
フィジーの音楽教育を発展させる為、クラウドファンディングに挑戦中のMayuです!
先日、目標金額60万円を達成することが出来ました!
皆様から沢山のご協力を頂き、実現できたことです。ありがとうございます。
最初は私1人の夢であった「フィジーにおける音楽教育の発展」
今では、沢山の方の想いを背負ったプロジェクトになったことが本当にうれしいです。
心を豊かにする「音楽教育」をより多くの子供たちに届けるため、活動に奮闘していきます。
クラウドファンディング終了まで残り1週間!
NEXT GOALの支援総額80万円に挑戦します。
追加の支援額につきましては、今後のピアニカ輸送費・教員用教材作成費に充てさせていただきます。又、情操教育の一環として現地小学生を対象とした音楽イベントや演奏会を開催したいと考えており、そちらの費用として使わせて頂きます。
最後まで応援宜しくお願い致します!!
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本プロジェクトでは、フィジーにおける「音楽教育のインフラ」を整え、日本との間に「幸せの循環を作る」事を目的としています。これまでの大きな成果として、取り組みの社会的意義や必要性が認められ、フィジー文科省公認プロジェクトとなったことや、様々なメディアから取材を受ける等、その注目度は高まっています。このクラウドファンディングを通じ、一人でも多くの方が「音楽の可能性」に気が付き、支援して下さると嬉しいです。
「WE LOVE MUSIC !!」でも"楽器"がない...
「We Love Music!! 」と笑顔でカメラに向かって叫ぶフィジーの子供達。でもそこに楽器はありません。フィジーには、子供たちの音楽に対する意欲に反し、音楽教育の欠如という社会課題が存在します。
フィジーにおける音楽教育の欠如

実は!あまり知られていませんが、フィジーには日ごろから音楽を楽しむ文化があります。教会での賛美歌や地域の集まりでのコーラス、家族のパーティーや祝祭時にはギターやウクレレを囲んで皆で歌うなど、音楽が国民の身近にある環境です。こうした環境下にいる子供たちは、踊りながら歌うことを楽しむなど、音楽が遊びの一部として生活の中に溶け込んでいます。一方で、音楽教育が普及していないのが現状。授業時間は日本の1/2以下、10台以下の楽器しか所有していない学校が7割以上を占めており、子どもたちが体系的に音楽を学ぶ機会は限られています。音楽が身近にあるからこそ、教育を通じてその力を伸ばすことができるはずです。子供たちの伸ばせる力と、教育分野が一致していないことはフィジーの学校や文科省でも問題視されています。では、何故、音楽の授業数や楽器を増やすことが難しいのでしょうか。其々に、2つの理由があります。
①指導者の育成やカリキュラムの整備が遅れていること
②学校の予算が限られており、楽器購入の為のお金が欠如していること
実際に、現地小学校教員のParneeta先生にインタビューをしました。

このように、現地の先生は音楽の3要素、「メロディー」「ハーモニー」「リズム」が学べる、楽器を使った授業を行える環境を望んでいます。
また、JICA(国際協力機構)が発表している「対フィジー共和国 国別開発協力方針 別紙 2023年事業展開計画」では、フィジーにおける「社会サービスの質の向上」が2036年までに達成すべき中期目標として定められています。更に、同紙には「2011年から正規科目として導入された情操教育(体育、音楽、図工)については、必須科目であるにも関わらず、指導法を十分に理解していない教員が多く、普及と定着が課題となっている。特に、教育の質向上に向けて、情操教育や理数科科目のカリキュラム・指導法の改善、障害者や女性といった社会的弱者に配慮した教育サービスの提供、また、スポーツや職業訓練を通じた人材育成に係る協力を行う。」とあり、中期目標達成の為、音楽教育の質の向上と指導法の確立が、具体的な活動方針として定められています。
主観的幸福度1位のフィジー、日本は51位
タイトルやここまでの説明を読み、「いや、そもそもフィジーってどこ?」と、ググりそうになった方が大半でしょう。私も半年前、フィジーに行くことになった時、同じことをしました(笑)フィジーを一言で説明すると、「オーストラリアの右上のちっちゃい島」です。面積は、日本の四国とほぼ同じで人口は90万人です。首都はスバ、公用語は英語ですが、フィジー系とインド系が済んでいるので、フィジー語・ヒンディー語・英語が飛び交っています。
