【緊急支援】大船渡・山火事|避難者に迅速な支援を|ピースウィンズ・ジャパン

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事兼統括責任者:大西健丞、本部:広島県神石高原町)が運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、岩手県大船渡市で発生した山火事を受け緊急支援チームの派遣を決定。チームは、看護師を含む計7名で、3月1日より緊急支援を実施しています。

現在の支援総額

1,279,000

63%

目標金額は2,000,000円

支援者数

226

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/03/04に募集を開始し、 226人の支援により 1,279,000円の資金を集め、 2025/04/28に募集を終了しました

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【緊急支援】大船渡・山火事|避難者に迅速な支援を|ピースウィンズ・ジャパン

現在の支援総額

1,279,000

63%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数226

このプロジェクトは、2025/03/04に募集を開始し、 226人の支援により 1,279,000円の資金を集め、 2025/04/28に募集を終了しました

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事兼統括責任者:大西健丞、本部:広島県神石高原町)が運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、岩手県大船渡市で発生した山火事を受け緊急支援チームの派遣を決定。チームは、看護師を含む計7名で、3月1日より緊急支援を実施しています。

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大船渡の山火事被害への緊急支援において、たくさんのご支援と応援メッセージをいただき、誠にありがとうございます。皆さんのご支援が大きな励みとなっています。2025年9月1日未明(日本時間)、アフガニスタン東部でマグニチュード6.0の地震が発生しました。これを受け、私たちピースウィンズ・ジャパンは緊急支援を実施します。 現地提携団体によると、クナール州、ナンガハール州、ヌーリスターン州で死者・負傷者が出ており、報道(日本経済新聞)では、これまでにクナール州を中心に計812人が死亡、2800人以上が負傷したとされています(9月1日18時36分時点)が、被害の全容はいまだに把握できていません。ピースウィンズは、発生直後から情報収集を進め、緊急支援を決定しました。今後は提携団体と連携しながら、物資支援など現地に必要な支援を実施します。被災地では一刻を争う状況です。皆さまのあたたかいご支援が、被災者の命をつなぎ、立ち上がる力になります。どうか力をお貸しください。 ご支援はこちら(CAMPFIREのプロジェクトページ)より、よろしくお願いいたします。


大船渡の山火事被害への緊急支援において、たくさんのご支援と応援メッセージをいただき、誠にありがとうございます。皆さんのご支援が大きな励みとなっています。私たちピースウィンズ・ジャパンは、韓国・南東部で発生した山火事への緊急支援も開始しています。3月21日に韓国・南東部の慶尚南道山清(キョンサンナムド・ サンチョン)に発災した山火事は、乾燥と強風などの気象状況も影響し火の勢いは収まらず、さらに慶尚北道義城(キョンサンプクト・ウィソン)、蔚山(ウルサン)蔚州(ウルジュウ)でもあらたに山火事が発生するなど、被害が拡大しています。この山林火災で、3月27日時点で焼失面積は3万6000haまで広がり、24人が死亡、2万7000人を超える人が避難。現地では「韓国史上最悪の山火事」と報道されるなど、未曾有の火災となっています。この事態を受け、ピースウィンズは、緊急支援チームを現地に派遣。避難所に行けない住民の方々や、懸命に消火活動を続けている消防隊員に向け、下着や靴下などの衣類のほか、飲食料を配布する支援を開始しています。また、ピースウィンズが運営する災害緊急支援プロジェクトである空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"からも看護師、ロジスティクスら3名による緊急支援チームが出動しており、現地にて支援活動を行います。私たちは、岩手県大船渡市への緊急支援をはじめ、現在も2025年1月に発生したアメリカ・ロサンゼルスの山林火災の支援活動を続けています。国内外で被災した人々に寄り添う支援を各地に届けてまいります。 被災地に、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。


