こんにちは、合同会社アリクイのビール事業「CHARLES BREWING(チャールズブルーイング)」のクラウドファンディングに興味をお持ちいただきありがとうございます!
ロゴマークは廿日市市宮島にある世界遺産、厳島神社にまつわる2羽のカラス伝説とビールの麦をグラフィック化したものです。(MM, Inc.デザイナーの菅谷くん、素晴らしいロゴをありがとう!)
ブランドカラーはネイビー×ピンクで、ワイン業界に長く身を置いてきた人間が集まった会社であることから着想し、「葡萄」からイメージしました。ソムリエ3人、料理人1人で構成される小さな企業が柑橘王国の広島で挑むクラフトビールの可能性、コンセプトは音楽のように日常を彩る「喉を潤すBGM」。ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。
<メンバーno.1 中村遼>
CHARLES BREWING醸造責任者。東京都出身。タテルヨシノ、ロオジエ、フロリレージュなどの星付きフランス料理店でサービスやマネージャーを経験した元ソムリエ。食事をより楽しい時間になることを追求していくなかで、素材一つから美味しく華やかな料理を生み出すシェフや想いのこもったワインを造るワイナリーに影響を受ける。自らがつくるもので多くの人に喜んでもらいたいという想いが高まり、シチュエーションを選ばず、素材に制限のない自由な発想から生まれるビールに魅せられ、ブルワーにキャリアチェンジ。代々木にあるY.Y.G. BREWERYにて醸造を学び、醸造責任者を経て独立を決意。自然と素材を求めて2023年に広島に移住し、合同会社アリクイのもと自身のブランドCHARLES BREWINGをスタート。広島市内はじめ数カ所のブルワリーで委託醸造中。毎月のリリースは好評を得て完売している。
<メンバーno.2 藤井千秋>
合同会社アリクイ創業者兼代表。広島県廿日市市出身。ジャズピアニストを目指し上京したはずが、南青山レストランフォレストに勤務したことでワインに目覚める。赤坂セレブールグループにてマネージャー職を経て、ワインショップフジマルに入社。業務卸営業・星付きレストランのワインコンサルタントとして勤務する傍ら、2019年にUターンし、生まれ育った廿日市市で合同会社アリクイを創業する。醸造責任者の中村とは旧知の仲で、広島に呼び寄せた張本人。CHARLESビールのネーミングと営業を担当している。
<メンバーno.3 ドグエンチラン>
合同会社アリクイ共同創業者。東京都品川区出身。ベトナム戦争の難民として来日した両親を持つ移民二世だが、中身も見た目もほぼ日本人。ベトナム語でコミュニケーションはとれるが読み書きは壊滅的で、最近は広島弁が心地よくなっている。高校在学時に白金台ステラートでアルバイトしたことがきっかけで料理人を志す。育児と料理人の仕事を両立するため、また生産者に近い地を求めて2019年に広島移住し、2020年9月「CHILAN」オープン。CHARLESビールのラベルデザインなどアートディレクションを担当している。
<メンバーno.4 川崎健太>
3人の会社に突如現れた4人目の使徒。広島県広島市出身。広島市内にある合同会社アリクイ経営のワインバーRAY店主。歴史マニアかつ地理オタクを武器にソムリエ協会広島支部長を務め、主宰するセミナーはマニアックすぎると好評?を得ている。アパレル出身のソムリエという異色の経歴によるおしゃれ番長、かつ持ち前の陽気なキャラクターと人たらし気質をもってしてムードメーカー的な存在。休日はフットサルと草野球に没頭するスポーツマン。CHARLESビールはチェイサーとして飲みつつ営業を一部担当している。
■CHARLES BREWINGの目指すもの
BGMのような、
日常を彩るビールが造りたい。
ほんの少し、日常を豊かにするものが作りたい。
