全国で約900万戸――実に7戸に1戸が空き家となった日本。
あなたの街でも、人の出入りがなくなった民家を見かけたことはありませんか?
景観上も防犯上も、地域のお荷物となってしまいかねない空き家。
そんな家を、【まちの暮らしの魅力を知ってもらう拠点】として生まれ変わらせることができたらどうでしょう?
このプロジェクトの目的は、長野県松本市の民家を、【暮らすように泊まれる一棟貸しの宿】として再生すること。
そんな私たちの挑戦に関心を持っていただき、心より感謝申し上げます。
はじめまして。株式会社巻組代表の渡邊享子です。
住む人のいなくなった家をお預かりし、新しい価値を吹き込むリノベーション事業。
および、そうした物件をシェハウスやゲストハウスとして運用する事業を、宮城県石巻市を拠点に展開しています。
これまで手掛けたリノベーションは約50件。
また、宮城県内を中心に20件の賃貸住宅や民泊施設を運営中です。
この度、長野県松本市にご縁をいただき、市内の築60年超の空き家を一棟貸しゲストハウスとして生まれ変わらせるプロジェクトをスタートしました。
宿の名前は、【Roopt(ループト)松本中央】
どこの地域も一律仕様のビジネスホテルではなく、地域に根付いた民家を再生した宿を貸し切って、まさに「暮らすように」お泊りいただく。
【Roopt松本中央】ダイニングルーム。フルキッチン・6名がけのテーブル完備で、滞在中の自炊も楽々です
松本を訪れる方が、ここを拠点に街の魅力を存分に味っていただける宿にしたいと考えています。
この「Roopt松本中央」は一棟貸し、つまり貸し切りスタイルを採用します。
巻組は近年宿泊施設の運営に力をいれていますが、最近特に力を入れているのが一棟貸し。
宮城県石巻市にある一棟貸しゲストハウス【Roopt羽黒町】のリビングルーム
家を一軒丸ごと貸し切りにできる魅力は、なんといっても他の宿泊者に気兼ねがいらないこと。
小さなお子さま連れ、複数のご家族グループ、あるいは大学生の合宿先として。さらに、共用部での他人との接触をできる限り避けたい方などにも人気です。
【Roopt松本中央】玄関。やさしい木の香りと落ち着いた雰囲気でお出迎え
【Roopt松本中央】ご滞在中は自由に利用可能!IHコンロ付きのフルキッチン
【Roopt松本中央】お車での観光に!無料でご利用いただける駐車場
【Roopt松本中央】お連れ様とのお話や、お子様との遊びに最適なリビング
まさに、その家に「暮らしているような」感覚をぜひお楽しみいただきたいと考えています。
【ゲストハウス「Roopt松本中央」概要】
■最大宿泊人数:6名様
■ チェックイン:15:00~21:00 チェックアウト:10:00
■ 料金・基本料金:38,000円~/泊(季節により変動)
※一棟貸し切りのため、人数に関わらず一定料金です
■ アクセス:JR松本駅から徒歩15分・松本インターから車で20分例)
市内観光スポットへのアクセスも良好です!
松本市美術館:徒歩5分 松本城:徒歩15分 なわて通り:徒歩10分
そもそもなぜ私たちは「空き家再生」に取り組んでいるのか。
その裏にある「思い」と、私たちが目指すところかを少しお話しさせてください。
震災ボランティア時代の渡邊
私が2015年に石巻市で巻組を創業するきっかけとなったのは、2011年の東日本大震災です。
発災直後から支援のため石巻市に入ったヨソモノたちが、そのまま留まりたくても住む場所がない。
創業初期に手がけた【Shared House 八十八夜】 私はそんな状況を見かねて、なんとか市内に残った空き家を探して大家さんを説得。
必要最低限の改修を施してシェアハウス化したのがビジネスの始まりでした。シェアハウス【ハグロBASE】 自分で住みやすくアレンジできる物件建物が「新しくてきれい」なことより、「自分たちで手を加えられる自由さ」や「オンリーワンの価値」を喜ぶ。
そんなクリエイティブなユーザーの入居が多かったことから、そうしたユーザーを呼び込みやすい家賃・入退居条件を設定。
また、使えるものはできるだけ残してコストを抑えつつ、スタイリッシュな空間を生み出すリノベーション手法。
いずれも巻組ならではの空き家活用ソリューションとして開発してきたものです。
しかし、宮城県内の状況は10年で急激に変化しました。
新築がたくさん建てられた一方で人口が減った結果、石巻市内でも空き家が溢れるようになったのです。
後に手がけた物件の空き家時代のお写真
いま巻組には、毎月のように築古空き家の所有者さんからご相談が寄せられます。
特に、遠方のご実家を相続された方の声は切実です。
「思い出の詰まった家なので手放したくない。でも維持管理が難しい」
「なんとか自分で運用したいが方法がわからない」
「たまに自分でも利用したいが、空いている期間だけ有効活用できないか」
そうした多くの声に、いま巻組は10年間培ってきたノウハウでお応えしています。
