「福島県南相馬市と相馬市の子ども達に、今年も演劇を届けたい!」、残り5時間となりました。
ご支援下さった方々を始め、本当にいろいろな方のお力を借りて、ここまで来ることが出来ました。
感謝の言葉は、プロジェクト終了後に改めてきちんとお伝えしたいと思います。
終了前の最後の活動報告として、私たちのプロジェクトの“夢”について、お話させてください。
“夢”というよりは、最終目標として掲げていることではあるのですが、実現することは簡単ではないこと、時間もかかること、それでもそこに向かって、ちょっとずつでも進んでいきたいこと、です。
プロジェクトページでも書かせて頂いていますが、それは、
『東日本大震災という未曽有の災害を経験して、現地の方々が、日本の国内、世界の人々、子ども達に、“伝えたいこと”を劇にすること』
です。
具体的には、2つの劇を創りたいと考えています。
1つは、小さな子ども達にも、「災害に備えること」「災害が起きた時にどうするか」を知ってもらえるような、例えば、実際に、現地の先生方から要望が多かった、「避難訓練の大切さ」を知ってもらえるような劇。
もう1つが、東日本大震災を体験した方が伝えたいことをテーマとした劇。先生方から頂いたアンケートに見られたのは、「思いやり」「やさしい気持ち」「人のあたたかさ」「命の大切さ」…といった言葉たちでした。
実際に、劇にするためには、本当に、現地の皆さんのお話をもっともっと聴いて、時間を掛けて、進めていかなくてはなりません。
現地の皆さんのお気持ちを最優先に、一歩一歩、進んでいきたいと思っています。
実は、今回の劇『あにまる』には、その第一歩となるシーンがあります。
3月に入ってからの、上演先の施設さまとの打ち合わせで、事前に相談させて頂き、了承を得られたら、そのシーンを子ども達に届けます。
もし了承を得ることができたら、嬉しい一歩となりますが、先生方のお気持ちに委ねたいと思います。
あと11日で、3月11日。一人でも多くの方が、東日本大震災に遭われた方々やその地に想いを馳せてくれますように。




