2024/12/14 22:00
高校生1年生からヤンチャ道に嵌った若者。
根は優しく、繊細で、だからこそ傷つきやすい。
不登校になりヤンチャ道デビュー。
「このまま毎日が過ぎて行っても後悔はないのかなぁ」と話し掛け、
彼が本来持ちわせている素晴らしい美徳と可能性を列挙し
未来の可能性を捨てるより「生き直そう!」と提案しました。
「美容師になりたい」と数年後の自分像を明確にした彼と共に
伴走を始めたのが半年前。
まずは美容学校の学費の工面から。
返済型ではあるものの、奨学金制度があることが分かり申請のお手伝いをしました。
高校中退であっても通信課程で学ぶことができます。
彼も親に頼れない事情がありました。
アルバイトをしながら学び、美容院で実地訓練に励む。
そして今日はシャンプー検定日でした。
「シャンプーの実験台になってください」と嬉しそうに話す彼の頼みを
断る理由はありません。
男子ですから、女性のお友達がいないわけです。なのにノルマが課せられます。
「おばちゃんで良ければいいよ~」と、私達2人のスタッフが実験台に決定しました。
腕の方は・・・まだまだだな、とは思ったものの
シャンプー、トリートメントする懸命な彼の姿が誇らしく
始終笑顔でいられました。
プロと認められるまで5年は掛かります。
私はいつでも実験台になりますよ。