そして、フィジーは「主観的幸福度ランキング1位」の国でもあります。主観的幸福度とは、「あなた今幸せ?」と聞かれて「幸せ!」と答える人の割合。しかし、幸福度が高いことと、社会・教育インフラが整っていることに相関関係はありません。そもそもフィジーが「主観的幸福度ランキング1位」なのは、国民性として前向きな思考、助け合う文化さが存在しているからで、今後社会・教育インフラを整えていく必要性は、日々高まっています。
フィジーと日本の位置関係
Social Innovation Fiji (私が所属している団体) メンバーとの1枚幸福度の低い日本
主観的幸福度ランキングで、日本は51位、G7の中で最下位圏を推移しています。その要因として、長時間労働や社会的孤立、精神的ストレスの高さなどが挙げられます。特に、日本では「他人に頼らないこと」が美徳とされ、孤独を抱えやすい文化が幸福度の低下につながっていると指摘されています。
【日本×フィジー】音楽で生み出す幸せの循環
ここまで、フィジーと日本における「音楽教育」と「主観的幸福度」の違いについてお話してきました。日本は教育環境が整っており、特に音楽教育は充実していますが、国民の主観的幸福度は決して高いとは言えません。一方でフィジーは、音楽が日常に根付いているものの、教育として体系的に取り組まれているとは言えず、それでも幸福度は世界トップクラスです。
この対照的な関係性に私は可能性を感じました。
異なる特徴を持つ二つの国だからこそ、それぞれに「当たり前すぎて気づけなかった価値」があり、それを交換することで新たな学びや気づきが生まれるのではないかと。

このプロジェクトは、そうした国際「共」力の第一歩です。まずは、日本で使われなくなったピアニカをフィジーの小学校に届け、子どもたちが音楽を学ぶ機会をつくります。そして、寄贈していただいた方へは、ピアニカを通してフィジーの子どもたちが奏でる音楽を、ミュージックビデオという形でお届けします。この活動が広がっていけば、フィジーは音楽教育の充実という形で恩恵を受け、日本側はフィジーのリアルな暮らしや価値観に触れることで、新たな視点や癒し、音楽を通じた幸福感を得ることができます。実際、音楽が幸福度を向上させるという研究結果は多く報告されており、音楽を聴くことで脳内のドーパミンが増加し、ストレスが軽減されることが分かっています。本プロジェクトを通じ、主観的幸福度が世界でもトップクラスと言われるフィジーから「幸せを奏でる音楽」が生まれ、世界中の人々に希望や癒しを届ける存在になるでしょう。
お互いが持つ強みを音楽を通じて補い合い、「幸せの循環」を生み出していくこと。それがこのプロジェクトが目指す未来です。
「音楽」への想い
さて、私がなぜここまで「音楽」と「幸せ」にこだわっているのかについてお話します。まず、私が音楽に強い想いを抱くようになったのは、小学2年生の時。初めて「ミュージカル」を母と鑑賞し、音楽で「心が動く経験」をしました。私にとって大きな感動体験であったと共に、情操の力を持つ「音楽」に強い魅力を感じました。今では、年間850時間音楽を聴く、音楽マニアです(笑)ちなみに弾く才能は有りません!ですが、音楽無しの生活は考えられない!というほど、心の支え&大切な存在です。音楽を聴いている時は、自分がどんなにしんどくても、「幸せ」を感じられます。
大好きなミュージカル「アニー」を鑑賞(小学3年生)
頻繁に劇団四季に母と通っていました(小学4年生)
世界の人々を繋ぐ「音楽」の必要性
音楽は世界共通の言語、誰とでも繋がることの出来る魔法の手段です。音楽はあなたにとってどんな存在でしょう?モチベーションアップ、リラックス効果、集中力を高めるBGM等、音楽ならではの用途や役割があるのではないでしょうか。他にも、言語は理解できないけれどメロディーが好きでハマる洋楽。フェスやライブで音楽を通じ、会場が一つになる一体感などなど。教育制度の充実している日本は、いち早くこの可能性を見出し、カリキュラムにおける音楽授業時間は年間100時間以上。私自身も、システムの整った環境で音楽を学べたことで、音楽の奥深さに気づくことが出来ました。
2025年2月現地で活動スタート!
取り組みと実績は?