このプロジェクトで再生を目指す松本市の物件も、築60年超の古い一戸建てです。
相続でこの家を取得したオーナーは、年に数回親戚同士で集まる家を売却する気にもならず、活用方法に悩んでおられました。
そこで巻組がご縁をいただいたのです。
ご相談を重ねるうち、上で説明したような私たちの空き家再生コンセプトにご賛同いただき、リノベーションから運用までお任せくださることになりました。
賃貸住宅ではなく、一棟貸しゲストハウスとしたのは、引き続き親戚みんなで集まる場所として使い続けたいオーナーのご希望があったから。
さらに、地域にも開かれた場所にしたいというご意向を反映し、通りに面した部分をコモンルームとして整備。将来的には地域の方々が気軽に立ち寄れるような仕組みもつくりたいと考えています。
この物件のリノベーションはすでに始まっており、オーナーの大切な思い出を残しながら、現代の生活様式に合わせた心地よい空間づくりが進んでいます。
【Roopt松本中央】二階の部屋D。昔ながらの襖や棚に合う、上品な照明を丁寧に厳選
また、地域に開かれた場所、というコンセプトに沿って、内壁の塗装の一部を地域の方々とDIYするイベントも開催しました。
地域の方々と一緒に壁を塗装。皆さんのご協力のもと、宿は少しずつ完成に近づいていますさらに、長野と言えば信州ワイン。
まだ構想段階ですが、コモンルームにワインセラーを置いて宿泊者に地ワインを楽しんでいただく、などさまざまな交流の仕掛けづくりも検討しています。
さて、その長野県松本市。北アルプスの麓に広がる、人口23万の城下町です。
国宝・松本城をはじめ観光資源が充実しており、私も何度も訪れて、とても魅力的な街だと感じています。
最近は特にインバウンドの伸びが目覚ましく、民泊タイプのゲストハウスも増えてきたものの、急増する需要に追いついていないのか、街中で宿をとるのが難しいこともあるようです。
それであれば、空いている民家を活用し、適切な改修を経てゲストハウスなどとして活用することができたらどうでしょう?
【Roopt松本中央】一階の部屋A。収納や障子など、民家ならではの味わいを残してリノベーション
街中に滞在する観光客が増えれば、地域経済に新たな循環を生み出すことができるはずです。
私たちがこのプロジェクトでやろうとしているのは、まさにそれです。
私たちに任せる判断をしてくださった空き家オーナーの思いを叶えたい。
そして暮らすように滞在し、松本の魅力を味わい尽くせるような宿を完成させるため、ぜひ皆さまのご協力をお願いいたします。
市内中心部に位置するRoopt松本中央は、観光スポットへのアクセスも良好です。
滞在中はぜひ、まちを歩きながら、松本ならではの文化やグルメを味わっていただけたら嬉しいです。
例えば、こんな1日のはじまりはいかがでしょうか。
朝は、宿から歩いて5分ほどの場所にある銭湯「菊の湯」へ。
薬草の香りに包まれながら、ゆっくりと湯に浸かる時間は、旅だからこそ味わえる特別なひとときです。
温かなお湯で、身も心もほぐれていくような感覚を楽しめます。
そのあとは、そのまままちをぶらぶらと。
目的を決めず、湯上がりの体でふらりと歩いてみると、小さな偶然や発見に出会えるかもしれません。
お昼ごはんを済ませたら、松本城まで足をのばすのもオススメです。
ほかにも、楽しみ方はいろいろ。
食通の方なら……地元で長く愛されてきた、信州そばの老舗へ。
アート好きな方なら……豊かな表現に触れられる、松本市美術館へ。
のんびり過ごしたい方は……宿の蛇口から出る井戸水でコーヒーを淹れながら、まったり時間を。
松本は、どこか落ち着いていて、それでいて多彩な魅力をもつまち。
この宿が、その魅力と出会うきっかけのひとつになれば、うれしく思います。
ここまでお伝えしてきたこのプロジェクトの目的、巻組の目指すものにご共感いただけましたでしょうか。
このゲストハウスは旅人にも地域にも開かれた場所であり、だからこそ様々な立場を超えて、皆さまとともに育んでいきたい――。
【Roopt松本中央】2階 部屋C リノベーション後
皆さまからのご寄付は、単なる施設整備の支援ではなく、空き家に新たな命を吹き込み、ここを拠点に新たな物語を紡ぐ活動へのサポートととらえ、大切に活用させていただきます。
目標金額100万円は、クラウドファンディング手数料(約17万円)を除いたのち、
・ワインセラーなど備品の整備・アップグレード 約20万円
・塗装費用 約60万円
に使用させていただく予定です。
2025年3月:改修工事着工
松本の空き家を宿へと生まれ変わらせる第一歩を踏み出します。2025年5月:クラウドファンディング開始
皆さまからのご支援で「松本の魅力を感じる宿」づくりを加速させていきます。2025年6月27日:クラウドファンディング終了
オープンに向けた準備が大詰めを迎えます。2025年6月末:旅館業営業許可取得
ゲストハウス開業に必要な最終手続きです。2025年7月:いよいよゲストハウスオープン!