目立ちたいわけでも、派手なものが造りたいわけでもありません。ただ毎日飲んでも飲み飽きない、また飲みたくなる、日々の疲れを軽減してくれる、日常の名脇役になるようなビールが造りたいです。
なぜ広島なのか。
代表・藤井と、共同創業者であるチランとは青山にあったフロリレージュ(現在麻布台ヒルズに移転)のマネージャー時代から10年来の仲で、よくお互いのセラーを漁り合っては飲み明かす仲でした。ソムリエを辞めて少し業界が離れても繋がりは途切れず、独立を意識するタイミングで「広島で一緒にやろう」と声を掛けてもらい、より自然と生産者に近い環境を求めていて2023年秋に移住し今に至ります。
ありがたいことに広島はビールと相性のよい多種多様な柑橘が、レモンに限らず年中なにかしら手に入る贅沢な環境です。すでにレモン・紅甘夏・ベルガモットなどのビールを造り好評いただいておりますが、まだまだ使ってみたい食材に溢れる魅力的な場所です。
そしてビールの魅力はその自由度にあります。長くワイン業界に身を置くメンバーたちで構成される弊社のコネクションを使い、繋がりある日本を代表するワイナリーの葡萄の搾りかすをもらうことで、ワインのように品種個性を活かした葡萄ビール(フルーツサワー)をリリースしていきます。2023年ヴィンテージは首都圏をメインに、北海道から沖縄まで全国各地のレストランやワインバーでも取り扱いいただきました。2024年ヴィンテージはバリエーションを増やすべく、3社のワイナリーにご協力いただく予定です。
ネーミングはビールの特徴から連想した音楽にちなんだものになっています。それぞれが誰かの日常の、お気に入りのBGMになりますように。
CHARLES BREWING 醸造責任者 中村遼
<CHARLES BEER Playlist>
CHARLES BREWINGは中村のブランドとして2023年に立ち上げ、この1年の間に10種類以上のビールをリリースしています。まだ自社工場がないため信頼する複数のブルワリー委託醸造中ではありますが、中村がレシピを考案し、仕込みに向かい、自ら缶詰めをしてCHARLESらしさを追求してきました。
ここでCHARLES BREWINGのご紹介として、これまでのプレイリスト(ポートファリオ)を順に振り返ってみます。この1年はCHARLESらしさと方向性の追求、また市場におけるマーケティング的な意味も含めて実験的に造ってきました。リリースは1〜2カ月ですべて完売していますが、その中でも特に人気のあったものはCHARLESのスタンダードラインとして、今後定番プレイリストにしていきます。音楽好きな方はネーミングがどこから来たのか、ぜひ予想しながら読んでみてください!
◎White Room ホワイトルーム
設立当初から大変お世話になっている広島TAROS BREWINGとのコラボビールであり、CHARLESとしても初リリースビール。オーツ麦を大量に加えシルキーな口当たり、キーホップにしたLuminosaの華やかな柑橘と桃やマンゴーのアロマ、さらに高温発酵させることでフルーティさを強調したOats Cream Hazy IPAスタイル。ビールを仲間と楽しく飲んでいるラベルアートは返礼品のロンTに採用しました。
ネーミング由来:白い(ホワイト)小麦を使ったことと、スタイル名に着想を得てEric Claptonが所属していたイギリスのロックバンドCreamの曲名から。
◎NORACHAR Ale のらちゃーエール 5.5%
今や国内外に絶大な人気を誇り、生産者としても飲み手としても尊敬してやまない北海道北斗市のワイナリー農楽蔵さんからいただいた「ヤマソーヴィニョン種」の搾りかすを使用したフルーツサワーエール。葡萄品種ごとのカラーを表現した葡萄シリーズ第一弾。ジュースを取り終えたされた葡萄の搾りかすでさえ、目が覚めるような強烈な香りと、畑やワインと同様の生命力を含んでおり、それらを残さずビールに移していきました。
ネーミング由来:農楽蔵(のらくら)+CHARLES(チャールズ)=のらちゃー。葡萄シリーズはシンプルなネーミング。
