
【活動報告26日目】
今日は朝から田んぼの手伝いへ。お世話になっている米農家さんは、ようやく折り返し地点が見えるかなーって感じでまだまだ先は長い。地域の個人農家さんたちは、全体の半分くらいは田植えを終えたようです。今週末を過ぎれば、作業もだいぶ落ち着いてくるかもしれません。
そんな中、農家さんのスタッフの方がふと「午後は葬式だから抜けるねー」とひと言。まるで日常の一コマのように、さらっと。そういえば先週も、似たような会話を耳にした気がします。
佐久市の年間死亡者数はおおよそ1300人。単純計算で、1日に約3人が亡くなっていることになります。それほど珍しいことではなく、地方都市では、ドラッグストアや飲食店が閉店すると葬儀屋や福祉施設に生まれ変わる──そんな光景もよく見かけます。
この何気ないやり取りから、ふと思い出したのが、ポッドキャスト『働くことの人類学』で語られていた「仕事よりも私生活が優先される文化」の話です。東京で働いていた頃は、友人の結婚式や親族の葬式ですら、仕事を休むのはどこか気が引けるものでした。でも長野に移ってからは、そうした“お休み”もごく自然に受け入れられる空気があります。
そして、パプアニューギニアのある部族では、仕事は“人生のおまけ”のようなもの。一方で、日本の都市部では“仕事”が人生の中心に位置づけられることが多い。「東京の“仕事第一主義”と、パプアニューギニアの“私生活第一主義”は、対照的」と語られていたのが印象的でした。
そう考えると、長野はそのちょうど中間、両方の“いいとこ取り”をしているような土地なのかもしれません。“せわしなさの中にもユルさがある”ような、そんなバランスの地。もちろんコロナ禍を経た社会の変化もありますけど。
▶ 気になる方はこちら:https://open.spotify.com/episode/4WjpUAfpiDpmjiPyzCChuJ?si=9f816c282d8f4854
そんなことを思いながら、今日も農家さんにお昼をご馳走になり、午後イチでリサイクルセンターへ。飲食店で使うテーブルやシンクなど、少しずつ備品の調達も進めています。
夕方からは店番と事務作業。消費税は「分割納付も可能」とのことで税務署に相談し、70万円超を3回に分けて納めることに。少し安堵。
そのあとは売上データを眺めつつ、ふと一つ思案。最近の傾向からすると、営業時間を「朝9時→10時スタート」「夕方18時→19時終了」にした方が、お客さまの生活リズムに合うのでは?まずは夏休みに、試験的に延長営業してみようか…と考えています。