正式に宿泊受け入れをスタートします。
スケジュールは、進捗状況により変更になる可能性がございます。
最新情報は随時プロジェクトページでお知らせいたします。
巻組と本クラウドファンディングを応援してくださっている皆さまから、応援コメントを頂いています。
温かなお言葉の一つひとつに、心より感謝申し上げます。
岡本ナオトさん
一般社団法人シェアリングエコノミー協会 東海支部長
株式会社R-pro 代表
人口減少が進む中、世の中には惜しまれつつ手放さなければならないモノやコトがたくさんあると感じています。そのひとつが「家」であり、その周辺の「地域」ではないでしょうか。
人と人とのご縁がつながり、想いが紡がれていくようなプロジェクトがひとつでも多く立ち上がり、そして活動がスタートしていくことはとても素敵なことだと思います。もちろん、このRoopt松本中央のプロジェクトもしかり。
クラウドファンディングの達成と、その後のプロジェクトの成功を心から応援しています!
吉原 勝己
吉原住宅(有) 代表取締役
(株)スペースRデザイン 代表取締役
NPO法人福岡ビルストック研究会 理事長
福岡で「共感不動産によるまちの活性化」に取り組んできた私が、震災後の石巻を訪ねた折、巻組の渡邊享子さんが、まだ被害も大きかった中心市街地の空き家や空きビルを、大きく手をかけることもなく、外から来た人たちが中心となって地域の人たちと交わる場所へと再生されていく様子を見ることができました。
そこでの、渡邊さんの強い意志と、その最先端の手法に訪問した皆で心を動かされたところから始まります。
それから、何度と石巻を訪れるうちに、これまで僕たちが見たことのない、それぞれは一人一人の思いを大切にした繊細なプロジェクトでありながら、それが渦のように全国から能力ある人を集め、まちの人たちの気持ちを変化させ、結果としてダイナミックにまちが変化する様子を見続けることになりました。
それは、これまで日本の衰退する地方のまちが必要としていたけれど、解らなかったことが実現していく姿でした。その体験の連続から、ただ事ではないことが石巻で起こり続けていることを確認することになりました。
まちを活性化する革新的経営者として、渡邊さんは桁違いの才能を持たれていることから、九州の仲間にも大いに学んでほしいと思い、2011年11月、私たちの『九州DIYリノベWEEK』にご参加頂き、九州23都市のリーダーたちとご一緒に語って頂いた活動プレゼンは大きな反響を呼びました。九州から遠く離れた東北の地で、私たちの活動と共鳴する仲間がいらしたことに、皆で嬉しく心強く感じました。
渡邊さんは言われました。「巻組が主に手掛けるのは、空き家の中でもいちばん条件が悪い、絶望的な廃屋です(笑)。立地条件が悪く、建物も設備も古い。一般的な賃貸住宅にはありえない条件だから、一般的な賃貸住宅の規格に収まらないニーズを持ったひとに向くんです」
続けて、「私たちは、無理をして空き家を活用しているわけではありません。あるものを使うほうがサステナブルだと確信しているんです。クリエイティブなひとたちに空き家を提供すると、ネガティブはポジティブに転じる。自らライフスタイルを創り出せるひとを応援したい。」と言われた言葉が忘れられません。
その巻組さんが、今度は松本という歴史と文化溢れる新たな地で、まちと人との関係を編み直そうとしています。土地に眠っていた空間の可能性を掘り起こし、地域の人たちとともに新しい風景をつくる。それは、ゲストハウスという形を通じて、またたくさんの出会いや物語が生まれる種まきになることでしょう。
被災を乗り越えようとしていた石巻の人たちに灯りをともしたように、今度は松本でその光が広がっていくはずです。私もこの試みに大いに期待し、応援しています!