2025年2月1日、私はフィジーに渡航しました。ここからは、この2カ月間、私がどのように現地で活動をスタートさせ、今何をしているのかについて、時系列で詳しく話します。前提として、この2カ月で、スピード感のある取り組みをしてきたことに間違いはありません。自分が今まで日本や海外で積んできた経験と知識をすべて組み込んだプロジェクトです。
🔳 02/02-02/09 事前準備
フィジー文科省でプレゼン
スーツケースに2台ピアニカを詰めて渡航。フィジーの音楽教育を変えるために何が出来るか、様々な学校や村、省庁を巡りながら考えていた1週間。
🔳 2/10-17 ボランティア授業に挑戦 & 挫折
私がスーツケースに詰めて行った、ピアニカ。みんな笑顔で楽しく使ってくれていました
現地校で、ピアニカを使用した、ボランティア授業開始。ここで問題発生、生徒も先生も演奏法を知らず、みんなただ音を鳴らすだけ。授業が動物園状態になりました(笑)フィジーの小学校にはそもそも楽器が無く、楽器なんて、「のどから手が出るほど欲しいもの」という認識でした。楽器の需要を確認すると共に、音楽の指導法確立と現地調査の必要性を知りました。
🔳 02/10-02/21 現地調査、報告書提出

約2週間かけて、ラウトカ市内、全16校を回り、現地調査。授業時間・形態・楽器の有無をすべて数値化し、書類にまとめ文科省に現状報告として、提出しました。
実際に提出した報告書の一部
🔳 2/17 教員向け教材作成 & 成功
教材を届けるまでは、ピアニカが弾けなかった先生!作成後、上手に演奏できるようになっていました。私は、音楽部に属しているわけでも、特別な教材作成の知識があるわけでも無いですが、ボランティア授業で得た発見を生かし、簡単な教員向け教材を作ってみました。すると、これが案外機能して、先生も子供たちもすぐに使い方を覚え、きらきら星が弾けるようになりました。正直、うれしい気持ちより、安堵の気持ちの方が大きかった!(笑)工夫した点としては、楽譜やピア二カに数字を振ったことです。ドレミの音階がまだまだ覚えられない子供たちも多いので、楽譜の数字と鍵盤に振った数字が対応するようにしました。それから、ドからドまでの1オクターブで弾ける曲を中心に練習していました。
🔳 2/24-2/26 税関書類集め
次に発生した問題は、楽器がフィジーの税関をくぐる際、関税をかけられるかもしれないという事。しかもその額は未知数。自分にとっても、これだけ多くのものを他国から搬入するなんて初めての経験です。とりあえず、関税庁へ連絡。すると、寄付する楽器に関税を掛けない為には、①文科省からのサポートレター ②寄付されるフィジーの学校が本当に楽器を求めているのかを証明する書類 が必要と言われました。なので数日間は、その書類を集めるべく動く毎日でした!準備は完璧!あとは関税がかからぬ事、又楽器が商品ではなく寄付品と認められる事を祈ります(笑)
🔳 2/27 日本からピアニカ100台発送(到着まで3カ月所要)
こんな感じの貨物船で運ばれてくる予定です!
ついに!日本からピアニカの発送開始!かなり台数が多く、輸送に船便で3カ月かかると見込まれたため、資金について考えるより先に、とりあえず発送しました。無事に到着しますように。
※今回の楽器の収集と発送に関しては、日本の寄付団体である認定NPO法人グッドライフさんが運営するセカンドライフの協力を得て進めています。
セカンドライフについて詳しくはこちら→https://www.ehaiki.jp/second/OrganizationOverview.html
🔳 2/28-3/4 第1弾ピアニカ配布校確定
Ahmadiyya Primary school 音楽クラブの皆さん
どんな時も笑顔な子供たち(カメラ大好き笑)現状分析を基に、ある程度計100台の楽器を配布する学校は目星をつけていたのですが、学校側に本当に意思があるのか、楽器が使われる環境や保管場所は整備されているか、生徒数の再確認の為、再度学校を訪問しました。中には、1回目に訪問した時と異なる答えが返ってくる学校もあり、少し選定に時間はかかりました。結果的に、第1弾のピアニカ配布校は、3校に絞りました。それぞれの学校に特徴があり、楽器がどう使われるのか、どんな作品が生まれるのか、今から楽しみです!
