泉州地域の特産「水なす漬」とは?
皆さん、大阪府泉州地域の特産「水なす漬」をご存じですか?その名の通り、みずみずしくジューシーな「水なす」をぬか漬けにしたもので、地元では夏の風物詩となっています。
泉州特産の水なすは、泉州地域で栽培される特別な品種のナスで、歴史は古く、室町時代の書物にも記載があり、江戸時代初期には本格的に栽培が始まりました。当時は農作業の合間に熱中症防止のための水分補給として食べられていました。
現在は、泉州地域の特産品として全国に知られ、特にぬか漬けとして人気があります。また、ぬか漬けは発酵食品なので、美味しいのはもちろんですがヘルシーなところも魅力です。
水なす漬の味を残したい!
初めまして。だんじり祭りで有名な大阪府泉州地域にて生まれ育ち、数か月前から「水なす漬」の修行をしている丹治進(たんじすすむ)と申します。
水なす漬のお店は様々ありますが、泉州で漬物一筋68年間、地元の方から愛されていた漬物屋があります。私も大ファンだったキューゴ漬物店、その店主 古賀さん(おっちゃんと呼ばせていただきます)が高齢を理由に閉店…。いくら探しても、おっちゃんを超えるうまい「水なす漬」が無い、何とかあの味を残したい!と地元愛の強い私が、この味を次世代に残すべく活動を始めました。
地元から愛され続けた名店
大阪府泉州地域の人気店、おっちゃんが最後の店として営んでいた漬物屋です。大根やキュウリなど、様々な漬物を取り扱っていますが、一番人気は「水なす漬」。
おっちゃんのぬか床は、数日発酵させることで甘みを引き出しているのがこだわりです。大量生産はできませんが、防腐剤などは使わずに、昔ながらの製法で手間暇をかけてやってきたとのこと。
そのぬかで漬けた水なすは、ほんのり甘く、とびきりの美味しさでした。いつ買ってもとにかく美味しく、水なす漬と言えばおっちゃんの店!そのくらい地元では有名なお店でした。
おっちゃんの想いと私の挑戦
「もう90歳近いから周りも心配するし、そろそろやめなあかんと思ってな。本当は味を絶やしたくないけど、ぬか床の手入れは毎日必要やし、朝早くて大変やから、子どもたちに継いで欲しいとはとても言えんかった。」と、心中を語ってくれました。
また、お客様とのエピソードや、漬物職人としての人生についてお話を聞くにつれて自分の中でも覚悟が決まり、熱い想いが沸き上がってきました。
おっちゃん監修のもと水なす漬の試作が始まりました。
おっちゃんは「ぬかは命のようなもの」と言います。漬け込む様子を見ると、まるでわが子に接するかのように水なす一つ一つを大切に扱い、水なすの大きさやその日の天候に合わせて最適な漬かり具合になるように作業している様子はまさに職人そのものでした。
見よう見まねで漬けた最初の試作品は、塩味が強く、とても人様に食べさせることができる状態ではありませんでした。自分はゼロからのスタートなので、真摯にぬかと向きあう決意をしました。
それから数か月、教えを忠実に守り、試作の数は優に100を超えました。
今ではおっちゃんからも認められ、ようやく人様にお出しする準備が整いました。
上質な水なすとの出会い
おっちゃんの味を継承するうえで大切なのが水なすの品質。
このプロジェクトが始まり、練習を始めようと思ったのは冬。水なすは一般的に春ころから出回るため、「こんな時に水なすは売ってないから、どないしよ…」と様々な農家さんを探しに探し、出会ったのが三浦農園さん。「冬のなすびなんて、硬くて食われへんぞ、あかん!」と当初おっちゃんは心配していましたが、実際に三浦農園さんの水なすを見たときは、「こんな立派な大きいなすびがあるんやな!」と、太鼓判を押してくれました。
さらにこだわりを伺うと、地元泉佐野市で100年以上続く水なす農家さんで、生で料亭に出されるほどの上質な水なすをハウス栽培されているとのこと。また、三浦農園さんで代々続く良質な種と、徹底した温度・湿度管理により、みずみずしく皮が薄いフルーティな水なすになるということでした。
私の想い
43年8か月間勤めていた鉄道会社で定年を迎え第二の人生について考えている時に、おっちゃんの店の閉店を知り今回の活動を始めました。
私は昔から結束力が強いこの泉州が大好きで、伝統や地のものを大切にしたい思いを強く持っています。この数か月間、水なす漬に真剣に向き合い、努力を続けてきました。
水なすがお好きな方はもちろん、まだ水なすを食べたことがない方にも、ぜひおっちゃんに教わった水なすの味を楽しんでいただきたいです。ずっとこの地元で生まれ育ってきたからこそ、水なすを通じて、泉州の魅力を広めることで、地元に貢献できればと思っています。
地元の皆様、そして日本全国の皆様に、
この味をお届けできる日を楽しみにしています。
リターンについて
特選とAランクの2種類の水なす漬をご用意します。
(色、形、艶で判別されています。)
土づくりから拘っていて、
稲わらを敷くために米作りから始まっているほど。
水なす漬として出回ることはほとんどなく、
一般的には「生なす」として料亭にお出ししている品質の水なすを使用しています。
一口ほおばれば水なすのジューシーさが口いっぱいに広がり、
なすの甘み、ぬかの甘みをお楽しみいただけます。
白米はもちろん、お酒のお供としても最高です!
スケジュール
7月:プロジェクト発足
8月:店舗探し開始
11月:水なす農家さん探し開始
12月:ぬか床の原材料確定、物件の契約完了
2月:店舗完成 店名「ティーライフkokoro貝塚店」
3月:クラウドファンディング終了
4月:リターン発送開始、広告活動開始
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング掲載終了&リターン品準備開始
2025/04/01 05:40皆さんこんにちは 丹治です昨日を持ちまして、クラウドファンディングへの掲載が終了となりました。期待と不安が入り混じる中スタートしましたが、 徐々にご支援者数が増えていき、 最終的には132名の方からご支援をいただくことができました!感謝の気持ちでいっぱいです。 誠にありがとうございます。順次リターン品の準備・発送に取り掛かっておりますが、 手作業の為1日の製造数に限りがございます。長くお待たせしてしまう可能性がございますが、 手を抜かず、愛情込めて準備いたしますので、 何卒ご理解いただけますと幸いです。 もっと見る残りあと3日!
2025/03/28 03:00皆さんこんにちは、丹治です!CAMPFIRE掲載も残すところ後3日となりました。地元の仲間、元キューゴのファンの方、クラファンをきっかけに知っていただいた方、いろいろな方からのご支援をいただき、嬉しい気持ちでいっぱいです。「技術の継承と地元愛」という事でここまで突き進んできましたが、クラファンの終了がゴールではなくスタート地点です!糠と真摯に向き合い、生まれ育ってきた泉州の魅力を広めることで、地元にも貢献できればと思っています。地元の皆様、そして日本全国の皆様に、この味をお届けできる日を楽しみにしています。残り3日、引き続きご支援よろしくお願いいたします。 もっと見る出荷作業の確認
2025/03/26 03:00皆さんこんにちは、丹治です!店舗での作業にも慣れ、毎日楽しく作業しています。しっかりとリターン品をお届けできるよう、出荷工程の確認を行っています!商品受け取りの協力をしてもらった友人からは、「すぐに商品が届いた!美味しかった、ありがとう!」と連絡がありました。自分が漬けた水なす漬で喜んでもらえるなんて、嬉しいですね支援者の皆様にもお届けできる日が楽しみです。今日も真摯に「糠」と向き合っています! もっと見る
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