【2ndゴール「支援者200名」まであと60名!!】
今僕はありがたいことに、色んなチャンスが巡り巡って今回新宿にある素晴らしいギャラリーで個展を実施する機会をいただきました。(お話を下さった北村写真機店様には頭が上がりません!)
https://www.kitamuracamera.jp/ja/information/event/bourgeois-christmas-exhibition/
現在こちらのギャラリーでは山下智久さんなど多くのアーティストが表紙を飾っている「BOUEGEOIS 10TH ANNIVERSARY」を開催されているそうです。お近くの方は是非観に行ってみてください。
さて、本題です。
皆さんに聞きたいんですが、チャンスが目の前を通り過ぎたなあって経験ありますか?
僕は過去に「あ、今確実に通り過ぎちゃったなあ」と思ったことがあるんです。
小学生の時でした。当時ソフトボールをしていたんですが、
その時監督をしていた中西さんというオッサンがいたんです。(オッサンというよりほぼオジイサン)
今でもめちゃ鮮明に覚えてるんですが、
顔は彫り深い、60歳くらいの男性で、線が細くて背は160cmくらい。
試合前と試合終わりにマルボロのタバコを吸っていたのが印象的でした。
60歳くらいのおじいさんにも関わらず、ノックはめちゃくちゃうまいし、とにかく怒号が凄い。小学生相手にも容赦なしです。
「おらーーー!!しっかりせえーーーー!!」「なんで今の場面でバントできんのなら!!!」広島弁も相まっておっかないおじいちゃんだなあと思ってました。
ちなみにこの時僕は、地区の選抜メンバーには選ばれていたんですが、補欠だったんです。
僕なんかより数段ソフトボールが上手い子達が集まってチームを組んでいたのでレギュラー争いに破れてしまいました。
そんな中である日の試合です。
僕はその日もベンチスタートでした。
(7回裏くらいだったかな?)ノーアウト一・二塁のチャンスの場面がやってきたんです。
しかしその日はいつもレギュラー出場していた4番バッターの同級生の子が調子がすこぶる悪く3打数連続三振。
その時、中西監督はスッとベンチに座っている僕の方を振り返って
「代打、いくか?」
と言ってきたんです。
けど正直その時の僕は「行かせてください!」といえず、数秒沈黙が続いてしまいました。
心の声はこれです。
「4番の代打で打てる自信ねえええええ!!!」
数秒沈黙の僕を見てその後、監督は「わかった。ほんならええわ」といってその調子の悪い選手をそのまま起用したんですね。
小学生だったんですが、この瞬間の記憶は結構鮮明に覚えていて
「あ。僕今チャンスを逃したんだ」
という感覚がチクチクと刺さってくるのがわかりました。
そのとき、僕の頭をよぎったのは3点です。
・この起用に応えられなかったらもう出番がないのではないか
・三振でもしたら恥ずかしい
・他の選手のほうがいいんじゃないか?
これが結構正直なところでした。でも、監督が「わかった。ほんならええわ」といった瞬間に猛烈な後悔の念に苛まれたんです。
試合終わり、冷静に考えてみると、
・この起用に応えられなかったらどうしよう→やってみないと分からない
・三振でもしたら恥ずかしい→やってみないと分からない
・他の選手のほうがいいんじゃないか?→ベンチいる意味w
そうなんです。
やってみないとわからないことに悩んでも仕方がないのに、やってみないとわからないことを考えて判断が止まったんです。
もう一回いいます。
「やってみないとわからないことに悩んでも仕方がないのに、
やってみないとわからないことを考えて判断が止まったんです。」
将来の成功していない自分に向き合うのが怖くて即答で4番バッターの代打を引き受けることが出来なかった。
この原体験があって目の前のチャンスに飛びつく必然性が身についたのかもしれません。
つまり、何も持たない僕にとって何もしないことがリスクだということに気づいたんです。
真面目な話、これは社会に出たらめちゃくちゃ起こり得ることで
「こんな大きな役割・役職、今の自分に出来るかな」と思うこともたくさんあると思います。
その場合、僕のオススメは「一回やってみて、成功するように周りを頼る」です。
大きい挑戦をするには他人の力は必要です。
今回のクラウドファンディングなんてその最たる例だと思うのですが、皆様の支援でなんとか夢に挑戦することができています。
途方も無い挑戦に成功するためには、逆算して何が必要なのか。その武器は多分、自分の中にはほとんど無くて周囲の出来る人物(それをやったことのある人物)に頼るのが一番。
そんなことを学んだ小学生のムラカミ少年のお話でした。
本日は以上でーす!