
こんにちは。アトリエKu20周年記念画集、少しずつかたちになってきています。
本日は、皆さまに画集制作の様子を少しだけご紹介させてください。
何回かに分けて「画集づくりの舞台裏」をお届けしていこうと思っています。
まず第1回目は、「作品の選定」についてです。
■ 2000点の中から、約230点を選ぶまで
掲載作品の選定作業は、今年2月ごろにスタートしました。
対象は、これまでに開催してきた「ソウゾウのちから展」全16回分に出品された、約2000点の作品たち。まず、その中から約400点に絞り込み、次にその400点を、原画の10分の1サイズほどに縮小して印刷し、ずらりと並べていきました。
この状態で、何度も何度も見返しながら、最終的な3次選考までおこないました。
■ ひとつひとつの表現に向き合う時間
どの作品にも、描いた子の表情や息づかいが感じられて、「あのとき、この子こんなふうに描いてたよね」「この作品、印象に残ってるなあ」と、スタッフ間でもいろんな話が出てきました。
正直なところ、どれも載せたい!という思いとの戦いでしたが、構成のバランスや画集としての流れも大切にしながら、慎重に選定を進めていきました。
■ おんな先生日記より 〜 画集づくりに込めた想い
画集制作は、ずっと思い描いていた夢でした。
毎年、米子市美術館で「ソウゾウのちから展」を開催していますが、この子どもたちのすばらしい作品を、もっと多くの人に観てほしい、知ってほしい。画集として残すことは、ひとつの有効な手段だと、ずっと感じてきました。
けれど、たくさんの作品があるなかで、掲載できる点数には限りがあります。どの子の作品も載せてあげたい。でも、掲載できる作品と、できない作品が出てきてしまう——そのことが、ジレンマとなって、なかなか踏み出せない理由でもありました。
けれど、教室が20年を迎えたいま、その歩みの重みを感じ、20年のひとつの集大成として制作し、未来に残していくことはとても意味のあることだと思えたのです。
そして今回、こうしてたくさんの方に応援していただきながら、あらためてこの一歩を踏み出せたことに感謝しています。
■ 次回へつづきます
最終的には、約230点を掲載することになりました。掲載作品はすでにスキャンやレイアウトの作業に進んでおり、次回はそのあたりの制作風景をご紹介できたらと思っています。
たくさんの方の応援に支えられて、こうして少しずつ前に進んでいます。
引き続き、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!




