
どう見ても古墳です。
当館の南側には、西へ延びる細い脇道があります。その突き当りには金蔵院というお寺があり、その奥には赤石稲荷神社があります。
今回の写真は、地元で祀られている赤石稲荷のお祭りの時の写真です。
・・・で、大体どこでもそうですが、小高くなっているところには寺社仏閣が建てられますが、大体そういう場所は決まって古墳の場合が多いです。そう、ここも古墳です。
群馬県では、昭和11年に全国に先駆けて県内の古墳の一斉調査が行われました。その時、数えられた数は8423。
当時、伊勢崎町で調査された最初の古墳がこの古墳で、「伊勢崎町第一号古墳」と名付けられていました。この場所からは実際に埴輪片も発見されています。
月日が流れたせいか、看板が無いせいか、はたまた、しっかりした形が残っていないせいか、ここが古墳だということを地元の人も知りません。
古墳が残る場所は大抵街から離れたところにあります。
しかし、ここは、広瀬川沿いではありますが、まちなかに佇む古墳です。
悠久の昔からこの地に人が暮らしていたことを教えてくれている大切な古墳です。