ちなみに、名古屋駅から松本駅まで特急しなの で2時間13分。 東京駅から松本駅まで新幹線を使っても2時間23分。ところが、福岡空港から松本空港まで1時間40分。福岡は松本にとって、驚くほど近い空路で結ばれた隣まちなのです。
長年、松本に4泊以上してきたリピーターとして自分事としても嬉しいプロジェクトを、今後も皆で応援したいですね。巻組さん頑張ってください!
2015年の創業以来、私たち巻組は東北でたくさんの空き家再生に携わってきましたが、一つとして同じ物件はありませんでした。
どんな家にも必ず、大切な物語があります。その物語に寄り添い、ただの空き家から「建物」以上の価値を引き出すことができれば、再生の可能性は広がります。
そして、その一軒の再生によって街に新たな風が吹く瞬間を、私たちは何度も見てきました。
既に900万戸あり、今後さらに増えると見込まれる空き家。
私たちの取り組みは、この問題に対する一つのソリューションであると信じますし、今、全国各地の空き家オーナーから巻組に届く期待の声が、それを証明しています。
「私の地域でも空き家再生をどんどん行なってほしい」
「地域のために頑張ってくれる巻組さんに家を預けたい」
私たちの松本市のゲストハウスプロジェクトは、そんな声に応えるための新たな挑戦の始まりです。
皆さまのお気持ちが、このチャレンジを後押ししてくださる力となります。
どうか、応援よろしくお願いいたします。
株式会社巻組 代表 渡邊享子
最新の活動報告
もっと見る【ビフォーアフターでご紹介】空き家が、人を迎える貸切宿になるまで
2025/06/19 19:00こんばんは。クラウドファンディングも、いよいよ終盤戦へ。多くの方にご注目いただいていることに感謝しつつ、最後まで尽力してまいります。Roopt松本中央をご予約いただいた皆さまへ。宿泊の受け入れ開始日は【7月14日〜】となりました。ご予約方法など詳細は、終了後に改めてお知らせいたしますが、こうして日程をご案内できることを大変嬉しく思っております。今回は、「Roopt松本中央ができあがるまで」のビフォーアフターをご紹介します。築60年の空き家が、どのように“人を迎える宿”に生まれ変わったのか——宿の完成を前に、変化の様子を写真で振り返ります。地域の皆さんと共につくりあげた宿「売る気にはなれない。でも、また親戚同士で集まれる場になれば嬉しい」——そんなご相談からはじまった空き家活用でした。築60年。長い年月の中で刻まれてきた味わいや雰囲気を残しながら、ゲストや所有者さんが心地よく過ごせるよう、一棟貸しの宿として再生することに。さらに、所有者さんからは「地域に開かれた宿にしてほしい」という願いもありました。ただ建物を整えるだけではなく、まちにひらかれた存在であること。それは、巻組が運営するゲストハウス&シェアハウスシリーズ「Roopt」が目指す、一つの理想でもありました。リノベーションは、専門の職人さんに加えて、地域の方々や学生の皆さんにも関わってもらいながら実施。巻組だけでなく、地域全体が少しずつ手を入れ、整え、心地よい空間へと育ててきました。そんな時間をこれからも積み重ねて、この場所が “地域に愛される宿” になっていったらと想像しています。1階のビフォーアフターかつての1階は、昭和の雰囲気が色濃く残る空間でした。畳の部屋に、年季の入ったキッチン。床にはヒビが入り、部屋に灯りはほとんど届かない……。それが今では、IHコンロ付きの「フルキッチン」と、6名までゆったり過ごせる「リビングダイニング」へ。大きな窓から光がたっぷり差し込み、通りの風景を眺められる「コモンルーム」に生まれ変わりました。古さを全て否定してしまうのではなく、残した味わいを楽しめるような空間に。障子や建具は残しながらも、現代のライフスタイルに合うよう整えたことで、どこか懐かしく、でも澄んだ空気が流れる場所になっています。2階のビフォーアフター長く使われていなかった空間には、静けさとともに、少しばかりの寂しさも漂っていました。そんな2階には、デザインの異なる、3つのベッドルームを用意。たとえば、自然光がたっぷり入る窓辺で読書をしたり、夕食のあとに子どもと遊んだり、夜まで少し長話をしたり──そんな、日常の続きのような時間を過ごしていただけたら嬉しいです。ベッドや照明も、元の家の雰囲気に調和するものを、ひとつひとつ丁寧に選びました。ふと視線を上げれば、梁や障子から、この家が歩んできた年月が、そっと感じられるかもしれません。