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貧困の連鎖を次世代に引き継がせない―フィリピンの路上を生きる若者の就労を助けたい

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

主要都市の“子ども・若者の100人に3人がストリートチルドレン”というフィリピン(※)。貧しさから日々の食事もままならず、学校にも通えない子どもたちは、やがて大人になってもまっとうな仕事につけません。路上で生活する若者の就労を助けることで、貧困の連鎖を断ち切りたい。ぜひ応援してください!

現在の支援総額

299,000

29%

目標金額は1,000,000円

支援者数

37

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/09/20に募集を開始し、 37人の支援により 299,000円の資金を集め、 2018/11/28に募集を終了しました

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貧困の連鎖を次世代に引き継がせない―フィリピンの路上を生きる若者の就労を助けたい

現在の支援総額

299,000

29%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数37

このプロジェクトは、2018/09/20に募集を開始し、 37人の支援により 299,000円の資金を集め、 2018/11/28に募集を終了しました

主要都市の“子ども・若者の100人に3人がストリートチルドレン”というフィリピン(※)。貧しさから日々の食事もままならず、学校にも通えない子どもたちは、やがて大人になってもまっとうな仕事につけません。路上で生活する若者の就労を助けることで、貧困の連鎖を断ち切りたい。ぜひ応援してください!

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▼路上で生活する若者の職業技術訓練を通じて、貧困の連鎖を断ち切りたい

はじめまして。認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)です。この7月から、フィリピンで、路上で生きる若者が貧困から抜け出せるように支援するプロジェクトをスタートします!

 

▼マニラだけでも数万人にのぼるストリートチルドレン

ストリートチルドレンとは、路上で生活したり働いたりする子ども・若者のこと。全体を把握できる統一された統計はありませんが、マニラ首都圏では5万人~7万5千人はいると言われています(※)。虐待する家族から逃れて路上で生活していたり、家族と共に路上やスラムで暮らし、日中は物乞いなどをしてお金を稼ぐなど、ひとくちに“ストリートチルドレン”といっても様々ですが、いずれの場合もその背景には極度の貧困があります。

ストリートチルドレンの多くは、学校へ行けず、食事も満足にとれていません。物乞いやゴミ集め、車の窓ふきなどのわずかな収入でその日暮らしをしています。なかには、ドラッグにはまったり、犯罪に巻き込まれることもあり、女の子は性的虐待にあうリスクも抱えています。

また、路上で出会った男性と関係をもった末に妊娠し、1~2人の子どもを路上で育てる10~20代前半の若いお母さんも少なくありません。その結果、路上生活を送るお母さんの子どもも、ストリートチルドレンの道を歩むことになり、貧困の連鎖が続いています

 

《写真の女性はアイリーン、23歳(2018年8月時点)。小学6年生のときに家族でマニラに移住し、地下道で暮らしていました。チャイルドホープの支援で中学校や職業技術訓練に通うも、妊娠・出産のため仕事を一時中断。今年3月にチャイルドホープから借りた約1万円を元手に、自宅で調理したお菓子を路上で売って収入を得ています(7月末に完済)。トライシクル運転手の夫と共に、2人の子どもを育てています。このページのメイン画像の女性もご本人です》

 

フィリピンでは今も人口が増え続けていて、国からの福祉サービスや教育が十分に行き届いていません。特に、ときに出生届さえ提出されていないストリートチルドレンたちは公的なサポートを望めず、海外を含めた市民からの草の根の支援を必要としています。

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

私たちACC21は、現地で豊富な活動経験をもつパートナーとともに、路上で生活する若者たちが、仕事に就いて自立した生活を送り、路上生活から抜け出せるように支援します。

 ストリートチルドレンと聞いて思い浮かべるのは、細い身体で物乞いをする幼い子どもたちの姿かもしれません。“あの子どもたちに食べ物をあげたら?”“どうして仕事をするような年齢の若者を支援するの?”と思うでしょうか。もちろん、幼い子どもへのお金やモノの援助も一つの支援のあり方です。

 

 

