
こども未来応援団の一員として、「CHAMPFIREのクラウドファウンディング」にご寄付くださった皆様へ改めて心より感謝申し上げます。
皆様からの温かいご支援で購入させていただいた書籍を携え、広島市内の児童養護施設、社会福祉法人広島修道院様を訪問してまいりましたので、そのご報告をさせていただきます。
今回の訪問で撮影した画像は、施設の許可を得て活動報告書に添えさせて頂いております。
〇 社会福祉法人「広島修道院」様 訪問報告
2025年6月某日、今回の寄付のきっかけを作ってくれた我々「こども未来応援団」のリーダー横山と私、谷口の二人で広島修道院を訪問しました。
- 施設概要と歴史的背景:
- 広島修道院は、広島県内随一の児童養護施設であり、生後5日目の乳児から高校生まで、定員129名の子どもたちが所属しています。こちらの施設では幼児の一時預かり等のサービスにも大変力を入れられております。
- この施設は、明治22年(1889年)に北村藤三郎氏によって創設され、130年以上の歴史を持つ日本で2番目に古い児童養護施設です。
- 現在は「広島修道院乳児院」「児童養護施設広島修道院」「広島修道院きずなの家」「広島修道院保育園」の4施設に分かれて運営されています。
- 施設環境と運営の現状:
- 戦後、原爆で焼け野原になった被爆地跡の施設を立て直し、約40年前に現在の高台の土地へ移転しました。この移転時の土地売却益によって、福祉施設としては大人数の子供たちを迎えられる大きな施設を建設できたとのことです。
- 訪問時に特に印象的だったのは、築40年の施設と築4年の最新施設の建物が大きく異なっていたことです。これは、時代の流れと法整備の変化によって、施設のこども達の生活スタイルがここまで変化したことを肌で感じさせるものでした。より多様性のあるこどもに対応するために将来の施設のありようまで考えられた仕様になっていました。
- ここの子どもたちは、ある意味で環境には恵まれていると感じましたが、それを支える職員の方々のご苦労は想像を絶するものでした。人員の確保、24時間交代制の勤務、そして子どもたちへのメンタルケアは改めて大変な仕事だと痛感しました。
- 訪問の様子:
- 山村院長と担当の田中さんにご案内いただき、施設内を大変詳しく見学させていただきました。
- その話の中で、我々のグループリーダー横山が、県内の乳児院出身で実は広島県初の「里親特別養子縁組」の第一号であったことが判明しました。それを聞いて山村院長から、リーダーに『自身の体験談』や『これまでのストーリー』の講演を関係者さんに後日してほしいとオファーがありました!
- リーダーの講演が携わるスタッフの皆様に少しでもお役に立てるように講演が実現する日を楽しみにしております。
書籍の寄贈:
皆様からのご寄付で購入させていただいた書籍を、心を込めて広島修道院の子どもたちにお届けいたしました。子どもたちのこれからの学びと成長の一助となれば幸いです。
こども未来応援団
谷口和馬