◎After the Rain アフターザレイン 4.0%
アルコール4%と低めでありながら、爆発的なホップのアロマとオーツや小麦によるなめらかなテクスチャーがアルコールの低さを感じさせず、すいすい飲み進められる心地よさに仕上げました。仕様したホップはNelson Sauvin、El Dorado、Mosaicの3種類。パッションフルーツ、アプリコット、青りんご、マスカットのような香りが程よい苦味とバランスよく調和しています。
ネーミング由来:使用したホップNelsonから着想し、ニュージランドの兄弟バンド「Nelson」の曲名から。雨上がりの太陽のようなイメージを重ねて。
◎Rock this Town ロックディスタウン 5.5%
広島県大崎上島にて柑橘系猫農園さんがつくる自然栽培レモンを使ったLemony Saisonスタイル。重機器の入れない急勾配で太陽をたっぷり浴びて育ったレモンを丸ごとふんだんに使用し、皮や果肉をそのまま感じられる、まさに大人のレモネードという仕上がりに。生産体制を整えてスタンダードラインに加えたいひとつ。ラベルアートのモデルは柑橘系猫農園さんが畑のまわりで保護し育てる5匹の元迷い猫たち。
ネーミング由来:柑橘系猫農園の猫から着想し、アメリカのロカビリーバンドStray Catsの曲名から。
◎Robinson ロビンソン 6.0%
American IPAがもつボディ感と柑橘系の香りはそのままに、より飲み心地をよくするために2種類の酵母を使用することで複雑なニュアンスとシャープなキレを出し、飲み疲れないように設計したDual IPAスタイル。オレンジに、軽くパイナップルとパッションフルーツのニュアンス。CHARLESとしてはアルコール6%と少し高めですが、根強いファンのいる一本。BEAMS Hiroshimaさんの周年コラボビールにも使用。
ネーミング由来:2種類の酵母を使用したことに着想し、アメリカのフォークデュオSimon & Garfunkelの曲名から。またスピッツの歌詞「2人だけの国」を含む曲名とのダブルミーニング。
◎Stardust スターダスト 5.0%
爽快で清涼感があり、シーンを問わずぐびぐび飲めるドイツのケルシュというスタイルをベースに、Nelson Sauvinのもつ若草やマスカットの香りをプラスしたDry Hopped Kölschスタイル。あえて突出した癖や個性を前に出さないことで、飲み飽きないうえに幅広い料理と合わせやすいスタイルに。好き嫌いのない優等生はCHARLESのスタンダードラインとして、通年商品になる予定です。
ネーミング由来:使用した酵母Nelsonから着想し、アメリカのカントリーミュージシャンWillie Nelsonの曲名から。安定した美味しさの中に、星屑が瞬くような香りがある様に重ねて。
◎White Album ホワイトアルバム 6.0%
思うままに、あるがままに己が解放されるイメージで造ったOats Cream Hazy IPAスタイル第二弾。グラスを持ち上げ顔を近づけた瞬間にトロピカルアロマを感じ、口に含むと瑞々しいシルキーな口当たりの後に、酸味、苦味、甘味、さまざまな要素がバランスよく踊ります。SuperdelicとNectaronの2種類のホップを贅沢に使用し、CHARLES史上最高に贅沢な造りで心躍るViva la Vidaなビールに仕上がりました。
ネーミング由来:小麦を使った白ビールであることに着想し、イギリスの伝説バンドBeatlesのアルバム通称から。ラベルは黒人女性の解放を歌った収録曲Black Birdsのイメージ。差し色のグリーンはアップルレコードのりんごカラー。平和の意味も含んでいる。
◎Ipanema イパネマ 4.5%
