先日、Shizuoka Re:vision CAMP の受講生の皆さんを、井川の森と蒸溜所にお迎えしました。
Re:vision CAMPは、静岡県内の企業人や起業家が集まり、「持続可能な地域づくり」や「ネイチャーポジティブ経営」をテーマに学ぶ実践型プログラムです。今回はその一環として、南アルプスの麓にある井川を訪れていただき、森の再生の取り組みや、その背景にある課題を現地で体感していただきました。
森の中では、外来樹種の問題や林業の現実、そして人の手を入れながら自然を守る難しさについて、風や木々の匂いを感じながらお話ししました。参加された皆さんは、目に見える美しさだけでなく、その奥にある現実や時間の重みを感じ取ってくださったようです。
また、蒸溜所の見学や夜の語らいの場では、「企業として自然とどう向き合うか」をテーマに、さまざまな視点から意見が交わされました。現場の想いを共有する中で、「自然と人との関係をもう一度見つめ直したい」という声も多く聞かれ、森の持つ力を改めて感じる時間となりました。
受講生の皆さんからは、次のような言葉をいただきました。
森の美しさだけでなく、そこにある厳しい現実を肌で感じることができた。ネイチャーポジティブや気候変動の課題を、自社や個人の活動に照らし合わせながら、これまで以上にリアルに考えるきっかけになった。
私たちにとっても、この森で誰かと語り合うことは、森づくりを続けるうえでの大きな励ましです。言葉を交わすたびに、この場所が少しずつ新しいつながりを生んでいることを実感します。
講座は来年1月まで続くそうです。今回の出会いをきっかけに、井川の森が“考え、感じ、語り合う場所”として、これからも多くの方を迎えられるよう準備を進めていきます。
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