
いつも温かいご支援をありがとうございます。
井川の森での取り組みが国内外から評価をいただけたことは、大きな励みになりました。
しかし、私たちの森づくりはまだ道半ばです。
井川の森には、かつて造林のために導入された 外来樹種の林 が残っています。
これらは決して悪いものではなく、戦後の木材需要や治山・保全など、
当時の社会背景の中で 必要とされた選択 でした。
ただ、年月を経た今、私たちは改めて 井川本来の森の姿 に目を向けています。
この地域にふさわしいのは、針葉樹と広葉樹が混ざり合う 針広混交林 。
多様な命が共に生きる森を取り戻すには、長い時間と丁寧な施業が必要です。
これまで一部のエリアでは、 県の補助制度 を活用し、
井川森林組合 さんに間伐をお願いしました。
制度の趣旨は、放置されがちな森を地域の力で再生するという 大切な取り組み ですが、
私たちが目指す “井川らしい森づくり” とは少し異なる部分もあります。
そこで今回の クラウドファンディング を通じて、
制度の枠にとらわれず、私たち自身の意思と計画で進める 森づくり を始めたいと考えています。
森の価値を未来へつなげるために、現場の状況や地域の知恵を生かした、
より柔軟で持続的な施業を実現していきます。
そして、こうした森づくりを長く続けていくためには、
森の中の活動だけでなく、森の外にも新しい循環の仕組みが必要です。
私たちはその一歩として、森と地域の暮らしをつなぐ取り組みを始めました。
次回は、その第一歩となる “森の恵みを新たな形にする挑戦” についてご紹介したいと思います。
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