広島県豊島で海洋科学博士としてクラゲの毒を研究していた北谷さんが造る、紅甘夏の純度高い精油を使用したCitrus Wheat Aleスタイル。果実の皮から独自製法(特許取得済み)で搾られる油分100%のピュアオイルは0.1mlでも爆発的な香りを放ち、香水業界から熱い視線を集めるほどの高品質。シンプルな構成ながらコリアンダーの甘い香りと紅甘夏の香りが呼応しあい、優美で妖艶な雰囲気に仕上がりました。
ネーミング由来:使用した紅甘夏=夏=ビーチから着想し、ボサノヴァの代表曲から。多くのアーティストにカバーされる名曲のように、飲めばブラジルのイパネマビーチにいざなってくれる。
◎Gold Digger ゴールドディガー 5.0%
広島県におけるレモンの聖地、瀬戸田の向かいにある高根島で生産される日本では希少なベルガモットを丸ごと贅沢に使用したCitrus Saisonスタイル。缶を開けた瞬間、鼻を近づける必要もなくアールグレイの香りに包まれます。酒質はそんな香りを引き立てるシンプルな設計。柑橘の爽快なCitrusy、はちみつのようなSweety、バラのようなFloweryと、段階的に感じる重なった複雑な香りが特徴。食前にも食中にも。
ネーミング由来:日本では希少なベルガモットを使用し、柑橘は広島にとって金のような存在であることに着想を得てKanye WestがJamie Foxxとフューチャリングした楽曲から。Ray Charlesの曲がサンプリングされているダブルミーニング。
◎Mootown モータウン 4.5%
広島県湯来町で牛の放牧を推進するサゴタニ牧場さんの牛乳を使用したMilk Sour Aleスタイル。土づくりからこだわった牧草地で育った牛から搾った牛乳の使用量はなんと全体の20%!優しく甘いミルキーな香りに桃やバナナのフレーバーが加わり、さらに酸味を合わせることでヨーグルトやラッシーのような仕上がりに。アジア料理や中東料理など、スパイスを使ったものとの相性が最高です。
ネーミング由来:牛の鳴き声(モーモー/Moo Moo)から着想を得て、Stevie WonderやJackson5を排出した名門レーベルの名前から。一見突飛ながらも、本当にいいものを作っていくという姿勢に共感する。
◎MARUCHAR Ale まるちゃーエール 5.0%
大阪に自社ワイナリーと自社畑をもつフジマル醸造所さんにいただいた、柏原市高井田産ワイン用黒葡萄メルローの搾りかすを使用したGrape Skin Contact Aleスタイル。ソムリエの集まる会社らしい葡萄シリーズ第二弾。果皮・種・梗と一緒に発酵させることで程よいタンニンが加わり、ブレタノマイセス酵母由来のワイルドさも嫌味なく、ジューシーでチャーミングな仕上がりに。
ネーミング由来:フジマル醸造所+CHARLES(チャールズ)=まるちゃー。「まる」は社長の藤丸さんの愛称。
◎APARTCHAR Ale あぱちゃーエール 5.0%
中村・藤井・チランが訪問したことのある、長野のワイナリーAparture Farm(アパチャーファーム)さんに、日本ではほとんど栽培されていないシュナン・ブランというワイン用白葡萄の搾りかすをいただき醸造した葡萄シリーズ第三弾。搾りがあまいものを使うことで、ビールにもその果汁がしっかり含まれています。ホップはCascade使用。コラボビール「あぱちゃーエール」は11月末発売開始の新作。ネーミング由来:Aparture Farm(アパチャーファーム)+CHARLES(チャールズ)=あぱちゃー。まさかのちゃー被りでしたが、英語表記にはちゃんとCHARLESが存在しています。
ざっと羅列しましたが...
通年作りたいもの、シーズナルとして季節を感じたいもの、生産体制がゆえまだ生産できていないものがたくさんあります。広島は柑橘王国で、冬のレモンに限らず年間通して多種多様な柑橘が栽培されているので毎月リリースされる柑橘シリーズ(全12種類)なども構想しています。
CHARLES BREWINGの日常を彩るプレイリスト、ぜひ試していただきたいです!
