文化の違いを現場の力に変えるために
フォークリフトプロフェッショナルスクール(準備中)のみずおちです。
このシリーズでは、外国人労働者の理解を深める一助として、国別の特徴や働き方の傾向をまとめていきます。
外国人の方と円滑に働くためには、その国の文化的背景や歴史、風習を理解することがとても大切だと考えています。
少しでも、外国人労働者に対する偏見や誤解が減り、よりよい職場づくりにつながることを願ってお届けしています。
個人的な見解も含みますし、すべての方に当てはまるものではないことをご承知おきください。
ベトナムは技能実習生や特定技能の人数でもトップクラスを誇り、留学生も多いです。
日本の多くの現場で活躍しています。文化的背景や価値観を理解して接することで、トラブルの予防や信頼関係の構築につながります。
ベトナムについての基本情報
1. 歴史的背景
中国の支配を受けた長い歴史(約1000年) 文化や文字など多くの影響を受けたが、独自の民族意識も強く、度々独立運動を展開。
フランス植民地時代(19世紀末〜1954年) 言語や制度にフランスの影響が残る。
ベトナム戦争と統一(1975年) 戦争後、社会主義国家として統一され、現在も一党体制(共産党支配)。
日本とは経済・技能実習などを通じて強い関係を築いています。
2. 言語
公用語はベトナム語。 アルファベットを使うが発音が独特で、日本語との類似性は低い。
英語が得意な若者も増加中。 技能実習で来る人の中には日本語能力試験(N4〜N3)取得者も多くいます。
「はい」と言っても理解していない場合があるので、確認の工夫が必要。
3. 文化・風習
儒教・仏教・祖先崇拝などの影響があり、家族・目上・上下関係を重んじる文化。
年齢・地位による敬意が重要。若い人が年長者に意見することは少ない。
食文化は米中心で、魚醤(ヌクマム)や香草など独特な調味料を好む。
勤勉で協調性のある国民性と評価されています。
4. 宗教
仏教徒が多く、他に道教・キリスト教・祖先崇拝が広く信じられています。
祭事・行事を大切にするため、旧暦の正月(テト)休暇は特別な意味を持ちます。
宗教的には柔軟で、信仰を強要するような行動は避けるべきです。
5. 気候・風土
めちゃくちゃ長いので北部は四季、南部は熱帯気候で一年中暑い地域も。
湿度の高い環境に慣れているが、寒さに弱い人も多い。作業着・暖房環境に注意が必要。

ベトナム人の特徴と職場での付き合い方
6. 労働観・性格の傾向
真面目で努力家 目標に向かってコツコツ努力できるタイプが多く、日本の勤勉な職場に合いやすい。
家族を大事にし、仕送りのために頑張って働く人が多い 金銭感覚がシビアで、安定した収入と待遇を求めます。
恥をかくこと・怒鳴られることを非常に嫌う 人前で叱責されるとやる気をなくす傾向があります。
上下関係に敏感 年上の指導者には敬意を払いますが、理不尽な扱いには不満をためやすい。
7. よくある誤解とその対応
「うなずいてるけどわかってない?」
「はい」は礼儀的返事。理解の確認が大切。➡ 復唱・実演・図解での補足が有効。
英語が通じる方が多いので英語のマニュアルを作成しておくと良いと思います。
「すぐ辞める・我慢できない」
無理をしても我慢して黙っているが、限界で突然辞める感じになってしまいます。➡ 日頃の声かけや相談環境づくりが重要。
「受け身で意見を言わない」
指導者を立てる文化がある。➡ 意見を引き出す聞き方が必要。
「仲間意識が薄い」
同郷の仲間とは強い絆を持つことが多い。➡ チームワークを尊重する教育が効果的だと思います。
8. 職場でのコミュニケーションのポイント
・感情的な指導は避け、冷静に丁寧に伝える 怒鳴る・威圧的な態度は避け、穏やかで一貫性のある指導を。
・「やって見せる」指導が効果的 はい。=理解しました。ではないのが特徴です。手本を先に見せると良いと思います。
・感謝や承認の言葉を頻繁に伝える ベトナム語の「ありがとう」は(カモン)のひと言でモチベーションが上がります。
・旧正月など、文化的行事に理解を 「テト」の時期は特に家族と過ごしたいという気持ちが強いです。日本の元旦と一緒です。
ベトナムの方が1年で一番大切にしている「テトの日」は配慮してあげて下さい。
とても真面目な方が多い印象です。
頑張りすぎてパンクしないようにコミュニケーションを取っていきましょう。
ベトナムの方はパイナップル好きです。
友人もパイナップルが大好きで、パイナップルチャーハン意外に美味しかったです。
外国人の方は人前で怒られて恥をかくのを嫌う方が多いです。
個別に部屋で冷静に話をした方がこじれないと思います。




