自己紹介
はじめまして!
私たちはNPO法人スロラニュプロジェクトです。
【私たちのスロラニュ小学校入学式】
※JWCO 日本福祉協議機構スタッフの皆さんとの集合写真
世界遺産アンコールワット遺跡で有名なカンボジア王国シェムリアップ州で障がいのあるこどもの"豊かな生活を支援"している小さな小さなNPO法人です。
2010年からカンボジア王国シェムリアップ州の村に住むこどもたちの教育支援を開始。
2012年にシェムリアップ州コムルー村に住むこどもたちが小学校に通う際、年に数人、交通事故で死傷していることを聞き、コムルー村内に小学校の分校である「私たちのスロラニュ小学校」を建設。
2013年にNPO法人を取得。
2017年に三木みどりロータリークラブ様のご協力により、シェムリアップ州の福祉・教育関係にかかわるカンボジア人6名が来日し、日本の障害福祉に関連する事業所や教育機関を視察。
現在は、主に村に住む障がいのあるこどもたちと、そのご家族のサポートに取り組んでいるほか、私たちのスロラニュ小学校やシェムリアップ孤児院センターへのサポートも行っています。
今回、私たちNPO法人スロラニュプロジェクトが実現したいことは・・・
です。
NPO法人スロラニュプロジェクトでは、現在、カンボジア王国シェムリアップ州の村に住む障がいのあるこどもたち(自閉症スペクトラム障害・ダウン症・脳性麻痺・強度行動障害など)、24名をサポートしています。※2024年11月現在
【障がいのあるお子さまを育てるお母さまに相談支援を行う飯塚代表】
日々、障がいのあるこどもたちの"豊かな生活を支援する"を目標に日本人スタッフとカンボジア人スタッフ、また必要に応じて、現地の福祉関係者とともに取り組んでいます。
しかしコロナの影響で、渡航制限がかかり現地活動が滞ってしまったことにより支援者が激減。
現在は慢性的な財政難に陥り、様々なサポートに費用を捻出できない状態です。
【社会問題・退役軍人・青少年更正省のソックン氏(中央)と打ち合わせ】
小さな小さなNPO法人が早急にサポートしたいこと
カンボジア王国シェムリアップ州アンコールトム市スバイチェック群コンダール村に住む脳性麻痺のある15歳のプレイ・スレイヤーさんは親戚の力を借りながら、現在、10歳の妹ソーンヤーさんと二人で生活しています。
【左から飯塚代表・スレイヤーさん・ソーンヤーさん・ピッチ・近藤】
2024年5月に最愛のお母さまが癌で他界されました。
お母さまの闘病中、治療費が重なり多額の借金が出来てしまいました。
現在、借金を返済するため、お父さまと1番上のお兄さま(長男)はプノンペンに出稼ぎに行き、2番目のお兄さま(次男)は同じシェムリアップ州ですが、町に住み、3人それぞれ大工として働いています。
カンボジアでは、働ける家族が出稼ぎに行くことは特に貧困層に住む家庭においては珍しいことではありません。
ではなぜ、我々NPO法人スロラニュプロジェクトが15歳と10歳の女の子を早急に支援したいのか・・・。
それは現在の環境もさることながら
脳性麻痺のあるスレイヤーさんの人柄に大きく影響しています。
実はお母さまが亡くなる以前の2024年2月に、定期的に家庭訪問を行い、生活支援に取り組んでいたNPO法人スロラニュプロジェクトの日本人スタッフ近藤にスレイヤーさんが悩みを告白されました。
「自分は障害があり、家族に迷惑をかけている。」
「私も自分で出来ることで家族に貢献したい!」
「お店をしたい!」
日本人スタッフが店を開店するために必要な資金を尋ねると
「100ドルあれば店が出せる!」
とのことでした。
そして、近藤はスレイヤーさんに100ドルを渡して、時間がかかっても返済するように約束しました。
2024年2月、その100ドルで念願のお店を開業!!
商品の買い付けは、スレイヤーさんは移動が出来ないので、プオー市場の商店にFacebookのメッセンジャーで連絡を入れ、週に一度ルート配送で届けてもらっています。
今までサポートしている支援児の中で起業家第一号です!
そしてそして、15歳でありながら、スレイヤーさんは売り上げたお金から、"毎月5ドルずつ"近藤にしっかりと返済しています。
スレイヤーさんがおかれている環境
脳性麻痺のあるスレイヤーさんは車椅子を上手にコントロールして、少々の移動は出来ますが、スレイヤーさんの住む家は、カンボジアの伝統的な高床式住居であり、四肢麻痺のあるスレイヤーさんは2階に上がることが出来ません!
【カンボジアの伝統的な高床式住居(スレイヤーさんの家)】
お母さまが生きていたころは一緒に、布に覆われた1階スペースで夜を過ごしていましたが、今は10歳の妹ソーンヤーさんと女の子2人で寝ている状況です。
【スレイヤーさんと妹のソーンヤーさんと2人で夜を過ごしているスペース】
頑張り屋さんのスレイヤーさんですが
先日近藤に申し訳なさそうな表情を浮かべながら…
「妹と2人、安心して眠れる環境をスロラニュプロジェクトで支援してほしい!」
と不安な気持ちを打ち明けてくれました。
プライバシーのない環境のなか、姉妹2人で毎日不安な夜を過ごしているスレイヤーさんに、レンガで壁を作り、中から施錠できる安心・安全な環境を確保したい!!
その工事費用は最低でも"830ドル"が必要です。
資金の使い道
・窓(2枚)+窓枠(1個)=120ドル
・扉(1枚)+扉枠(1個)=165ドル
・レンガ(250個)=125ドル
・セメント(2t)=220ドル
・砂+砂利=76ドル
・鉄(2本)=24ドル
・人件費(5日間)=100ドル
合計 830ドル
【現在】
【完成予想図】
スケジュール
本プロジェクトが達成する見込みが分かり次第、工事に着手。
5日間で工事完成。
※寄付者の方々の看板はデータが揃い次第、作成し設置。
最後に
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
私たちNPO法人スロラニュプロジェクトは他の団体と違い、財政的・人的な面で脆弱な組織であることから規模の大きなプロジェクトは行わず("行えず"が正しいかも)、かかわる方々の"顔の見える範囲で活動する"を大切に取り組んでいます。
「カンボジアを支援する前に、まず日本でしょ!」
よくこの言葉を耳にします。
しかし、必然的に出会ったカンボジア人の方々、特に村に住む障がいのあるこどもたち、そしてご家族に関しては、そのご家族の家庭環境をしっかりと把握したうえで、人権を尊重し、出来るかぎりご家族に寄り添いながらサポートさせていただいております。
信頼関係を築くことは、文化の違いから容易なことではなく、日々、自問自答を繰り返していますが、先日も障がいのあるこどもが病気で亡くなった際は、お母さまと一緒に涙を流し、お子さまのご冥福をお祈りしました。
文化の違いや国籍が違っても、お互いの気持ちに少しでも共感し続けていくことが、我々が目指す『世界平和』に繋がるのだと思います。
困っている人がいたら助ける!
困ったら助けてもらう!
日本人、カンボジア人ではなく、私たちは地球に生まれた『地球人』です。
『命の尊さ』に障がいの有無は関係ありません。
平和な世界を目指して♪
※NPO法人スロラニュプロジェクトが取り組んでいる"カンボジアの村に住む障がいのあるこども達へのサポート"やその他の活動にご協力いただける方は、ホームページをご参照の上、寄付等でのご支援よろしくお願い致します。
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