しかし、私たちの考えは少し違います。私たちの支援を永遠に、限りなく続けることはできません。そしてストリートチルドレンの数は、今、この瞬間にも増えています。それならば、私たちにできることは、貧困の連鎖を断ち切る、そのために最大限の努力をすること路上生活をする若者自身が、働く力を身につけるためのサポートをすること

それこそが、次の幼いストリートチルドレンを生み出させないための支援です。

 

▼成功の秘訣は、現地NGOとのパートナーシップ

けれど、ストリートチルドレンの支援は決して簡単ではありません。これまで社会や大人から見放されてきた若者たちが、“明日を信じて学ぶ”ことの意味を理解して、新しいチャレンジに前向きになるのには、時間がかかります。

そこで私たちは、フィリピン人が運営する現地NGO「Childhope Philippines Foundation, Inc.(チャイルドホープ)」と協力して、今回のプロジェクトに取り組みます。チャイルドホープは、路上教育や職業技術訓練などのプログラムを通じて、20年以上、フィリピン・マニラ首都圏のストリートチルドレン支援に取り組んできました。

私たちACC21もまた、15年近くにわたって、アジアの現地のNGOと連携してさまざまな課題に取り組んできました。今回は、その経験を大いに活用します。たとえば、教育プログラムの内容をともに考えたり、訓練を終えた若者たちがビジネスを始めるための“マイクロファイナンス”のしくみを取り入れたり、日系企業との橋渡しをしたり、日本の同世代の若者との交流を促すなど、ACC21が関わるからこそ実現できることがたくさんあります

 
▼ストリートチルドレン・ゼロに向けて大きなムーブメントを起こします

実は、このプロジェクトの1年目に支援できる若者の数は30人。決して多くありません。彼・彼女たちが自信をつけ、自立した生活を始めるためには、一人ひとりに寄り添った細やかな支援が必要だからです。

もちろん、このプロジェクトは、訓練を受けた若者だけでなく、その子どもや家族を貧困から救い出すもので、その効果は30人にとどまりません。ただ、それでも数万人ともいわれるマニラのストリートチルドレンの数を考えると、ACC21とチャイルドホープだけでできることには限りがあります。

そこで、私たちは、マニラで活動する他のNGOとも連携して、2030年までの「ストリートチルドレン・ゼロ」をめざし、大きなムーブメントを起こします。この6月、マニラのストリートチルドレン支援に取り組むNGOの代表者ら19人が集まり、ワークショップが開かれました。私たちACC21も呼びかけ団体のひとつに名を連ね、代表の伊藤が参加しました。

これからも、「ストリートチルドレン・ゼロ」にむけて、他のNGOや政府・企業などと連携していきます。

 
▼資金の使い道

ストリートチルドレンの若者たちが、仕事につき、安定した生活を送れるよう、幅広いメニューで支援します。

 

対象は、16歳から24歳までの若者30人(年間)。職業技術を身につけるための職業技術訓練やOJTにとどまらず、日々のさまざまな課題に前向きに対処するための考え方を養う“ライフスキルトレーニング”、就職時に必要となる各種証明書の手続き支援や健康診断、就職活動に向けての履歴書作成・面談指導など、多様なサポートを行います。

 

30人の若者をサポートするために、あと145万円が必要です。このうち、クラウドファンディングでは100万円を目標にします!

職業技術訓練やライフスキルトレーニングに安心して参加するための食事の補助(約80万円、108日分)、講師謝金(約16万円、52日分)、健康診断(約4万円、30人分)、若者をサポートする現地スタッフの人件費(約45万円、2名分)などに活用します。

詳細な会計報告は、プロジェクトの1年目(2018年7月~19年6月)が終了したあとに、ACC21ウェブサイト上で公開します。また、活動の進捗状況は、Facebookで定期的に発信していきます。

ぜひ、長く路上生活を送ってきた若者たちのチャレンジを支えてください

 

▼最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

私たちは、このプロジェクトを、短期間で終わる一度きりの支援にするつもりはありません。訓練に参加した若者たちが路上生活を抜け出して安定した生活を手に入れられるまで、チャイルドホープとともに、しっかりと支えていきます。そして、マニラのストリートチルドレンがゼロになる日まで、フィリピンと日本の多くの人たち・団体の参加を得ながら、広い視野に立ってこの問題に取り組んでゆきます。