クラファン終盤!公式SNSシェアのお願いいかがでしたか?巻組のクラウドファンディングは、6月27日(金)が最終日。多くの方にご支援いただき、目標金額の達成に向けて、今まさに大きな山場を迎えています。7軒に1つは空き家となった日本。「Roopt松本中央」は、そんな空き家問題に対する小さくも確かな一歩として、地域に受け入れられ、次に繋がるモデルケースにしていきたいと考えています。より多くの方にこの宿を知っていただき、実際にご滞在いただきたくために。どうか、周りの方にFacebookもしくはInstagramでシェアをお願いできないでしょうか?シェアの際には、もしよろしければ「応援してます」など一言添えていただけると、大変心強いです。===【シェアいただきたい投稿はこちら⬇︎】巻組公式Instagram (インスタグラムID:@makigumi_inc)→https://www.instagram.com/p/DKt9F-VOHew/?igsh=MWU5dnQ0OHk4cGhsbw==巻組公式Facebook→https://www.facebook.com/share/p/19erD7a9CH/?mibextid=wwXIfr===もちろん、ご支援も引き続き受付中です。最後の1日まで発信を続けてまいりますので、どうか応援よろしくお願いいたします。 もっと見るリノベーションにあたっての設計者の想い
2025/06/13 15:58巻組ではこれまで50件以上の空き家の再生に関わってきましたが、空き家活用にあたって一番面白い点は、どの物件も「オンリーワン」の「ヴィンテージ」であることです。ただ古いのではなく土地ならではの良さや使ってきた方々の思いや生活が見え隠れするのが空き家活用の面白いところ。今回は、そんなこの場所の良さを最大限活かしながら設計にあたってくださった、スタジオフットの一級建築士 勝邦義さんのコメントを紹介します。建築家の意図に思いを馳せながら皆様にも使っていただきたいとおもっています。==コメント====歴史文化あふれた松本の街並みに、暮らすように滞在できる拠点をつくる。そしていまは遠くに暮らしながらも、実家のあるこの街に想いを寄せ、「この場所を未来につなげたい」と願ったオーナーの熱い意志も加わって、「Roopt松本中央」は誕生しました。目指したのは、「そのまちに暮らすように滞在する」という、自然体の旅のかたち。旅先でも日常の延長として過ごし、料理をし、家事をし、その土地の空気を吸いながら、まるでそこに“住んでいるかのように一日を積み重ねる――そんな滞在のあり方です。そしてまちの一員となったかのように、まちに出て暮らしの一部を体験しながら滞在すること。まちと暮らしとがつながり、まちの豊かさを感じられる滞在時間を過ごせることが大切だと考えました。敷地が位置する路地のなかには住まいとお店が混在し、街並みのなかに彩りを与えています。道には清流が流れ、あたりまえのように井戸水を住宅に引き込み使うという暮らしも、まちの豊かさに気づかせてくれます。そんな街並みに参入するように玄関と一体となった「コモンルーム」を通りに面して設けました。宿でありながらも開かれたコモンルームをもつことで、松本の街並みに溶け込みながらも、ここで暮らす人の日常を感じとることができます。 ここはまちとの接点であり、暮らしのレセプション。まちの情報を得たり、様々な交流に対応しながらもまちへと意識をつなげ、街全体をくらしの一部ととらえるための装置としてはたらきます。そして奥にいくほどプライバシーが高まるリビングにも通じています。 1階のリビングにはキッチンが備え付けられており、お気に入りのボトルショップでワインを手に入れてカウンターで語らったり、調理器具や食器もそろっているので、このまちで出会ったおいしい食材を使って家族や仲間と料理を楽しむこともできます。朝には庭を眺めながら、蛇口をひねると出てくる井戸水でコーヒーを淹れて味わう、そんな過ごし方もおすすめです。そして、まちに出ることを、ぜひ暮らしの一部として取り入れてみてください。たとえば日曜日の朝。まだ静かなまちのなかで、朝7時から開いている銭湯「菊の湯」でゆっくり朝風呂を楽しみ、その足で近くの「山山食堂」で朝ごはん。食後は「あがたの森公園」をぶらりと散歩して、心と体を目覚めさせるなんて過ごし方も素敵です。ぜひ、ゆっくりと過ごしながら、この土地の魅力を感じていただきたいと思います。空き家のあらたな門出を応援しながら。「Roopt松本中央」設計担当株式会社スタジオフッド 代表取締役 勝邦義 もっと見る【空き家の“その先”を一緒に考えませんか?】 空き家所有者さま向けリターン追加のお知らせ
