
学び舎めぶきに通うようになってから、切り絵作家として活動を続けている、優さん、という方がいます。
自身の発達特性を当時の先生や友達になかなか理解してもらえず、受けてきたいじめや屈辱等が大きなストレスにつながり、そこから二次障害を発症。
めぶきに来られた時には、これまでの「負」の感情から来る様々な固執に自分自身を縛っている状態で、精神の不安定さが大きく、非常に苦しそうでした。
◆◆◆
最初の面談の時に、お母様がお持ちになられたのが、中学時代に作った切り絵の作品でした。
その精度が非常に高く、あまりにも素晴らしかったことから、もう一度切り絵の作品を作ってみよう!という話になったのが、約3年前。そこから様々な作品を生み出し続け、今では個展を開催したり、自分のこれまでの心の葛藤をまとめた自叙伝も執筆。個展や勉強会等で販売もするようになりました
優さんの切り絵の特徴は、優さん自身が紡いだメッセージをお母様が書で文字にし、それを切り絵にする、という親子合作であることも特徴の一つ。
個展では、涙を流される方もいらっしゃいます。
◆◆◆
現在は、めぶきで就労に向けてトレーニングを積みながら、更にパワーアップをした切り絵の作品を生み出し続けています。
そして先日、これまでの感謝の気持ちを、と、めぶきにとても素敵な作品を贈呈いただきました。
優さんと繰り返し繰り返し話し続けてきたことは、
「自分はどう生きていきたいのか」ということ。
めぶきに来てしばらくは、
自分をいじめてきた人たちが自分より良い生活をしていることが気に入らない
こんなに苦労をしているのに、自分だけ認められない
人の評価が気になる
なんであの人ばかり・・・
という、負の感情に溢れていました。
それが今では、
自分のような苦しみを誰にも味わってほしくない。
そのために、切り絵を通してメッセージを届けたい。
今まで支えてくれた人たちに、感謝の気持ちをもっと届けていきたい。
という「他者」への想いが自然に出てくるようになりました。
まだ時々、不安定になることもありますが、しっかり立ち戻る「軸」ができてきたのを感じています。
◆◆◆
東洋思想の教えの中で
「天性・天分を知る。その自分の天性・天分を通して、他者のために最善を尽くしきる」
そんな愉快な人生を送ろうではないか、ということを学び、
めぶきの中でも、そこを目指して、日々の関わりを大切にしています。
心を軽くし、自分の生き方が定まると、表情が本当に大きく変わります。
そこに至るまでは時間もかかりますが、自分で「変わりたい!よりよく生きたい!」と思う限り、必ず人は変わると信じています。
好きなことで心を調え、他者のために最善を尽くしきる。
そんな温かい循環を、これからも広げていきたいと思っています。
今回、5000円のリターンに、優さんの切り絵しおりをご用意しています。
一枚一枚、心を込めて丁寧に制作されています。
ぜひご覧いただけたら嬉しいです。




