
ご報告の間が少しあいてしまいましたが、日々課題と向き合いながら新工場再建にむけての準備を進めております。
いよいよ耐震窯の納期が近づいてきました。
先日技術系ボランティアの方々の力をお借りし、
現工場の4基あった土窯のうち、3号・4号窯を重機をつかって解体をしました。
3号窯の解体の様子
【3号窯】
令和4年、令和5年、令和6年の3度の地震の被害を受けた窯。
被害程度はそれぞれ異なるが、過去2年間は、その度に最善と考えた修繕を行ってきた。
クヌギ炭の生産時期になんとか間に合うようにと、多くのボランティアの方々のお力に支えられ、生産も続けながら修繕をし前へ進むことができていた。
何度もボランティアの方々と修繕し、多くの人の汗と気持ちがこもっていた窯。
3号窯の解体の様子
4号窯の解体の様子
【4号窯】
令和4年3月に大改修としてクラウドファンディングを募らせて頂いた矢先、同年6月19日に6弱の地震。
7月から内壁部分を左官さんの力をお借りして大改修にむけて進めていたが、3号窯の修繕も同時に進めなければならず、改修計画は、大幅に変わりクヌギ炭の生産を優先するため、作業を一時ストップせざる得ない状況にも。
大改修と大きな目標を掲げ、2022年のクラウドファンディングによって窯づくりが動き出していたその思いも詰まっていた窯。
4号窯の解体の様子
4基体制の製炭工場に成長していこうと、2022年(令和4年)に動きはじめてから、3年連続での地震の被害を受けてきました。
これほどまでに、たくさんの支援に支えられ、たくさんのボランティアの皆さまのお力を借りて守ってきた窯でもあり、思い入れも強く、また本来であれば土窯での再建を目指したい気持ちもありながら、地震が続く能登で炭やきを続けていく新たなスタートを切るために、大切な土窯を解体するという、断腸の思いを噛み締めながらの解体作業となりました。

新工場が再建できるまでは、この場所に耐震窯を設置し、数回は試験焼きを繰り返しながら生産再開を目指していきます。

さて、ここから復興への物語がいよいよ動き出します!!






