はじめまして。
デザイナーとディレクター業務、生産管理をほぼ二人でやっている小さなアパレル会社 vellde(ベルデ)の田中と申します。私たちのページをみてくださりありがとうございます!
私たちはこれまで洋服をはじめとするアパレル製品を数多くのブランドさんと毎シーズン何十何百もをデザインし生産して参りました。
忙しない業界に身を置きながら日々突き進んできましたが、そんな中で実は気づきながらも目を伏せてきた現実がございます・・・


ファストファッションからデザイナーブランドの洋服までさまざまなものがありますが、供給側の過剰で多くが売れ残り・廃棄されている現状があります・・・
なぜそのような過剰供給が起こってしまうのか理由はさまざまありますが、そこには安く売るために大量生産するといった事やヒット率を上げるために品番数を多くするといった企業の狙いが存在しています。
最近ではアウトレットにてシーズンオフの洋服を販売し過剰在庫を減らす努力もなされてはおりますが、アウトレットに人が集まる傾向から、むしろアウトレット限定の洋服を大量に作るなどされ、通常価格の新しい洋服はさらに売れ残る悪循環も生まれております。
アウトレットイメージ
新たな商品を新たな原材料で生産するペースは毎年世界中で9,000万トン以上の廃棄をもたらしており、日本国内だけでも50万トン以上の廃棄を出しています。
ファッションの世界は華やかなイメージがつきものですが半面、リユース・リサイクルショップにも引き取られない廃棄服は想像を超える量で毎年増え続け、隠されるように主に貧困格差が多い海外へ渡っていきます。

国連貿易開発会議(UNCTAD)では、ファッション業界が世界で第2位の汚染産業とみなされています。国内で焼却処理出来ないものは海外に回され、地中に埋められたり不法投棄されたりする事で、環境破壊や火災の原因等にもなっております。
アパレル産業から排出されるCO2は、2015年から2030年の間に世界中で60%以上も増加し、20億8千万トンになると予測されております。

新たな商品を生み出している我々だからこそ、環境に対し取るべき責任があると思います。
しかし現実はそう甘くありません。大手企業でも続かない理由がやはりそこにはあり、リサイクルの工程をプラスすることでどうしても原価も商品単価も上がりモノが売れにくくなるという悲しい現実があります・・・


我々弱小企業でもなんとか参加出来ないかと考えていた時、インドネシア企業からアップサイクルコラボしようとお話をいただきました。
そのインドネシアの企業では、廃棄されてしまう衣服や余り布などを現地女性スタッフの方々が手作業でアップサイクルにすでに取り組んでいました。
しかし「もっとこの取り組みを広げていくためにはどうしたらよいか」「もっと多くの人たちに知ってもらうためにはどうしたらよいか」という悩みも抱えておられました。

さらにインドネシアではまだまだ男尊女卑が宗教上の事もあり色濃く存在しているとの事・・・。
「より多くの女性雇用を生みたい」「小さな一歩が地球に大きな影響を与える」という彼らの思いと、私たちの「アップサイクルをデザインし、本気でアパレルの未来を変えたい」という熱意が合わさったことで
「インドネシア×日本 デザインコラボ」でもっと多くの方に知っていただく機会を作る、クリエイティブリユース(創造的再利用)のブラッシュアッププロジェクトを一緒に進めることとなりました。

インドネシア企業が現在行っている取り組みは、世界中から入ってきてしまう廃棄衣服などをゴミ山へ回される前に引き取り「Give fabrics another chance(もう一度布地にチャンスを)」をテーマにアップサイクルする事です。
布地を細かく裁断し、わた状に近くなるまでほどいて粒繊維状にし、柄や色感を考え手作業で組み合わせ生地として仕上げていきます。
アップサイクルフロー
このアップサイクル生地の良いところはさまざまな生地片の「素材感・色・配置」によってその時その時で表情が変わる事です。一度に作れるサイズが決まっており手作業の為、毎回唯一無二の生地が作られることになります。
生産時間こそ掛かりますが機械に頼らず行っているのは、雇用を作り、女性スタッフ一人一人が活きる仕事となり、魅力的な職場を作りたいと考えているからです。
そしてこの循環で衣服が再利用出来れば、継続的に雇用を続けていく事ができ、「今あるものを捨てずに原料とする」ため、新たな原料を生み出す必要がなく、CO2を削減する事にも繋がります。
現在試作中のアップサイクル生地
アップサイクル生地を活用した商品はすでにインドネシア内で販売されておりますが、さらなる周知や世界に向けて発信するためにも、今プロジェクトでは
・あえての手作業生産のため大量生産が難しく高単価な点
・原料高による製品価格アップ
・あまり知られていないこの取り組みをもっと知っていただくきっかけになるような商品
これらの問題をクリアし、皆さんの手に取ってもらいやすい、もっともっと知っていただけるアイテムをデザインしようと考えました。

