するスタジオ整備
IKUHARTは鉄の彫刻や金属工芸、木工、陶芸を中心にしたスタジオを充実させ、さらに絵画や版画などの表現にも対応できる多様な制作環境を整備します。アーティストが自由に制作に没頭できるよう、ハードワークから繊細な表現まで、 制作に必要な機材や照明設備の導入し幅広く対応する施設を目指します。
2025年には、すでに複数のアーティストから問い合わせいただいており環境整備が急務の課題です。
◉3. 滞在宿舎の整備
近隣の古民家を借り上げ、アーティストの滞在施設として改修しています。これにより、長期滞在するアーティストが安心して生活・制作できる環境を提供します。地域との交流も促進し、滞在中に地元住民とのコミュニケーションを深める機会も創出します。
◉4. アーティスト支援
若手アーティストの滞在や制作活動を支援して参ります。
資金の使い道
今回のクラウドファンディングで集めた資金は、
以下の目的に使わせていただきます。
◉1 アトリエの設備拡充 :絵画や立体造形など多様な制作活動に対応できる環境整備。
◉2 宿泊施設の整備 :アーティストや訪問者が長期滞在できる宿舎の整備。
◉3 設備の改善 :制作に必要な機材や照明設備の導入。
◉4 アーティスト支援 :若手アーティストが滞在制作を行う際の支援費用。
リターンについて
支援額にかかわらずご支援者全員の方に
・IKUHART Project 2024 活動記録冊子 支援者名(ニックネーム)入
・今後の企画イベントのお知らせメールをお送りします。・お礼のメール
・IKUHART Project 2024 活動記録冊子 支援者名(ニックネーム)入
・今後の企画イベントのお知らせメールをお送りします。
◉会員証缶バッジ 支援者名(ニックネーム) (実際にお届けするバッジデザインは変わります)
◉5.6オンス ビッグシルエットTシャツ
下記のくすみカラー5色・寸法一覧の4サイズからお選びください。
実物の色味は画面上とは異なる場合があります。
素材:綿 100%、生産国:中国
◉1 ¥10,000の支援
・IKUHARTロゴ入り特製Tシャツ
◉2 ¥30,000の支援
・IKUHARTロゴ入り特製Tシャツ
・スタジオ現地見学ご案内
◉3 ¥50,000の支援
・IKUHARTロゴ入り特製Tシャツ
・スタジオ現地見学のご案内
・「UMAYADO STUDIOオープニングエキシビション」(2025年4月中旬予定)レセプションご招待
※会場までの交通費や滞在費は、ご自身で負担を願います。
スケジュール
・2024年11月1日〜30日: 韓国作家展覧会(五斗長垣内遺跡公園)
・2024年11月2日 : 日韓交流シンポジウム
・2024年11月24日 : 古代史研究会
・2024年12月〜2月 : アトリエ整備、記録冊子編纂
・2025年3月 : 記録誌発送
・2025年4月 : 「UMAYADO STUDIOオープニングエキシビション」(出展者:IKUHARTメンバー 他)
最後に
私たちIKUHART企画は、地域と世界をつなぐ新しいアートの形を追求し続けます。商業主義にとらわれない純粋な創造の場を目指し、アーティストと市民がともに創造する未来に向けて、皆さまのご支援をお願い申し上げます。
このプロジェクトの成功には、皆さまのご支援が欠かせません。どうか、この新しい挑戦にご協力いただき、私たちと一緒にアートの可能性を広げていくお手伝いをお願いします。
皆様のご支援が、若手アーティストの未来を開き、地域に根差した持続可能なアート活動を実現する力となります。ぜひ、IKUHARTプロジェクトの成功にご協力をお願いいたします。
一般社団法人IKUHART企画
公式HP :ikuhart-kikaku.jimdosite.com
FB :facebook.com/IKUHARTKIKAKU
代表: JUN TAMBA (彫刻家)
最新の活動報告
もっと見る元牛小屋(UMAYADO Studio)で生まれたアート作品