寄贈予定の学校
・Amichandra Primary school (300人規模の公立小学校。授業用に40台寄贈)
・Ahmadiyya Primary school(音楽クラブを持つ公立小学校。クラブに40台寄贈)
・Lautoka school for special education (障害を持つ子供たちが通う学校。授業用に20台寄贈)
🔳 3/5 Field Music Academyがフィジー文科省公認事業に
文科省で、フィジー西部を統括する
Lemekiさんと
これまでの取り組みが評価され、Field Music Academyはフィジー文科省公認事業になりました。非常に嬉しかったですが、気も一層引き締まりました。
🔳 3/10 日本の学校でピアニカ回収開始
継続的にフィジーに楽器を寄付することを考え、日本の学校ともパートナーになることを決めました。実際に学校にリモートでお話させていただきました。日本では、小学校6年生の3月、卒業の時点でピアニカが不要になる為、毎年継続的に様々な学校から回収したいと考えています。今回は1校で試験導入を行い、20台のピアニカが集まりました。
協力して下さった小学6年生の皆さん
🔳 3/10-MVのプロトタイプ制作開始
本格的な機材を使って撮影するのは夏ですが、その際に手間取らないように、今から少しずつ子供・学校と準備を進めています。
🔳 3/14-28 現地校でピアニカの導入開始(試運転)
日本からキャリーケースに詰めて運んだ4台のピアニカは学校内で大活躍でした。以下、実際に授業でピアニカを使用した先生の感想です。ピアニカは音楽の3要素「メロディー」「リズム」「ハーモ二ー」を学ぶだけでなく、息を吹く力を鍛える役割もあります。又、子供たちの中での協調性を養い、感受性を豊かにする働きもあります。
Amichandra小学校にて、ピアニカの体験授業を実施
ピアニカに触れるのが初めてという生徒。上手にきらきら星を演奏出来ました!
🔳 3/21-クラウドファンディング本格的に準備開始
🔳 4/6 現地での活動終了・一時帰国
クラウドファンディングを通じ、
実現したいこと
今回、Campfireを通じて、実現したいことは「2つ」あります。
①フィジーに計105台のピアニカを輸送し、学校の音楽教育に楽器を導入する事
輸送の様子
約100台のピアニカは2月下旬に日本から発送され、現在輸送中です。しかし、その輸送費は決して1学生が負担できる額ではありません。この楽器を確実に、子供たちの手元に届ける為にも、皆さんの手を借りたいです。100台のピアニカの輸送が叶えば、200人ほどのフィジーの生徒が楽器を使って音楽の授業を受けられるようになります!フィジーの音楽教育改革の大きな1歩です!
②ピアニカを使用し、子供たちの歌声や演奏を生かしたミュージックビデオの制作& 発信
私は最終的に、フィジーと日本で音楽を通じ「幸せのサイクル」を生み出したいです。ピアニカを配布し教育体制を整えるだけで終わりたくないのが本音で、私が見たい世界は、音楽を楽しむフィジーの子供たちとその音楽を聴いた世界中の人々が、笑顔になっている所です。その為、今年夏に、再渡航しミュージックビデオの撮影を子供たちと行い、制作&発信する予定です。
リターンについて
本クラウドファンディングでは、6つのプランを用意しています。より多くの人にフィジーを楽しんでいただけるようなリターンを考えましたので、ぜひご検討下さい!
追記: 500円・1000円のリターンを追加しました!

スケジュール
2025/04/24: クラウドファンディング開始
2025/05/30: クラウドファンディング終了
2025/8月下旬: 再渡航(ピアニカ配布、モニタリング、リターン制作)
2025/8月下旬: リターン オンラインツアー「フィジーの小学校を生中継!」実施
2024/9月頃~順次: リターン発送
資金の使い方
<内訳>
・ピアニカ105台の輸送費(日本→フィジー):約30万円
・ミュージックビデオ制作費 :約10万円
・教員指導費・教材作成費: 約10万円
・リターン購入費:約10万円
→ 合計:60万円
募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に "WE LOVE MUSIC"
~皆さんと共に、フィジーの子供たちが奏でる最高の音楽を聴いて、幸せの循環を起こしたい~
ここまで、ページを読んでくださり、ありがとうございました。最後に、フィジーの子供たちの声をみなさんにお届けします。たった4秒間の動画、もう1度見てみてください。みんなの音楽に対する熱量が伝わるはずです。
フィジーの子供たちは、音楽を心から愛していて、充実した音楽教育を得られる環境を心待ちにしています。私は、そんなフィジーの子供たちと音楽の懸け橋に、そして日本と幸せの懸け橋になりたいです。
音楽の可能性、無限大。
幸せの可能性、無限大。
音楽という、世界中の人々を笑顔に出来る手段を、フィジーという場所で、フィジーの人たちと作っていきたい。フィジーに魅せられたからこそ、次はフィジーの子供たちと音楽で世界を魅せる人材になりたい。失敗するかも成功するかも、今の私にはわかりません。けど、こんな時こそ、その状況を楽しんで、高みを目指しながら、成功させるのが自分だと思ってます。
皆さんのお力添えが、私の活動をブーストさせるパワーです。皆さんと一緒に、このクラウドファンディングを通じて、フィジーの子供たちが奏でる最高の音楽を聴き「幸せ」を感じたいです。
1人でも多くの方が、フィジーの子供たちと歩み、「音楽」を通じた「幸せのサイクル」を巻き起こすパートナーになって下さいますように。
稲山 茉佑
2025年4月15日
最新の活動報告
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【 メディア掲載と今後の活動について 】NHK「おはよう日本」・NHK world・神戸新聞に特集されました!