3月10日、市はすべての避難指示の解除を発表。市内12箇所に開設された避難所は2箇所に集約され、多くの避難者がそれぞれの家に帰宅されました。2月26日に発災した山林火災は1週間以上延焼を続け、市の8%にもおよぶ2900haを焼失。日常生活に戻れた方がいる一方で、住家を含む210棟が被害を受け、3月14日の時点で53名が避難所で、134名の方が在宅または知人や親戚宅等で避難生活を続けています。見えにくくなっていくニーズをどう拾っていくか(山火事が起きた地域の被害状況。多くの方が津波とはまた異なる「こわさ」を感じたという)全地域の避難指示解除にともない、被害の全容が明らかになっていきました。市の外観調査によると、被害を受けた住家のうち76棟が全壊。農業や漁業の多くの作業場も全壊と判定され、避難所の環境改善や健康管理のほか、なりわいを再建していくための支援が求められています。なかには全焼は免れましたが、山火事の影響で家の窓ガラスが割れてしまっていたり、一部が焼失し、すぐには住めない家も多く確認されたといいます。避難生活が長期化していくなかでこれまで見えていたニーズは多様化していき、見えにくくなっていく傾向にあります。被害者のなかには慣れない避難所生活で蓄積された疲労が想像以上に大きく、家の状況をみて体調不良を起こしたという方もいます。避難所では感染症への対策も継続的におこなわなければならず、より一人ひとりに寄り添う支援が必要です。「今は先のことなんて考えられない。けれど畑仕事は続けたい」避難指示が解除された地域を巡回しているなかで、畑仕事をしていたおばあさんに少しお話を伺いました。ご自宅は全焼してしまい、現在は避難所で暮らしています。山火事が発生したときは、まさかご自身の家が燃えるとは想像していなかったそうで、およそ2週間ぶりに戻って家の状態をみて、言葉を失ったといいます。「92歳でこんな目に遭うなんてね……家のこと、これからのこと、今は考えられない」ただ、農具を収納していた小屋は無事だったとのこと。農家ではありませんが、自分が食べる分を育てているそうで、これからも畑仕事は続けたいと、ささやかな想いを教えてくれました。この日、植えたじゃがいもは、うまくいけば5月頃には収穫できるそうです。ご自身の車も山火事で燃えてしまったので、この日は息子さんが畑まで送ってくれて、一緒に作業をしていました。「92歳には思えないほど体は元気。ずっと畑作業を続けてきたからだと思います。それが彼女にとっての日常で、ひとつの生きがいでもあるから続けさせてあげたい」と、息子さんは教えてくれました。「ここ大船渡は、本当に美しい場所なんだ」またある人は、「14年前の津波被害、そして今回の山林火災で“被災地”の印象がついてしまったかもしれない。でも、ここ大船渡は、本当に美しい場所なんだ」と教えてくれました。「毎年夏になると東京に住んでいる娘が孫を連れて帰省してくれて、一緒に海水浴に行くんです。今年も変わらず、来てくれるといいな。ここには、山も海も、温泉もある。いいところだよ」(東日本大震災で未曾有の津波被害を乗り越えた、大船渡の美しい海)そう話をしてくれたおじいさんは、かつてワカメと牡蠣の漁師を生業としていたそう。今、まさに大船渡は、ワカメの収穫の最盛期を迎えています。1年の多くの収入がこの時期に集中することから山林火災の影響が懸念されましたが、なんとか間に合い、多くの漁業関係者が復興の象徴となるべく、一丸となってワカメ漁に勤しんでいます。関係者によると、今年の1月から2月にかけて間引きしたワカメを3月に東京の銀座で販売したところ、今回の山火事の報道の影響か、1日半で用意した2,400袋が完売。もともと大船渡のワカメは人気でしたが、これほどの売れ行きはかつてなかったとのことで、このニュースは地元の漁師にとって励みにもなったといいます。これからも避難生活が続く被災者のためになにができるのか。大船渡産のものを購入することも、支援につながります。大船渡の復興を支えるためにできる支援を、一人でも多くの方と一緒に考えていければと思います。


3月10日、市は三陸町綾里の979世帯、2,424名に対し避難指示の解除を発表。これで市内すべての地域で避難指示は解除となり、大船渡市では避難所の閉鎖や帰宅準備、移動の動きが活発化しました。一方で家を焼失してしまった方々もいます。12箇所あった避難所は2箇所に集約され、市は被災者の生活を支援する仮設住宅の建設やみなし仮設への入居の準備を進めています。空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の支援も新しいフェーズに移行していくなか、大船渡市はこの日、3月11日を迎えました。東日本大震災から14年。地震が発生した午後2時46分、市内にはサイレンが鳴り響きました。山林火災で家を失ってしまった方、避難指示解除に伴い帰宅された方、立場は異なりますが、この日の記憶はみな同じで、黙とうととも、14年前の今日起こった出来事に、想いを馳せる方々の姿が市内各所で見られました。大船渡市民の絆空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”のプロジェクトリーダー、稲葉医師が市役所を訪問した際、市長は今回の山林火災について次のような話をされていました。「避難所は、体育館などを利用した避難所だけではなく、福祉避難所もいくつかあります。福祉避難所は、高齢者施設などの福祉施設を一時的に避難所としたもので、大船渡市の福祉施設は、地域の方が経営者のことが多く、地域の状況やニーズをしっかりと把握しています。そうした関係ができていたから今回の災害で福祉避難所となっても、早い判断や避難されている方への配慮、ニーズの汲み取りが比較的スムーズにできたと思っています」今回の災害では、避難所の運営をはじめ支援物資の調達から配付、各避難所の健康管理の体制まですべて市が主体となって避難者、被災者を支援してきました。空飛ぶ捜索医療団のスタッフも感じた「どんな困難にも自分たちは乗り越えられる」という強い意志、その源には東日本大震災の経験があります。空飛ぶ捜索医療団のスタッフは、市の職員を含めた大船渡市民の絆、結束力を多くの場面で感じたといいます。そうした地元の人びとの想いを大切に、今回の支援は最前線に立つのではなく、地域の方々が主体となって活動できるようにサポートする支援に徹してきました。「自分だけ助かってよかったと思う人は誰一人いません」この日予定されていた式典の多くは中止されましたが、大船渡市内のみなと公園では追悼の献花が行われ、献花をされていた方に少しお話を聞くことができました。「14年経って、毎日毎日震災のことを考えているわけではありません。でも、決して忘れることはありません。大船渡の人にとってこの日は、1年に一度、震災で亡くなった人に想いを馳せる、大切な日なんです」「津波のときは、家が一斉に流されてほぼみんなが被災者になりました。しかし、今回の火災では、無事な家と焼失してしまった家があります。もし隣の人を知らなかったら、“自分の家は助かってよかった”と思ったかもしれません。でも、大船渡の人は震災の何十年も前からずっと支えあって生きてきました。自分だけ助かってよかったと思う人は誰一人いません。今回の山林火災でも、被災者も避難者もみんなで支え合って今日を迎えています」そして、毎日の活動報告が記載された空飛ぶ捜索医療団の日報は、この言葉で結ばれました。「2カ所に集約され閉鎖する避難所の片付け。運営する方々も、張り詰めた表情がほどけひとまずほっとした様子。東日本大震災から14年のサイレン。過去や亡くなった方、新たな災害、いろいろな気持ちでそれぞれ動いていた町の雰囲気。これから、被災地が立ち上がる復興がはじまります。」