2024/11/21 14:04こんにちは IKUHART企画 レジデンス担当の竹内です。前回書かせていただいた水没馬小屋を再生したスタジオでどのような作品が生み出されたかをご報告したいと思います。オーストリアから韓国経由で日本に来たタニアは(韓国のアート展でキュレーターをしておられたらしいです)レジデンス滞在2日目に画材を買いに神戸のユザワヤへ。そこで墨やうちわなど日本ならではの沢山のツールを購入。(漆売ってないかと言われましたが、さすがにユザワヤにはないので、、)その後制作にかかるのかと思っていたらできたばかりのUMAYADO スタジオにこもることなく、淡路の中を見学したり篠山や東京、金沢へ出かけ様々な人と交流しておられました。おまわりさんとも仲良くなりました!淡路の名工!宮大工の江戸さんにも色々レクチャーしていただきました。淡路で生活するうちにずっとひっかかっていることがあると繰り返し言われたのが、”捨てられた瓦”です。私達なら目にもとめない程度の瓦でしたが、彼女の中ではとても大切な存在だったようです。このまま作品を作らないで帰っていくのか?と思われた滞在最後の方になって突然彼女は制作活動につながる行動をはじめられました。泳ぐはずで行ったビーチや道端で瓦のかけらを拾い、それを作品にする構想をスケッチしましたが、制作はIKUHARTのメンバーに丸投げし(笑)しばらく旅に、、、旅から帰ったタニアは滞在最終日前日のアーティストトークに向けてUMAYADO Studioにこもり猛然と作品を作りはじめました。そしてアーティストトーク当日気が付けばスタジオいっぱいの作品が飾られていました。彼女によれば「”ちゃっちゃっ”と作っているみたいだけど、そこまでくるには何十年もの修練があってこそよ!」とのことでした。日本での沢山の経験と沢山の人との交流の集大成をUMYADO Studioの空間がうまく導きだし作品を完成に導いてくれたのだと思いました。アーティストトークはUMAYADO Studioで行われ、沢山のお客さんが来られとても楽しい時を過ごしました。そして彼女が構想した瓦の作品は、今レジデンスの玄関に飾られここに滞在されるアーティスト達を迎えています。 もっと見る
水没牛小屋 「我々はここをスタジオにする!」
2024/11/15 19:28Ikuhart レジデンスの横にかつて牛小屋として使われていた建物がありました。長年放置されていたため、カバーの写真のような状態で、雨が降ると水がどこからともなく入りこみ、床が水浸しになっていました。この小屋になにか可能性を感じたIkuhart の代表理事のJun Tambaは「ここをスタジオにする!」と宣言しました。まずは水の流入を止め、排水をスムーズにするために真夏の炎天下、沢山のメンバーで敷地内の溝の土をさらいました。その後、小屋を片付け、ゴミを撤去しボランティアの学生さんにも手伝ってもらいながら、高圧洗浄機で何度も汚れを落としていきましたその後床を貼ることも検討されましたが、Jun Tambaは「この牛小屋の時の痕跡を残すことがアーティストのイメージの幅を広げる!」と床はそのままで上からペイントすることになりました。床のペイントは酷暑の中、総勢10人近くで行われました。更に電気工事をしてライトをつけてもらい、椅子とテーブルを入れ、ようやくアーティストが利用できる最低限のスタジオになりましたしかし、真夏の蚊の襲撃に悩まされたアーティストは自分で蚊除けの網を設置今後はアーティストが外部の環境に左右されず作品づくりに集中できるように、網戸の設置、壁土の補修、サッシの導入、二階の整備、外部にデッキを設置、水道工事、など様々な工事が必要になってきます。皆様のサポートをお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。次回はこのスタジオで産み出された作品のお話しをする予定です。 もっと見る
嵐
2024/11/12 14:41プロカメラマン、山口順ニさんに撮っていただいた韓国人アーティストの作品です。カメラマンの鋭い感性で嵐の中の作品を叙情的に切り取り、作品の魅力を余すところなく私達に伝えてくれます。現地で作品をご覧になる際はこのビデオもあわせてご覧ください。 もっと見る
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