<ラベルに込める想い>
CHARLES BREWINGのラベルアートはすべて博多在住のtelevisionさんに、毎回イメージをお伝えし、幾度となく微調整を加え書き下ろしてもらったものになります。商業施設PARCOのイベントラッピングデザインやバンドGLAYのツアーグッズデザインなど全国で引っ張りだこのイラストレーターさんですが、実は長く広島に住んでいたことがあり、弊社社員の川崎とは20年来の付き合いです。各ビールの顔になり、かつそのコンセプトを表現するラベルを誰に頼むか悩んでいたときに紹介してもらい、一目でその世界観に引き込まれました。曲線が柔らかく自由に躍り、現実と空想を行き来するような心地のいいタッチと独特のカラーバランス。日常にほんの少しの刺激と癒しを与える、BGMのようなビールを目指す私たちのコンセプトによくマッチしており、CHARLESビールの完成度を高めてくれる存在です。
今回返礼品にはtelevisionさんのラベルアートをプリントしたロンTもご用意しています!
■プロジェクトの立ち上げ背景
「自分たちの醸造所がほしい。」
合同会社アリクイとして現在レストラン事業(レストラン・ワインバー)とビール事業をもっていますが、お客様に来てもらうことを前提とした飲食店と違って、ビールというパッケージ商品はこちらから届けることができるというのが最大の強みであり魅力です。立ち上げから1年を経て、スタンダードラインやシーズナルライン、そして私たちらしいワイナリーラインをより確立して皆様に私たちの考える「日常を彩るビール」を提供しています。
現在100%が委託醸造=間借りゆえの少量生産ではあるものの、飲食店さんや酒販店さんのリピーターや新規取引が増えており、ありがたいことに毎月完売している状況です。名もなき私たちを初期から応援してくださる皆さまには感謝しかありません。
<主要取扱店一例>
・Florilège(東京)
・chet(東京)
・Neki(東京)
・songbook(東京)
・BISTRO MODEST LUXE(東京)
・LA BONNE TABLE(東京)
・清澄白河フジマル醸造所(東京)
・ajisai(東京)
・DEAN&DELUCA品川店(東京)
・ゆきおとワイン(東京)
・島之内フジマル醸造所(大阪)
・石亭(広島)
・Douze Miyajima(広島)
・sante(山口)
・麻とき(愛媛)
・和洋葡yoshi(沖縄)
・ダカーポ食萄(沖縄)
敬称略・順不同
でも委託醸造には限界があります。
委託先とのスケジュール調整、醸造所と倉庫の物理的距離の問題、そしてどこでもいいわけでなく、何より私たちのコンセプトを表現できるところであること。現在お世話になっている委託先は、どこも素晴らしいビールを醸造し、尊敬できるブルワリー様たちです。
ただやはり、自分たちのブルワリーがほしい。それは中村のクリエイティブをより忠実に表現するために。間借りでは月の生産量だったり自由度に、少なからずどうしても制限がかかってしまいます。気に入っていただいたビールも、再注文いただく頃には品切れているという慢性的な欠品状態を打破するために、自社ブルワリーの設立に動き出します。
場所は広島県廿日市市友田。
海沿いから山に向かって20分ほど車で走ったところにぽつんと立つ元佃煮製造工場。10年ほど使われずにいた建物に手を入れ、中村の城にしていきます。
醸造所のメインルーム。床を整えて醸造機材やタンクを搬入します。
醸造所横の小部屋は隣の資材置き場になる予定。
正面に井戸がありますが、汲み上げる動力はとうに壊れているようです。修繕にはかなりの金額がかかるようで今回は諦めましたが、ゆくゆくは地下水で仕込めたらなどと妄想しています。
