
2024年12月28日に開催した「さよなら会」での様子。
戴 周杰さんがお書きになった文章をぜひお読みください。彼と出会ったのは昨年の1月13日私の誕生日でした。読みながら、改めて心の底から良い友人と出会えたと思い、感動に浸っています。
「おもちゃ映画ミュージアムが開館した2015年は、ちょうど私が日本に留学しに来た年でもあります。来年で来日10周年を迎える私は、開館10周年を迎えるおもちゃ映画ミュージアムとある意味で一緒に10年間の映画人生を歩いてきたような気がします。昨年の夏、おもちゃ映画ミュージアムと職場の木下惠介記念館が共同開催した「木下惠介展」をきっかけに、館長の太田先生と学芸員の文代さんにいろいろお世話になりました。京都をはじめ、関西の皆様に木下惠介映画の面白さを知っていただける機会をつくってくださいました。 長かったような短かったこの10年間の活動は、京都や関西だけではなく、日本全国各地、さらに世界中の映画関係者に注目されるようになりました。「アートマネジメント」という分野を学ばせていただいている私は、映画祭(と公共映像アーカイブ)の持続性について強い関心を持っておりますが、文化行政の力を頼らず、太田先生と文代さんのお二人の年金だけで運営されているこの小さな民間ミュージアムの存在がとても不思議な事例でした。 それは単なる映画に対する情熱だけではなく、この10年間にわたって映画に対する敬意を示し続けてきた結果でもあるではないかと思います。次の10年も、ぜひ映画の都・京都という地に日本の映像文化の発信地として輝かせてあげてください。皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。」