2025/06/07 19:00「実家のこと、そろそろ考えなきゃな…」そんな風に思ったことはありませんか?巻組には、このようなご相談が毎月のように届いています。・相続した家が遠方にあって…・使っていないのが気になっているけれど、何から始めたらいいのか分からないここ数年増えているのが、“想いはあるけれど動けない”というお悩みです。・思い出があるから手放したくない・なにか方法はありそうだけど、自分一人では難しそう…実は、Roopt松本中央も、そんな想いから生まれた宿でした。Roopt松本中央が生まれたきっかけ築60年を超える実家。年に数回、親族が集まる場として残しておきたい——。そんな願いを持ちながらも、それ以外の時期は空き家となってしまう現状に不安を抱えていた所有者さま。「活用したい気持ちはある。でも、本当にできるのか…?」そんな心境の中、巻組にご相談をいただきました。想いと現実、両方に寄り添いながら私たち巻組がご提案したのは、“一棟貸しの宿”としての空き家再生という選択肢でした。・必要なときには、親族がそのまま使える・それ以外の期間は、地域に開かれた宿として活用できる賃貸でも売却でもない、想いを残すかたちでの活用方法。所有者さまは、その可能性に希望を感じてくださいました。「松本の地域や住民の方々にも親しまれる宿にできたら——」そんな所有者さまの想いから、【Roopt松本中央】では壁塗りのワークショップを開催しました。近隣の方々も集まり、みんなで手を動かしながら、空き家に少しずつ新しい風を吹き込んでいくような時間に。そして今、思い出が詰まった空き家は、一棟貸しの宿として新たな門出を迎えようとしています。空き家を所有する皆さまへ向けた、追加リターンのご案内空き家の活用に悩む方へ向けて、今回のクラウドファンディングでは、以下の2つの特典付きリターンをご用意しました。【リターン特典①:Roopt松本中央 現地内覧】実際に空き家を再生して生まれた宿を、現地でご覧いただけます。・リノベーションって、どこまで変わる?・宿として活用できるのは、どういう状態?そんな疑問を、目の前で一つずつ確かめられる機会です。ご自身の家に重ねながら、「もしかして、我が家でもできるかも」と思える時間になれば嬉しいです。【リターン特典②:代表 渡邊による空き家活用相談】後日あらためて、巻組代表の渡邊がオンラインでお話を伺います。・空き家活用って、どこから考えればいいのか?・そもそも、自分の家でも何かできるのか?といった疑問や不安に丁寧にお答えします。ご希望があれば、巻組がこれまでに手がけてきた他の事例などもご紹介しながら、ご自身の状況に合わせたヒントを一緒に探っていきます。「まずは、少し話を聞いてみたい」という段階でも、もちろん大丈夫です。まずは、小さな一歩から私たち巻組が大切にしているのは、空き家に残された、所有者さまそれぞれの想いや物語に寄り添うことです。だからこそ——「まだ決めきれていない」「空き家活用のことは、何も分かっていない…」そんな状態でも、どうぞ安心してご参加ください。あなたの空き家にも、まだ見えていない未来があると私たちは信じています。このリターンが、その一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。リターン詳細・お問い合わせ先「実家のこと、いつか考えなきゃ…」と思っている方へ。最初の一歩を、私たち巻組と一緒に探してみませんか?リターンの詳細・ご支援はこちらから▶︎https://camp-fire.jp/projects/830802/backers/new?id=1428921ご質問・お問い合わせはこちらまで▶ 巻組公式Instagram (インスタグラムID:@makigumi_inc)▶ 巻組公式Facebook※CAMPFIRE内メッセージでもお気軽にご連絡ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。クラウドファンディングも、残り20日。引き続きの応援、よろしくお願いいたします! もっと見る
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