
大切なご支援者の皆様へ
長い間ご報告ができておらず、心よりお詫び申し上げます。
昨年春、納得のいく品質のものをお届けすることができないと判断し、ヤク×オーガニックコットンのストールのプロジェクトは中止いたしました。今回は、その後のご報告となります。
中止後も、「それでも譲ってほしい」というありがたいお声をいただくことがあり、送られてきたストールの中から状態の良いものを選び、丁寧にお手入れをしたうえで、お譲りしたケースもございました。
一方で、傷の多いものが大半を占めており、返品も受け付けてもらえない状況の中、ヤクからいただいた希少な素材であることもあり、それらはこれまで大切に保管してきました。
インドネシアから帰国して以降も、このプロジェクトのことは、折に触れて何度も思い出していました。それでも今日までご報告が遅くなってしまったのは、どうしても自分自身が「納得できる形」でストールを生かす方法を見つけることができなかったからです。
特別価格での再プロジェクトを立ち上げ、すでに支払った代金の一部だけでも取り戻す、という選択肢も考えました。しかし、夏・秋・冬と季節が巡り、クリスマスやお正月を迎えても、どうしても手が動かず、形にすることができませんでした。
今年1月に入り、現在、住まわせていただきながらお手伝いしているゲストハウスの移転が前倒しとなりました。段ボール三箱分のストールを前に、改めて自分自身に問いかけました。「これらを、どうすることが一番誠実なのだろうか」と。
ストールには傷も多く、本来の素材の良さがあったとしても、大切なご支援者の皆さまにお渡しすることを、私はどうしても躊躇ってしまいました。
返品を受け付けてもらえないこと、ヤクからいただいた貴重な毛であること、そして、皆さまに喜んでいただきたい一心で、コツコツと貯めて用意した購入資金のこと——さまざまな思いが交錯する中で、何度も「本当はどうしたいのか」を、自分の心に問い続けました。
そして、ある瞬間のひらめきのように、一つの決断に辿り着きました。行き場を失っていたストールが、必要とされ、活かされる場所へ行くという選択でした。
今回仕入れた、ヤク×オーガニックコットンのストールすべてを、家族や頼る先を持たず、施設に身を寄せて暮らすご高齢の方々へ差し上げることを決めました。
寄付先は、一般的な老人ホームではありません。住む場所も頼れる人もなく、小さな犯罪を繰り返しながら留置所や拘置所に戻ってしまう——そんな悲しい循環を、少しでも減らすために作られた場所です。
これは、私のこれまでの人生の中で、一番大きな寄付となります。そして、この決断に至れたことを、心から嬉しく思っています。
この選択が、すべての方にとって正解だとは思っていません。それでも、長く抱え続けていた迷いの末に、今の自分が誠実だと思える形として、この道を選びました。
なお、ストールの寄付に至る詳しい経緯につきましては、改めて活動報告として記載させていただく予定です。
長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。これまで支えてくださったことに、心から感謝しております。
今後とも、どうかあたたかく見守っていただけましたら幸いです。
全てのつながりと経験に心より感謝を込めて
Shanti Shanti Shanti
Jun



