
千人塚によせて
私の亡くなった父は昭和11年生まれで、戦争を経験したことを幼少の時によく話してくれました。謡・仕舞の指導に、大阪市旭区に参ることがご縁で千人塚のことを知り、14年前より千人塚慰霊能のお世話をはじめました。
先輩能楽師寺井榮師のお導きもあり、横須賀観音崎の戦没者慰霊の能「海霊」にも出演させて頂き、社会貢献を担う活動に強い影響と共感を得ました。故宮越賢治氏が手掛けられたこの「海霊」をベースに、今回初演発表します「千人塚」を制作した次第です。
今回登場します役柄の松山の遺族、そして命を奪われた娘が菩薩になり平和を祈念するという展開の中を通じて、私どもが失いかけている慈愛の精神、思いやり等、人の感情、心中を察してもらえるような、そのような機会になればと存じます。
世界的に時勢は落ち着きませんが、ただただ平和を祈念するばかりです。
能楽師
重要無形文化財総合指定保持者
山中雅志
クラウドファンディング
5月31日まで継続中です。
何卒ご支援賜りますようお願い申し上げます。





