
近年、毎年のように秋田県内は7・8月に豪雨災害が発生、今年こそは穏やかな天候で収穫の秋を迎えられますようにと願うのですが…
8月19日から降り続いた大雨は、秋田県内でも大きな被害を及ぼしました。
特に、仙北市上桧木内(かみひのきない)地区は浸水被害で家屋や田畑の被害が甚大で、断水となった地区もあり日常生活にも住民の皆さんは困難を抱えています。
仙北市社会福祉協議会では災害ボランティアセンターを設置し23日から活動開始、知人が数名コーディネート役や現場作業に奮闘しています。
北秋田市回りの国道105号線も通行止めが解除され、陣中見舞いと今後の活動の目星を付けるためにも、先日上桧木内地区を訪れました。
泥まみれになった家財道具の片付け中
断水により日々の煮炊きにも困難なため、元保育園だった施設では連日地元の団体、飲食店、近隣市町村の各種団体による炊き出しが行われています。中には遠く青森県から、3年前の水害で被害を受けた鰺ヶ沢町社協の皆さんがカレーライスを…。ありがとうございます!
支援された側が、支援する側に回るというのは、これまでも全国各地での災害現場で見られた光景です。
この体育館が、炊き出しの際には食事会場に炊き出し会場となる地区の交流施設は、元保育園だった施設だけに立派な調理場もあり、大型のガス台や炊飯窯なども常備、大がかりな準備をしなくても数名のスタッフと食材さえあれば十分炊き出しは可能!
数珠つなぎで何とか炊き出しのリレーをつないできましたが、その調整と各団体の確保もなかなか困難なようで…、その後、能代市の飲食店さんが名乗りを上げてくれて、近日中に炊き出し決行することとなりました!
微力ながら住民さんに体と心の栄養をつけて、この水害を乗り越えてほしいと願います。
前田HCや田口キャプテンはじめハピネッツの皆さん
この日はあるお宅で作業中の、ずいぶん背の高い若者達のご一行が…
プロバスケットボール・秋田ノーザンハピネッツの皆さん!
泥まみれになりながら、家財道具の片付けや泥出しに精を出しておりました。
その後、被災エリアに近い地元のお寺に立ち寄り、久々にお会いするご住職と現地の近況報告などよもやま話。
檀家さんが被災された際に、菩提寺の住職としてのスタンスや声かけのあり方など、情報交換して帰路に就きました。
炊き出し実施の様子は、またご報告したいと思います。
今回発刊した『宝昌寺だより -白神山地の麓 藤琴川のほとりから-』の中では、阪神淡路大震災以降、新潟中越地震や中越沖地震、東日本大震災、昨年の能登半島地震、秋田県内での過去の災害時の体験や現地で感じたことなども綴りました。
そちらもぜひご覧ください。




