今日は、切り倒す寸前だった傷が残る柱を補強していただいた様子をご紹介します。
この傷は1947年に起こった飯田大火の際に、街への延焼を防ぐためにこのお屋敷を切り倒す寸前だったことを示すものとして残されています。
2階に4ヶ所あります。
ただ、補強する前の写真から分かる通り、特に上の部分が朽ちていて柱としてはかなり危うい状態でした。
それを傷を残すようにサイドから新しい木材で挟み込むたちで補強していただきました。
新しい木材と過去の記憶を残す木材の共存に、新しく空間が受け継がれていく様子をダイレクトに表しているようでした。