2025/10/04 08:45お久しぶりです。まゆです!クラウドファンディングを終えて約4カ月が経ちました。私は今どこで何をしているのか、直近の活動報告と共にお伝えしていきたいと思いますまずは、BIG NEWSとして3点!フィジーにおける音楽教育支援プロジェクトがメディアで特集されました。【メディア掲載について】①神戸新聞 掲載(5月31日)神戸新聞の記者の方ともご縁があり、取材&記事を掲載して頂きました!以下、記事全文です!良ければ読んでみてください!—-------------------------------------------『南国に響け 、鍵盤ハーモニカ ~音楽遠し、心豊かに育って~』「フィジーってどこにあるんかな?」「使ってくれたらうれしいね」今年3月、宝塚市塔の町の小林聖心女子学院小学校。卒業式の前日、6年生がそれぞれの鍵盤ハーモニカを抱え、音楽室に集まった。同学院の卒業生、稲山茉佑さん(21)=尼崎市=が進めるプロジェクトに協力するためだ。寄せられた約20台は今秋、南太平洋の島国フィジーの小学校に届き、音楽の授業で役立てられる。同学院高校を3年前に卒業した稲山さんは、同志社大経済学部の3年生。昨年12月、社会課題の解決法を考えるプログラムへ参加したことをきっかけに、日本で使われなくなった鍵盤ハーモニカをフィジーの小学校に送るプロジェクトを立ち上げた。「高校生の頃から途上国での情操教育に関わりたかった」と話す。今年2月にフィジーへ初めて渡り、西部の都市ラウトカ市にある小学校約20校を1カ月かけて回った。持参した鍵盤ハーモニカの音を鳴らすと、子どもたちは目を輝かせた。鍵盤に1〜8の数字を振り、数字を追って、きらきら星を演奏してみせてくれたという。「音楽が身近にあって、才能にあふれている」音楽教育の実態を聞き取ると、「音楽クラブはあるのに楽器が全くなかったり、ピアノがなく授業で歌うことしかできなかったり。早急に支援が必要だと感じた」。すぐに教育省の担当者に会い、取り組みの必要性をアピール。同省の公認プロジェクトとして承認された。活動に賛同したNPO法人「グッドライフ」(大阪府四條畷市)の協力を得て、第1弾として100台をフィジーに船便で輸送した。5月上旬に現地に到着し、6月から同市内の3校で導入される計画だ。支援を続けるため、稲山さんは母校の後輩たちから鍵盤ハーモニカを集めたいと依頼。協力した海辺真裕香さん(12)は「コロナであまり吹けなかったからまだきれいだと思う」とそっと回収箱へ。安賀恵さん(13)は「使ってもらったら鍵盤ハーモニカもうれしいんじゃないかな」と笑顔で話していた。今後、稲山さんはフィジーでの授業の様子を動画で共有しながら、指導者の育成や指導マニュアルづくりにも取り組むという。自身が小学生の時、母と見に行った劇団四季の舞台で音楽に魅了された。その感動が今も心に残っているといい、「音楽を通して、子どもたちの心がもっと豊かに育ってくれたらうれしい」と力を込めた。—------------------------------------------------------------------------------②NHK「おはよう日本」出演(6月19日)ーフィジーで音楽教育の発展に注力する理由ー鍵盤ハーモニカはどこから集めているの?ー現地の授業はどのように改善された?ー今後の展望は?などのコンテンツで、5分間の特集を組んでいただきました!TV取材を受けるのは人生初でとても緊張しましたが、記者・制作の方が上手に思いをくみ取って下さり、素敵な映像となりました!③NHK world出演(9月25日)放送内容はNHK「おはよう日本」(6月19日)で放映された内容と同じですが、NHK worldにも出演させて頂きました!このように活動を取り上げていただき、認知度を拡大できることはとてもうれしいです。【今後の活動について】10/4-15でフィジーへ渡航します!今回は2週間の短期滞在ですが、鍵盤ハーモニカの輸送にご協力いただいているNPO法人「グッドライフ」の皆さま、日本・世界で活躍されている鍵盤ハーモニカ奏者の妹尾美穂さん、ゴミ問題・リサイクルの活動を行われている芸人のマシンガンズ滝沢さんと共に渡航予定です!