
昨年区民より以下の希望が区議会への陳情として提出されました。結果は採択されませんでしたがとても温かい考えであり、良い提案だと思いました。敬意を持ってここに転載致します。
件 名
目黒区美術館40周年記念行事、企画展、式典について企画・運営を区民と共に進めるプロジェクトチームを作るよう求める陳情
【陳情の趣旨】
目黒区美術館が2027年11月25日に、開館40周年を迎えようとしていることは、周知のことです。時をさかのぼること50年以上前、目黒区長期基本計画構想「芸術文化の振興の拠点としての総合文化施設の設置」に基づき、目黒区美術館建設が計画され、1985年12月着工、1987年3月竣工、1987年11月開館という長い経緯をたどって完成されました。
美術館発行、MeguroMuseum of Art,Tokyo(1987)によれば、芸術文化活動の拠点として謳われている理念は以下のようです。・美術館は、人とひと、人ともの、人とこと との新しい出会いを求める・発見、驚き、感動、興味があふれる場・美術館は、きのうときょうを視つめなおし、あしたの可能性を探る展覧会は、収蔵品の展示だけではなく、様々なテーマ、及び、目黒区に縁のある内外の作家達の作品展示・企画展を催しています。
時には、他美術館とのコラボもあります。
美術館が力を入れているのは、教育普及活動の一つ、「ワークショップ」で、様々なアートの「見て・触れ・作る」を、五感を通して楽しむ体験を提供しています。展示室ではない、ワークショップ室を使い、時には戸外や小学校の図工室まで展開することもあります。
20周年記念として、2008年8月には、目黒区美術館主催のフォーラムを2日間に渡り実施し、テーマは、「美術館ワークショップの再確認と再考察」でした。
区民ギャラリーでは、毎年恒例の区展、目黒区書作家協会、目黒区美芸作家協会、目黒区美術家協会、めぐろの子どもたち展、障がいのあるアーティストによる作品展 日々のよろこび、に加え、小グループや個人の作品の発表の場となっています。
40年の歴史で、訪れた方々が抱かれた、発見、驚き、感動、興味はどれほどだったか、計り知れません。
愛される美術館の40年の業績を振り返り、是非お祝いしましょう。そこで、以下を求めます。
【陳情事項】区民を含む多様な関係者で、目黒区美術館40周年記念行事、企画展、式典などを企画・運営するプロジェクトチームを立ち上げてください。




