皆様、トイレ建設にご支援くださりありがとうございます。
カンボジアは近年トイレの普及率があがり、『カンボジア社会経済調査』によると2020年には88%となっているとあります。
しかし、私たちが支援に向かうエリアでは、まだまだトイレが設置されていないケースが多くあります。
トイレを設置し、屋外排出を減らすことはとても大切です。
屋外排出は、雨量の多い国ですので大雨により汚物が流され、飲み水に流れ込む危険性があります。飲み水が汚染されると下痢などの病気を引き起こします。
また、ケガをしたときに汚染された水に傷口が触れ感染症などの病気にかかることもあります。
しかし、所得が低い世帯では、病気になったからといってすぐに病院に行くことができません。
今も病気や下痢による栄養失調で命を落とす子どもたちがいます。このような理由からトイレ建設は早急な支援が必要です。
ところで、カンボジアのトイレですが日本の様式はとは少し異なります。
初めてカンボジアに来られた方はトイレの使い方に戸惑う方も多いと思います。
いつかカンボジアに来られる方のために、ここでカンボジアのトイレをいくつか紹介したいと思います。
まずは一つ目はこちら、
水洗タンクのついたトイレです。日本同様に用を足したらボタンを押して水を流すことができます。
二つ目はこちら、
水洗タンクは付いていないタイプです。用を足したら溜め水から手桶で水を汲んで、自身で流します。大きなバケツに水が溜めてあり、中に手桶が浮かんでいます。
三つ目はこちら、
和式タイプに似ています。日本と異なるところは座る向きです。日本ではドア側にお尻を向けますが、カンボジアは反対向きとなります。
水栓式のものもありますが、ほとんどはに溜め水がおいてあり、手桶で水を流すタイプです。
カンボジアのトイレは配管が細いのでトイレットペーパーを流すことはできません。
ティッシュで拭く代わりにトイレの横についているウォーターガンで水をかけてキレイにします。
ウォーターガンがついていないところは手桶の水を使って洗い流すようです。
なかなか日本人にはなれないスタイルですので、旅行で来られる方は、ティッシュとビニール袋を持参すると安心です。
また家庭のトイレは、たいていがトイレとバスルームが一緒になっていることが多いです。
バスルームは下記の3タイプです。
・シャワー+温水器があるもの
・シャワー(水のみ)
・溜め水を手桶でかけるもの
カンボジアで生活していると、日本のトイレはとても衛生的で使い勝手がよく、その環境で生活できることがとても幸せなことだったのだと感じられます。
そう考えるとこのトイレ建設への想いもさらに強くなります。
ご家族が安心して生活ができるように、トイレ建設のご支援をお願いします。
また、このプロジェクトの成功のため多くの方のお力添えが必要です。皆さんのシェアや拡散をいただけましたら幸いです。
https://camp-fire.jp/projects/809355/view
どうぞよろしくお願いします。