
【北米上映ツアー32日目】
この日はカリフォルニア州オークランドでの上映会でした。
この上映会で観客の皆様にお伝えしたかった主なメッセージは二つあります。
一つは、核の問題は遠い話ではなく、私たち全員が被曝者であるという自覚が必要だということです。アメリカの市民も核兵器がもたらす放射能汚染の影響を受けており、これは全人類に関わる問題です。
もう一つは、1950年代から60年代にかけて、アメリカで女性たちが子どもたちの健康を守るために立ち上がり、核実験の抑制に尽力したことです。女性活動家の「男たちが政治のチェスをしている間、女たちは声を上げて行動する」という言葉を引用し、当時の女性たちの行動がアメリカ大陸を放射能汚染から守ったと訴えました。
地下核実験による放射性物質の漏出も問題であり、Google Earthで核実験場を拡大すると、地下核実験で生じた多数のクレーター状の穴が見られることからも、広範囲に影響が及んでいることが明らかになります。