ぜひ、ご一緒に、ストリートチルドレンの未来を変えるこの活動を支えてください。
あなたのご支援が、今、路上で希望を持てずに生活している若いお母さん・お父さん、孤独を抱える若者たちの、明日をひらく力になります。

 

※ 近年フィリピンのストリートチルドレンについての包括的な統計は行われておらず、その実態をつかむことは困難です。マニラ首都圏の子ども・若者の100人に3人が路上で暮らしており、その数は5万人から7万5千人に達するという数値は、Jeff Anderson氏による調査報告書「Journal of Asian Mission 13 (2012年10月)」で紹介されているものです。

 

《税制上の優遇措置について》

このプロジェクトへのご寄付は、税制上の優遇措置の対象となります。

所得税の控除や住民税の控除をお受けいただくためには、確定申告の際に、ACC21が発行した「寄付金受領証明書」の提出が必要となります。

寄付金受領証明書は、ACC21より、2019年2月初旬までに郵送させていただきます。なお、寄付金控除証明書には、住民票記載の住所・氏名を記載する必要がありますので、寄付お申込み時に記入した住所が住民票記載の住所と異なる場合は、ACC21までご連絡ください。

※寄付金の年間合計額が2,000円を超えた場合、所得税の控除の対象となります。寄付金の年間合計額には、ACC21への寄付に限らず、税控除の資格をもつ他の団体等(認定NPO法人、公益法人、政党、国、地方自治体を含む)への寄付と合算することができます。詳しくは最寄の税務署や国税庁のウェブサイト等でご確認ください。

※住民税の控除を受けられるかどうかは、お住まいの自治体により異なりますので、各自治体へお問い合わせください。東京都民の方は、都民税の控除の対象となります。

 

《本プロジェクトおよび税制上の優遇措置についてのお問い合わせ先》

認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)
担当:辻本
電話:03-3945-2615(平日10時~18時)
E-mail:kifu@acc21.org

 

※事業の対象人数を20人から30人に変更しました。変更理由については、活動報告をご覧ください。

最新の活動報告

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  • こんにちは。認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)の辻本です。早いものでこのクラウドファンディングも残り1週間となりました。これまでに30人の方に参加していただきました。本当にありがとうございます。フィリピン・マニラには、屋根のある家に暮らし、1日3回食事をとり、学校に行く-そんな当たり前の暮らしのかなわない子どもがたくさんいます。そのまま学歴もスキルももたず、いくつかの仕事をかけもちしてやっと手に入れた数百円/日で家族を養っている若者も多くいます。皆さまからのご寄付は、そんな若者たちが職業訓練をはじめとした教育の機会を手にし、将来の希望をかなえるための力になっています。今日は、そんな若者のひとり、この7月から職業技術訓練に参加しているジェイの話を紹介したいと思います。ジェイ(トップ写真右)は18歳、今も路上で暮らしています。一緒に暮らす家族は父親と弟4人。一番年下の弟はわずか4歳です。ジェイは家族の生活を助けたいと職業技術訓練プロジェクトへの参加を決めました。職業技術訓練トレーニングでは「飲食サービス」を選択し、今月からレストランつきホステルでOJTに取り組んでいます。《ジェイの家族が暮らしているスペース。立っているのは一番下の弟。寝ているのはすぐ下の弟・17歳のジョシュアで、一緒に職業技術訓練トレーニングに参加している》7月にプロジェクトが始まってからは、日中トレーニングに参加して、夜中から早朝まで食堂で働く生活を続けていましたが、OJTが始まったのを機に食堂での仕事をやめました。OJTは拘束時間が長く、仕事と両立するのは困難だからです。代わりに、プロジェクトからわずかですが食事代を渡しています。日々ぎりぎりの生活をしている若者たちにとって、トレーニングやOJTに参加している間の収入や食事の保障があることは、トレーニングを続けるうえでとても大切です。11月16日、OJTまでの時間を少しもらってジェイから話を聞きました。「プロジェクトに参加するまでは、周りの誰も信頼できないと思っていた。でも、プロジェクトを通して、路上の生活とは全く違うことを経験できた。周りが悪い人ばかりではないと思えるようになったし、友人もできた。他人を尊重する、約束に遅れない、朝早く起きるなどの大切さを知ることができた」と言います。OJTでは雇用主からの評価も大変高く、系列のコーヒーショップへの就職も打診されているそうです。OJTは12月上旬まで続きます。さらに努力して、OJT先のホステルへの就職めざしたいとのこと。ジェイの努力が実ることを祈っています。ジェイのように、職業技術訓練プロジェクトに参加して、路上の生活だけでは得られない仕事のスキルや就職のチャンスをつかみたいと考えている若者たちはまだたくさんいます。たとえば、5,000円あれば、10日間OJTに参加し、実践的なスキルを身につけることができます。OJTの経験は履歴書にも書くことができ、就職活動時のアピールにもなります。少しでも多くの若者たちがチャンスを手にできるように、ぜひ、お力を貸してください。よろしくお願いします。 もっと見る