【Indonesia×JAPAN RIONE クリアPVC ECOバッグ 数量限定】
※ロゴ部分が「Indnesia」と誤っており、正しくは「Indonesia」となります
■サイズ:たて 39cm × よこ 24cm
・両脇にマチあり
・持ち手含まない部分の たて 25cm
プロジェクト第一弾として、様々なシーンでお使いいただけるよう、お子様から大人の方まで幅広く使いやすいデザインにしたく透け感のあるエコバッグ。
最近ではワンマイルウェアなどちょっとしたお買い物やお散歩に使いやすいアイテムがさまざまありますが、
「財布や小物だけ持ち歩きたい」
そんなときにお気軽にお使いいただける商品を考えました。

買い物に大きなエコバッグをお持ちになる方は多いと思いますが、あえて財布や携帯などの小物を持ち歩きやすいサイズ感に仕立てました。デザインもオシャレで可愛い仕上がりに☆
内側にアップサイクル生地ならではの色や柄感を活かしたインナー バッグを入れ、その良さを引き立てるシアーな素材(PVC素材)を使用したECOバッグです。
(※完成品の生地感仕上がりとデザインは試作品と若干異なる場合がございます)



外側のPVC素材、昔こそ人体に影響があると風評被害がありましたが、関係業界の努力で懸念された問題はなく、むしろ他プラスチック素材と違い石油は約40%程度しか使用せず、それ以外の成分は「塩」なので石油使用量的にもむしろ環境に配慮した素材だと証明されました。
しかも水濡れや汚れにも強く劣化がしにくいため長くお使いいただける、非常にサステナブルなエコバッグです。数に限りがございますが、手に取っていただけたら幸いです☆
【Indonesia×JAPAN RIONE ミニ巾着バッグ 数量限定】
※ロゴ部分が「Indnesia」と誤っており、正しくは「Indonesia」となります。
■サイズ:たて 15.5cm × よこ 13cm (持ち手含まず)
アップサイクル生地をより身近に感じられるミニミニサイズの巾着バッグもご用意しました。
バッグ イン バッグ用に、バラけて大変な小物入れにぜひお使いいただければと思います。
※アップサイクル生地は使用する原料生地によって変化するため、製品ごとに若干異なることがございます。
Indonesia女性スタッフを直接応援
これまでご紹介しましたクリアECOバッグと巾着ミニバッグに使用するアップサイクル生地の色合いをインドネシア工場女性スタッフの方々にお任せで作っていただく、上がってくるまでどんな色・柄になっているのかワクワクしながらお待ちいただけるプランをご用意しました!
女性スタッフの皆さんのセンスでお作りいただくので、直接応援出来るようなプランになっております☆
↓↓↓
【Indonesia女性スタッフを直接応援プラン☆生地の色合いスタッフおまかせ クリアPVC ECOバック】

女性スタッフお任せで出来上がったアップサイクル生地にて作成する
Indonesia × JAPAN RIONE クリアPVC ECOバッグ 1個
※こちらは外側バッグのカラーを透明・ブラックのどちらかからお選びいただけます
■サイズ:たて 39cm × よこ 24cm
・両脇にマチあり
・持ち手含まない部分の たて 25cm
【Indonesia女性スタッフを直接応援プラン☆生地の色合いスタッフおまかせ 巾着】

女性スタッフお任せで出来上がったアップサイクル生地にて作成する
Indonesia × JAPAN RIONE 巾着ミニバッグ 1個
■サイズ:たて 15.5cm × よこ 13cm (持ち手含まず)