岩手県大船渡市で発生した山火事は2月26日の発災から延焼が続いていましたが、3月5日から6日かけてまとまった雨によって延焼が収まり、鎮火に向けて前進。9日には“火の勢いはおさまり、延焼のおそれがなくなった”と判断され、午後5時に市は山火事の「鎮圧」が宣言されました。鎮圧から被害状況が明らかに。建物の被害は210棟に拡大ある避難所では段差でつまづき転倒する方が多いとのことから手すりを設置。さらに滑り止めテープなども貼り転倒防止に努めた延焼がおさまった3月7日には赤崎町の宿、後ノ入、大洞、生形、山口、森っこ地区の415世帯957名に避難指示を解除。その後、解除地区は少しずつ拡大され、この日は赤崎町の蛸ノ浦地区、清水地区、永浜地区、大立地区の361世帯882人に対して避難指示解除が発表されました。10日には全域で避難指示が解除される見込みです。1週間以上の避難生活から自宅に帰れることとあって、各避難所では安堵と笑顔が多く見られるようになった一方で、この2日間の調査で山火事の被害状況もあきらかになってきています。市の調査によると、9日の時点で確認された建物の被害は、住宅102棟を含む210棟。一部地域ではインフラの損壊もみられ、断水が報告される地区もあります。復興に向けた生活再建支援を検討空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、帰宅準備を進める方、もう少し避難所生活が続く方が混在する各避難所にて、継続的に保健師と帯同し健康相談を行う巡回をはじめ、避難所環境の改善や生活不活発病対策などをサポート。体調不良者が見つかれば必要な関係団体につなぎ、感染症対応などの支援もおこないました。また、閉鎖の決まったふたつの避難所では、撤収作業がおこなわれ、空飛ぶ捜索医療団のスタッフもサポート。避難所運営者からは、大きなトラブルもなく乗り切ったこの12日間を振り返り、「東日本大震災という大きな被害を受け、その経験、失敗から学んだノウハウを生かして、今回の災害支援ではだいぶ改善でき対応できたのではないかと思っています」と少し安堵する声が聞かれました。実際に空飛ぶ捜索医療団のスタッフは、支援活動を通じて“どんなことも自分たちには乗り越えることができる”という、とても強い意志と自負を感じたといいます。それでも、不安な日々を乗り越え避難指示が解除された地区の人びとは帰宅し我が家での生活が再開しますが、これから災害の影響が出てくる可能性は否めません。大船渡には、災害支援に関連する多くの支援団体が集結。それぞれの強みを生かしながら連携し、取りこぼしがないように避難者・被害者を支え続けた関係者へのヒアリングでは、消火に海水が使用されたことによる住宅の塩水被害や、ダムの貯蓄水を大量に使用したことで貯水量が減ったことによる水不足が起きる可能性、また地元産業を支えてきた漁業では用具の焼失が確認されるなど、今後の生活や生業への影響を懸念する声が聞かれました。明日以降も、火災発生の原因や、火種は完全になくなったのか調査が進められ、再燃の可能性がないと判断されてはじめて「鎮火」となります。復興に向けて生活再建の必要な方に対して何ができるのか、空飛ぶ捜索医療団は引き続き現地にて聞き取り調査を行い、私たちにできることを考え、必要な支援を届けていきます。


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