
昨日、シンガポールで開催された World Ageing Festival 2025 にて、KOTOBUKIとしての初のブース出展について報告させていただきました。
今回はその続きとして、ファイナリストとしての世界へのチャレンジと、そこから得たものについてお伝えします。
アワードのご報告:惜しくも受賞は逃すも、大きな学びと出会いがありました!
このたび、13th Asia Pacific Eldercare Innovation Awards 2025 において、INNOVATION OF THE YEAR – CAREGIVER MODEL 部門のファイナリストにノミネートされていました。
KOTOBUKIのエントリーは、“Training Program for Japan’s advanced Practices of ‘KOTOBUKI CARE’ in a Super-Aging Society”というタイトルでの挑戦でした。
そして、この部門のグランプリを受賞したのは――
Integrated Older People Care (LLT): Indonesia’s Initiative for a Community Based Model of Caregiving by Ministry of National Development Planning of the Republic of Indonesia
インドネシア政府の中央機関であり、国家の開発計画と予算編成を行う「国家開発計画省(Ministry of National Development Planning)」が進める「Integrated Older People Care (LLT): Indonesia’s Initiative for a Community Based Model of Caregiving」が大賞に輝きました。
この取り組みでは、家族・地域住民・医療福祉専門職が連携し、高齢者の自立を支える仕組みを整えるとともに、「Silani」というデジタルプラットフォームを活用して、高齢者・家族・ケアマネージャー間の情報連携も支援しているそうです。
プレゼンの仕上がりは英語も内容も含めて、満足度が高かったので授賞式では、悔しい!!どうして負けたんだ、、、審査員との相性が悪かったのか、という思いでした。
しかし、後から調べて、この規模感での取り組みと比較すると、インパクトが低かったなと、、、正直なところ、「これは勝てない!」と思えるような、納得のグランプリでした。
Finalistの一覧は以下になります
・Affluent care workers will create the future of a super-aging society by Mirai Wo Tsukuru KAIGO CAFE, Japan
・Altura Learning, Australia
・Beyond Hospital to Community: Caregivers’ Training Panacea by Ang Mo Kio -Thye Hua Kwan Hospital, Singapore
・Integrated Older People Care (LLT): Indonesia’s Initiative for a Community Based Model of Caregiving by Ministry of National Development Planning of the Republic of Indonesia, Indonesia
・It takes a village - Building capabilities for caregiving in our community by The Salvation Army Peacehaven, Singapore
・Training Program for Japan’s advanced Practices of “KOTOBUKI CARE” in a Super-Aging Society by Keio University, Japan
とにかく悔しいです。実績をしっかり積んで、
また来年、チャレンジをしたいと思います。

Ageing Asiaとのパートナーシップを締結
アワードの結果は少し残念でしたが、それをひっくりかえず、ビッグニュースがあります。
このたび、シンガポールを拠点にアジア各国で高齢者福祉分野のネットワークを展開しているAgeing Asia と、正式にパートナーシップを締結しました!
以下、Ageing Asiaさんとの締結内容です。
Kotobuki Japan is a partner of Ageing Asia in Japan to enable global knowledge exchange. From this year, Ageing Asia will be the international marketing partner outside Japan for Kotobuki.
これから、KOTOBUKI CAREの取り組みを、Ageing Asiaのネットワークを通じて世界に広げていく体制がスタートします。私たちが大切にしてきた思いに、Ageing Asiaのチームが深く共感してくださり、今回の連携が実現しました。
これまでの約10年間の研究の積み重ねもありますが、ブースの大成功、ファイナリストへの選出、パートナーシップの締結まで登記後、わずか3ヶ月でやってこれたのは、奇跡だと思います。
それもこれも、日々支えてくださっている皆さまの存在があってこそだと思っています。
本当にありがとうございます。

これからの展望
現地でのブース出展やプレゼンを通して、「うちの国でもぜひ研修をやってみたい」、「この考え方を取り入れてみたい」といった声をたくさんいただきました。
すでに、いくつかのオンラインミーティングも決まり始めています。これまで日本国内で、現場の実践者とともに積み重ねてきた知見が、今、海を越えて求められ始めていることに、静かに感動しています。
これからは、「KOTOBUKI CARE=ともに生きるケア」を世界で共有できる“新しい共通言語”に育てていくことが、次の挑戦だと思っています。

活動報告#3、4は、ちょっと真面目な感じでの報告となりましたが、以降は番外編として、今回の準備中やシンガポールのブース出展の裏側で起きていたトラブルや面白かった出来事などを報告したいと思います。
引き続き、応援どうぞよろしくお願いします!!