『数量限定リターン』
6月 クラウドファンディング終了
(廃棄収集品の選定と企画 ←今回は選定済み)
6月 アップサイクル生地仕上げ開始
7月 アップサイクル生地完成次第、PVCバッグ・ミニ巾着バック作成開始
7月 順次リターン発送
『インドネシア女性スタッフおまかせリターン』
6~7月 アップサイクル生地製作
7~8月 アップサイクル生地完成次第、PVCバッグ・ミニ巾着バック作成開始
8~9月 順次リターン発送
(※おまかせアップサイクル生地は上記試作品に似る場合や全く違う色合いになる場合がございますので ご了承お願いいたします)
いっしょうけんめい縫製いたします!
※上記スケジュールは状況に応じて変動する可能性がありますので、ご了承いただけますと幸いです。
※随時、活動状況もご報告いたします
この取り組みには思ったよりコストが掛かります・・・。ただ確実に世界のCO2発生量を少しずつ削減出来ます。さらなるCO2発生量の削減が出来るよう、また継続していくためにも、私達だけの資金だけでは足りず、皆様のご協力がどうしても必要です。

また前途しましたとおり男尊女卑社会が濃いインドネシア、SDGs実現のために政府がジェンダー平等に向けた取り組みを少しづつ行ってはいるようですが、まだまだ男女の賃金格差や家事労働の分担が女性に偏っている実情があり、日本社会のような労働環境で女性は働けておりません。
女性の平均賃金は4~5万円ほど・・・。よりよい労働環境と雇用継続は喫緊の課題ですが、インドネシア国内から革新的な改善を期待できるのは相当先か不透明な状況です。
「環境も変えて・雇用も継続する」
そんな大それた事を、そんな第一歩を、小さな小さな会社が本気で挑戦していきたいと思っています。
※今回いただけたご支援は必ず現地インドネシア工員の皆様に直接お伝えさせていただきます!
女性スタッフの皆さん


一過性で終わらないためにも、その時その時で出来上がった生地を活かした商品を考えて参ります。
今後は生地の生産を工夫し今より効率よく種類も増やしていけたらとインドネシア企業様とお話を進めており、商品アイテム数も増やしていく計画です。
この取り組みには終わりがありません。我々が抱えている古着在庫や、ゆくゆくは日本国内で抱えている行き場のなくなった古着在庫品も集めアップサイクル・リサイクルに回したいと考えております。
人権問題・環境改善を謳うには継続的にもっと大きなプロジェクトにしていく必要があり、生産効率向上のためのシステム構築や生産安定化による供給価格見直しなど山積した問題を一つ一つ改善し、さらなる女性雇用促進を進めていきたいと考えております。
ご支援いただける事で皆さんと一緒に取り組める、まさにつながるSDGsを作りたいです。
そしてこの取り組みを世界各国に広めていけたらと思っております。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました☆
※商品発送の際に発生する手数料は弊社負担になりますが、離島、海外への商品発送で発送する送料に関しては、一部自己負担をいただく場合がございます。該当される方は、下記H.Pからお問い合わせにてお気軽にご連絡ください。

最新の活動報告
もっと見るリターン商品を本日発送しました!
2025/09/02 17:20本日、全リターン商品の発送を致しました。ご支援いただきました方はじめ、これまで支えてくださいました皆様、インドネシアの皆様、改めましてこの度は本当にありがとうございました。今後も挫けず、より多くの皆様にご共感いただけるような新たなプロジェクトに取り組み、アパレルの環境を変えるそんな企業を目指し、邁進して参ります。また私達のプロジェクトを気にかけていただけましたら幸いです。Thinking about the global environment is what's truly stylish.VELLDE CO.,LTD 代表取締役 田中 智明 もっと見る縫製中です!
2025/09/01 18:17生地が到着してから、合間を縫ってずっと試行錯誤してきまして今回の生地が試作時より少し硬めで透け部分が多いので裏地を付けることに変更し、見た目のサイズ感も大きく変更する事にしました!パターンを直し、裁断をし直しを繰り返し・・・やっと一つ完成形まで持って来れました☆8月中に何とか発送したい希望でしたが、やはりこの生地に合うものにどうしても考慮を重ねましたゆえに。。。ご支援いただいた方・・あとほんの少しだけお待ちいただければと思います!9月中旬までに発送いたします☆ もっと見る生地到着!裏側生地当て込み
2025/07/18 18:12インドネシアで作成した生地が到着しました!インドネシア工員の方々の手作りで、素敵な色使いで作られております。先行でもらっていた写真で見ていた通り、思ったより透けているか所が多い仕上がりですので、今回は裏側に生地を当てて配色合わせで作成しようと思います。ご支援いただいた皆様、楽しみにお待ちいただければと思います!※現状ですとリターン品は8月中には発送できそうです☆ もっと見る










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