裏には小川が流れています。
ちなみにここはまだ理想の形ではなく、あくまでスタート地点です。
やっと3期目に入ったばかりの若い会社で、ビール事業としてはまだ1年なので金融機関から大きな融資は受けられません。なにより世界情勢の煽りを受け、輸入が必須のビール醸造機材の価格上昇は円安と目を瞑りたくなるほどの輸送費高騰によって、2年前と比較して約1.5倍に膨れ上がっています。理想の工場は少なく見積もっても6000〜7000万という金額が算出され、実は今年前半に一度挫折した経緯があります。なので1000万を超える高性能缶詰め機による缶ビール製造は委託で継続し、自社ブルワリーでは初期投資を抑えてスタートできる野生酵母を使った長期熟成型の瓶ビールに特化する方向に今回舵を切ります。
このタイミングでビールスタンドとして機能していた宮島のCHARLES TAPROOMは11月末をもって閉店し、新設ブルワリーに吸収合併しました。友田でのタップルーム再稼働は、ゲストを迎え入れるためにまた別の個室を大規模リフォームする必要があり、資金的にもブルワリー立ち上げと製造体制が整うまで未定となります。
今回のクラウドファンディングでいただきましたご支援は、ゆくゆく増える生産量に備えたプレハブ冷蔵庫の購入費とさせていただきます。150万円までを冷蔵庫用とし、それ以上のご支援があった場合には醸造所やテイスティングルームのリフォーム費用の一部とさせていただきます。あくまで醸造所の立ち上げが最優先となりますが、特にゲストを迎えるのに必須のお手洗いが40年越えの和式トイレなので、床や壁を含む全面を切実にリフォームしたいところです…!
新しい価値を生み出すために、小さな一歩をここ廿日市市友田から始めていきます。
現在は東京がメインの卸先となっておりますが、今後は全国に(夢を語らせてもらうなら世界に!)CHARLESビールを届けるべく、生産体制を整えていきます。CHARLESビールの取り扱いをご検討いただける業務店様のご連絡もお待ちしております!!
全国の皆さま、ぜひ「喉を潤すBGM」で
一緒に乾杯しましょう!
■ 応援の声
東京時代、ブルワリー設立を構想するずっと前からお世話になっている方々、そして移住後に委託醸造を始めてからこれまで、メンバー4人がそれぞれ本当にたくさんの方に手を差し伸べていただきここまで来ました。いつも刺激や激励を送ってくださる素晴らしい方々を、ここで紹介させていただきます。
Florilègeオーナーシェフ 川手寛康さん
中村氏とはレストランの仕事も含めると、10年らいの付き合いです。もちろん彼のビールは、千葉でつくっている頃から飲ませていただき、フロリレージュでも、ペアリングや最初の1杯として、現在でも提供させていただいております。一言で彼のビールを表現するならば、エッジの効いたビールでしょうか。コンビニやスーパーで並んでいるビールとは、ビールを飲んだ時に感じる幸福感に違いが出ます。それは飲んだ方にしか分からないかもしれません。今後も彼のエッジの効いたビールを、いちファンとして楽しみにしたいと思います。
TAROS BREWINGオーナー 三羽健太郎さん
CHARLES BREWINGの中村さんとは1年前にTAROS BREWINGにビールの製造のご依頼をいただいた時からお付き合いをさせていただいております。この1年間色々と一緒にビールを作らせていただき、僕が勉強させていただくことばかりだし、中村さんだからこそできるビールにいつも驚かされています。新しく作るブルワリーでも、中村さんの経験や感性からくる面白く楽しいビールがたくさん生まれるものだと今からとても楽しみにしています!