活動予定内容としては・現在支援している学校での音楽セッション開催 ・輸送した鍵盤ハーモニカ(200台)を学校の授業内で機能させる体制構築・次に支援したい學校の選定・ヒアリング・フィジー文科省との関係構築・現地メディア取材・教材作成・配布・現地の子供が奏でる音楽のMV撮影・作成・クラウドファンディングのリターン準備を予定しております【活動にはせる思いと今後の方向性】私は、フィジーのラウトカ市にある20校すべての子どもたちが、継続的に音楽教育を受けられる環境をつくることを目指しています。この活動は一度きりではなく、社会人・大人になってからも続けていきたいと強く思っています。そのためには、地元・支援者の方々にも協力をお願いし、マンスリーサポーター制度など持続的に支援できる仕組み を整えていくことが必要であると考えており、今後の体制構築にも注力していきたいと考えております。プロジェクト名FIELD MUSIC ACADEMYに込めた想いは、「FIELD(街)」を歩いているだけで学校から音楽が聞こえてきて、さらに学校外でも自然に音楽レッスンが行われている、そんな音楽にあふれた世界をフィジーで実現することです。【お知らせ:クラウドファンディング内容変更について】当初予定していたオンラインツアー「フィジーの学校を生中継」@zoom については、現地環境や視聴しやすさを考慮し、VTR特集の制作に変更させていただきます。「フィジーの学校と子どもたち」というテーマで、現地の学校や子どもたちの姿、日常の暮らしを映像でお届けします。支援者の皆さまがフィジーの空気を身近に感じていただけるよう、心を込めて制作いたします。最後まで活動報告を読んでいただきありがとうございました!今後も温かく本プロジェクトを応援して頂ければと思います!稲山 茉佑 もっと見る
Social Innovation Fiji 代表 川上晃史さんより応援メッセージをいただきました!
2025/04/24 15:33フィジーでの本プロジェクト立ち上げに際し、サポートしてくださっているSocial Innovation Fiji 代表 川上晃史さんより応援メッセージをいただきました!いつも活動を支えていただき、本当にありがとうございます。以下、頂いた応援メッセージを掲載させていただきます!ーーーーーーーー幸福度ランキング1位の国、フィジーに音楽教育なんて必要なんでしょうか?そしてそれは私たち日本人に何の関係があるんでしょうか?最初、このプロジェクトの企画を聞いたとき、率直にそう思いました。それから2ヶ月間。彼女はラウトカ市にある全小学校を周り、かつ何度も何度も足を運び、フィジーの教育現場にもたくさんの課題があることを教えてくれました。思えば、「主観的幸福度1位」、という過去の栄光で、全てが肯定されるのもおかしな話。実際の教育現場では、先生や校長先生の持つ課題意識や声にならないニーズがたくさんあり、フィジーに7年住む私も知らない世界があることに気づかせてくれました。特に音楽の授業は実際のカリキュラムと大きな隔たりがあり、楽器もなければ実施できる先生もいないという現状。これに対して、単に楽器を寄付するだけでなく、実際に先生たちの「教える」に伴走しようとするこのプロジェクトは本当にフィジー社会にインパクトを生む活動だと思います。フィジー滞在中、稲山さんが現地滞在中にしっかり現場に踏み込みたくさんの議論を重ねながら、時にうまくいかず泣いた話も聞きながら、授業の中身も楽器の管理体制も作り上げ、確実な輸入ができるよう税関にも掛け合い、文科省からもレターをもらう、と今まで誰もできなかったことをどんどん形にしていくのを目の当たりにしました。このクラウドファンディングの成功を通して、このプロジェクトの芽が大きく育ち、さらにたくさんのフィジーの子どもたちが、音楽の授業を楽しんでくれることを期待し、全力で応援させていただきます!Social Innovation Fiji 代表川上晃史 もっと見る






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