
私たちが福島の子ども達に届けている劇は、全てオリジナルで、“夢”や“希望”や“勇気”などをテーマに、毎回、「今回はこんなことを伝えられたらいいな」と作品にメッセージを込めて、創られています。
子ども達に見てもらう劇なので、保育園の子どもさんにもわかる内容であることは大前提なのですが、脚本家(NPO法人代表)のこだわりで、“子どもだけでなく、大人が見ても面白い作品”を目指しています。
なので、訪問先の保育園や児童センターでは、子ども達だけではなく、先生方にも楽しみにして頂いており、終演後には、「◯◯のシーンが面白かったです!」「△△のところは、伏線ですか?」等々、いろんな感想を聴かせて戴いています。
一方で、保育園では、雰囲気だけでも味あわせてあげたい!とのことで、最初は、2〜3歳児の子達も客席で劇を見てくれるのですが、「今日は、30分くらい、見てました!」と言って頂くこともあり、まだ言葉をたくさんは知らない小さな子ども達から大人まで、楽しんでもらえる作品を!!…というのが、一番のこだわりです。
これまで、福島県での『ゆめレンジャー』シリーズでは、
“臆病で言葉も忘れてしまった主人公が、病気のお母さんのために、さまざまな困難を乗り越えて、お薬をとりにいくお話”
“悪い大人たちに、伐採されようとしている森を、町の子ども達や森の精と一緒に、森を守る物語”
“悪の大王によって、しゃべれない病気になってしまったお父さんや国中の皆のために、何でも叶えてくれるリンゴの実を探しにいくお話”
“楽しい気持ちを奪われてしまい、大好きな絵本がつまらなくなってしまった主人公が、楽しい心を取り返しにいく物語”
…といった劇を届けてきました。
今年届ける『あにまる』は、動物園のお話です。動物達も登場し、なかなか賑やかなお話になりそうですが、稽古していると、なんだか“優しい気持ち”になる作品です。
福島県での本番まで、1ヶ月を切りました。
クラウドファンディングへの挑戦も、あと3日です。
ベストな形で、福島の子ども達に劇を届けられるよう、最後の最後まで、力を尽くしていきたいと思います。