  • こんにちは。認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)の辻本です。路上で暮らす若者たちの自立をたすけるCAMPFIREのキャンペーンも、残すところあと2週間を切りました。引き続き、情報のシェアやご寄付で、ご協力をお願いします!今、代表理事の伊藤とともに、マニラに来ています。幼いころから路上で暮らしてきた若者たちと直に会い、どのような課題を抱え、将来についてどんな希望を持っているのかなどのニーズを探るとともに、パートナー団体Childhopeのスタッフとひざを交えてプロジェクトの課題や今後の改善策などを話し合うためです。Childhopeとは頻繁にメールなどでやりとりをしていますが、ACC21も3か月に1回くらいの頻度で今回のように現地を訪れています。昨日は、来年1月から始まる2回目の職業技術訓練トレーニングのために、関心のある若者たちを集めたオリエンテーションに参加しました。6人の若者が参加し、事業担当者のアランによる説明を熱心に聞いていました。オリエンテーション後、参加者に「職業訓練に参加してみたい?」と聞くと、「ぜひ参加したい!」と前向きな答えが返ってきました。写真の前列の右から2番目の女の子は、「料理が好きだから、職業訓練トレーニングに参加して、将来は自分で作ったものを売りたい」と話しました。このプロジェクトでは、職業訓練とOJTを終えた若者たちが、十分な収入を得て自立できるよう、就職だけでなく“起業”も選択肢として紹介します。そのため、彼女もこのプロジェクトに参加すると、調理のスキルだけでなく、小さなビジネスを始めるための実践的な知識を学ぶことになるでしょう。将来の目標を持ち始めたこの若者たちにとって、このプロジェクトに参加することは、大きなチャンスであるとともに、チャレンジでもあります。ぜひ、皆さんのお力で、若者たちを支えてください!よろしくお願いします。 もっと見る

  • こんにちは。認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21の辻本です。おかげさまで、これまでにCAMPFIREを通じて27人の方が、20万円以上のご寄付をくださいました。本当にありがとうございます!早いもので、のこりわずか16日となりました。引き続き、ご協力をいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!今日は、職業技術訓練をきっかけに路上を抜け出すことができたマイルストンくんの話をご紹介したいと思います。ストリートチルドレンの多くは“一つのことに集中するのが難しい”といわれています。そんな彼らが、衛生的な習慣や人権などについて学び、将来について考え、日々のトレーニングに参加することは容易なことではありません。マイルストンくんも初めは話についていくだけで必死でした。しかし、「手に職をつけたい」「家族の役に立ちたい」という気持ちを強くもっていたマイルストンくんは、職業技術訓練にまじめに取り組みました。修了後は晴れてファーストフード店に就職することができました。ところが、順風満帆だったわけではなく、その出自からか、職場いじめを受けたこともありました。しかし、逆境にもめげず、常に前向きな気持ちで取り組み、家を借りて家族で暮らせるようになりました。マイルストンくんの人生には、これからも困難なことがあるかもしれません。それでも、路上生活から抜け出した自身が、今後もマイルストンくんを支え、いい人生を歩むための努力を続けることを期待しています! もっと見る

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