株式会社Y.Y.G. BREWING COMPANY 代表取締役 片野由布さん
ワイワイジーでは、お店のターゲットが女性やビール初心者ということもあり、中村さんにはすっきりとした飲みやすいビールを中心に醸造をお願いし、多くのお客様に喜んで頂けるビールを沢山産み出して頂きました。これからご自身のブルワリーを計画中とのこと。そこでは中村さんの個性や感性を思いっきり形にした最高のビールが誕生されるのでしょう!中村さんのビールのファンとして、今から楽しみにしています!!
illustrator / televisionさん
ご縁あって、ビールのラベルを描かせて頂いています。いつも自由度高く表現させて頂き、感謝しています。広島に所縁のある者として、宮島から発信されるクラフトビールに関わる事が出来て嬉しいです。新たな醸造所から生まれるチャールズのビールが、全国に届いていくのを楽しみにしています。
中国新聞社 専務取締役営業本部長 北村浩司さん
CHARLES BREWINGの自社ブルワリー開設、とても楽しみです。ドグエン・チランさん、藤井千秋さんご夫妻が廿日市にレストラン「CHILAN」を開かれた4年前、初めておじゃましたときの感激は忘れられません。ベトナムとフランスの味をベースに地元の食材も積極的に使う創造性と、ご自身の個性を活かす戦略性は唯一無二だと思います。お二人のお酒と食への深い愛情と知見がビールに結実すれば、さらにその魅力は広がると確信します。
砂谷株式会社 取締役副社長 久保宏輔さん
「廿日市にCHILANさんって言う面白い料理人がいる」出会う前からずっと気になっていました。始めて話した時の印象は底抜けに明るい人だなぁ、でした。それから一緒にイベントを主催したり、一緒にビール作りをする中で、とても想いと芯のある人だと思う様になりました。これは、CHARLES BREWINGチーム皆んなに共通すること。きっと、これからもワクワクする特別な一杯を作り続けてくれると確信しています。
■現在の準備状況
2024年11月に物件契約を終え、12月にリフォームが本格始動する予定です。2025年1月に輸入する醸造機材が届くまでにハード面を整える準備をしていきます。
委託醸造は並行して毎月リリースしていきますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!
▼CHARLES BREWING Instagram
https://www.instagram.com/charles_brewing/
■リターンについて
※重要※
リターンに含まれるCHARLESビールですが、醸造免許の関係上、新設ブルワリーで醸造されたものではなく委託醸造のものとなりますことご了承ください。新設ブルワリーのリリースに関しては追ってお知らせさせていただきます。
!!20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています!!
<リターン比較表の見方>
○ピンクラベル...お得な割引特典があるリターンです!(超早割・早割は数量限定)
○ネイビーラベル...割引はありませんが、ワクワクを詰め込んだリターンです!
●ベーシック支援プラン
●CHARLESビールプラン(数量限定早割あり!)
●その他支援プラン
●サブスク支援プラン
●OEM支援プラン
■スケジュール
11月 物件契約完了
12月 内装工事
クラウドファンディング開始
1月 輸入機材搬入
クラウドファンディング終了
2月 醸造免許申請
3月 自社ブルワリー醸造スタート
4〜5月 リターン発送開始
※万が一リターン発送が遅れる場合にはご連絡差し上げます。
■ 最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
余談ですが、よくCHARLESのネーミング由来は?と聞かれます。ぜひチャールズ1世で画像検索して、中村のプロフィール写真と並べてみてください。すぐご理解いただけるかと思います。
ビールは嗜好品であり、生きるうえでなくてはならないものではないかもしれませんが、あると心を豊かにしてくれるものだと私たちは信じています。レストラン(restaurant)の語源に「rest=休息・癒し」が含まれているように、食べるや飲むという行為以上のものを届けられたらと思います。それこそ多くの人が愛し、魅了される音楽のように。ぜひCHARLESビールからお気に入りの呑むBGMを探してみてください。
柑橘王国の広島で挑む、飲みやすさと飲み心地を追求したクラフトビールの可能性。コンセプトは音楽のように日常を彩る「喉を潤すBGM」。ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。
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