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今回から、旧日の出館の解体作業について3回に分けて報告していきます。まずは1回目、解体が始まったころのお話です。
まずは話し合いから(いつもわらじ館はやらない。。。笑)
解体と聞くと、重機でどんどん壊していくイメージがあるかもしれません。でも、富士山の上ではそう簡単にはいきません。スペースは限られていて、重機が動ける範囲が狭い。どこから手をつけるか、壊したものをどう運ぶかを最初に決めておかないと、途中で身動きが取れなくなってしまいます。
そこでまずは、ユンボのオペレーターさんと現場を何度も見て回りながら、「どこから崩していくか」「どの順番で進めるか」をじっくり話し合いました。
真ん中の入り口からスタート
話し合いの結果、作業は建物の真ん中にある、昔の入り口からスタートすることになりました。
壊し始めると、中からは以前使っていた布団などが次から次へと出てきました。
長い間、この場所はたくさんの登山者を受け入れてきたんだと改めて感じると同時に、当時は翌年も営業するつもりで、そのまま残していたんだろうなとも思いました。
ただ、それとは別に、正直なところ「せめて辞めるとわかれば処分しておいてほしかった…」という気持ちもあります。これを全部運び下ろすのはこちらなので、前の所有者さんには少し文句を言いたくなりました。。。

壊しては運ぶ、の繰り返し
ここからは、少し壊してはクローラーダンプ(キャタピラで走る運搬用の車両)に積み込み、5合目まで下ろす。この作業がひたすら続きます。
山の上の現場はとにかくスペースが狭く、壊したものを広げて置いておく場所もほとんどありません。しかも出てくるのは、木の廃材、ゴミ、鉄くずなどがごちゃ混ぜになったもの。そのままでは処分できないので、分けながら積み込む必要があり、思った以上に手間と時間がかかりました。

いちばん大変だったこと
そして何より大変なのが、5合目まで下ろす作業です。往復すると3時間以上かかり、どんなに頑張っても1日に運べるのは2回が限界でした。壊すスピードよりも、運ぶスピードのほうがずっと遅い。それが山の上の解体作業の現実です。
さらに、天気にも大きく左右されます。雨が降ると一気に冷え込み、体力もどんどん奪われます。霧が出ると数メートル先も見えなくなることがあり、そんな日は足元を確かめながら、ゆっくり慎重に運転するしかありません。
次回は、解体を進めるなかで見えてきたものについてご報告します。
最後に、シーズン中にいつも一回か2回見られるロッケン現象。今年も見れました。

しかも今回はダブルで!!!




