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昨日、ある少年野球チームより「練習方法や心構えについて教えてほしい」とお声がけをいただき、グラウンドへ伺いました。
その際に、選手のみなさんへお伝えした内容を、こちらにまとめさせていただきました。
この文章が、野球に関わる方々の指導や日々の励ましの一助となれば幸いです。
野球は、ただ勝ち負けを競うだけのスポーツではありません。
打てなかった日。思うようにプレーできず、涙を流した日。くやしさからグローブを投げたくなった日。
それでも、何度も立ち上がり、またグラウンドに戻ってくる選手たちへ。心からお伝えしたいことがあります。
1. 自信と勇気は「与えられるもの」ではありません
「もっと自信を持って」「勇気を出して」そんなふうに言われても、簡単にできるものではありません。
けれど、黙々と素振りを重ねたり、誰よりも大きな声でノックを受けてきた、日々の努力。
それらの積み重ねが、やがて心に火を灯し、自信と勇気へとつながっていきます。
それは、人から与えられるものではなく、自ら育んでいくものです。
2. 「自分のところに来てほしい」と思える心の準備
守備のとき、「ボールが飛んできませんように」と思ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、上達していく選手たちは、むしろこう思っています。
「自分のところに来てほしい」と。
その気持ちは、心と体の準備を生み、状況を正しく判断し、動ける力につながります。
これは日々の練習が、少しずつ育ててくれる「心の技術」なのです。
3. 練習の中にも「本気の勝負」を
たとえばキャッチボールで、「顔の高さで捕れたら20点」といったルールを決めて競い合う。遊びのように見えても、真剣に取り組むことで集中力が高まります。
こうした小さな勝負の積み重ねが、試合での一球を変える力になります。
野球は、一瞬の判断や気持ちの強さが問われるスポーツです。
だからこそ、「勝ちたい」という思いが選手を成長させてくれるのです。
4. 「うまくなりたい」と思い続けること
周りの選手が軽やかにプレーする姿に、自信をなくしてしまうこともあるかもしれません。
けれど、成長には人それぞれのペースがあります。身長が伸びる時期、身体の使い方がわかってくる時期は、みんな違います。
大切なのは、「うまくなりたい」という気持ちを持ち続けること。その思いが、やがて一歩前に進む原動力になります。
5. 「失敗するのは自分だけじゃない」と気づけたとき
エラーが続いて、試合に出るのが怖くなったこともあるかもしれません。
ですが、プロ野球選手でも三振もしますし、エラーもします。失敗をまったくしない選手など、どこにもいません。
大切なのは、失敗そのものではなく、それまでにどれだけ努力をしてきたかということです。
本気で努力を重ねた末の失敗は、次につながるかけがえのない経験です。
6. 準備がすべてを支えます
かつて、試合中に選手へ「今は何回?スコアは?アウトカウントは?」と尋ねたところ、答えられなかったことがありました。
どれだけ技術があっても、状況を把握できていなければ試合では戦えません。
グラウンドに立っていないときも、心の準備をしておくこと。その積み重ねが、自信をもってプレーする力へと変わっていきます。
7. チームでミスを乗り越える
誰かが送球ミスをしても、その後にアウトを取った瞬間、ベンチが一体となって喜んだ場面がありました。
あのとき、チームがひとつになったと感じました。
ミスは、絆を深めるきっかけにもなります。「大丈夫、俺がカバーする」そんな言葉が、チームを強くしていくのです。
本当に強いチームとは、ミスを恐れず、みんなで立て直せるチームのことを言います。
おわりに
野球は、結果だけを求めるスポーツではありません。
たとえ打てなかったとしても、エラーをしたとしても、その日の努力や気持ちは、必ず選手の心に残っていきます。
自信をなくして泣いていた子が、やがて仲間のミスを笑顔で支える選手に成長していく——
その日が来るまで、私は何度でも伝え続けたいと思います。
「みんなは必ず強くなれます」




