千年の営みを未来へ繋ぐ挑戦に、ぜひご参加ください!

京都府伊根町にある限界集落・寺領を廃村の危機から守るため、合気道を主軸とした文化交流の場「寺領の寺子屋」と「ブックカフェ」を設立し、地域に残る貴重な文化財の保護に取り組みます。豊かな自然あふれる集落に学びと交流の場をつくることで新たな人の流れを生み出し、平安時代から続く千年の営みを未来へ繋ぎます!

現在の支援総額

2,930,000

146%

目標金額は2,000,000円

支援者数

150

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/04/19に募集を開始し、 150人の支援により 2,930,000円の資金を集め、 2025/05/30に募集を終了しました

千年の営みを未来へ繋ぐ挑戦に、ぜひご参加ください!

現在の支援総額

2,930,000

146%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数150

このプロジェクトは、2025/04/19に募集を開始し、 150人の支援により 2,930,000円の資金を集め、 2025/05/30に募集を終了しました

京都府伊根町にある限界集落・寺領を廃村の危機から守るため、合気道を主軸とした文化交流の場「寺領の寺子屋」と「ブックカフェ」を設立し、地域に残る貴重な文化財の保護に取り組みます。豊かな自然あふれる集落に学びと交流の場をつくることで新たな人の流れを生み出し、平安時代から続く千年の営みを未来へ繋ぎます!

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こんにちは! 一社)ソーシャルクリエイティブラボの松田かおりです。秋晴れの中、10月19日(日)に「寺領の寺子屋」第2回目を開催いたしましたので、ご報告させていただきます!今回は、切り絵作家の三上亜希子さんをお迎えし「切り絵ワークショップ」を開催いたしました。

講師の三上亜希子さん。なんと、自画像も切り絵です!

今回は、地元伊根町から2名、京阪神から2名の、全員女性という華やかなメンバーがご参加。少人数ならではのとても温かい時間となりました。

伊根町の「菊」が繋ぐ、それぞれの物語

今回挑戦したモチーフは、かわいらしい「菊の花」。これは、伊根町の町の花でもあります。

菊の花にキキョウを合わせて。秋らしいモチーフですね

京阪神からご参加のお二人はグラフィックデザイナーさん。さすが手先が器用で、スルスルと美しい作品を仕上げていらっしゃいました。もうお一方は、お子さんのキャラ弁づくりがお得意で、海苔をカッターで細かくカットしてかわいい作品を毎日作っているという「つわもの」!図案をぱっと見ただけで作業の難易度が分かるほどの「経験者」レベル!とても楽しんで取り組んでいただけたようです。

みなさん真剣に手先を動かします

大輪の菊の花

寺領「山の家」が繋いだ、過去と未来のご縁

そして・・・今回、とてもびっくりな出会いがありました。地元・伊根町からご参加くださったH美さん。この方は「山の家」がある寺領地区で育った方だったのです!今も時折、ご自宅を見回りに戻られ、山の家の様子や私たちの畑のこともいつも気にかけてくださっていたそうです。平日に来られているからか、今までなかなか出会えていなかったのですね。

「山の家」が集落の集会所として機能していた頃、H美さんご自身がよくお掃除をしてくださっていたそうで・・・。私たちが知らなかった在りし日の山の家の様子を、懐かしそうに話してくださいました。

H美さんのお父様がご存命のころには、寺領地域で活発に地域活動をされており、多くの方が離村する中、寺領に残っていた仏像3体を丹後ミュージアムで保管してもらうための運動をリードされていたそうです。残された1体は今、山の家でお守りしており、H美さんも静かに手を合わせてくださいました。

私たちが山の家を少しずつリノベーションし、クラウドファンディングでたくさんの方々からご支援を受け、この場所をご本尊を大切にお守りしていることを、心から喜んでくださり、「山の家を中心に寺領を存続させていきたい」という私たちの想いに、心からエールを送ってくださいました。(なんと、伊根の方に舟屋もお持ちとのことで、今度ご招待いただけることになりました!楽しみ!)


少しずつ広がる、応援の輪

お昼は、拓が腕をふるった天ぷらと、いつもの筒川蕎麦をみんなで囲み、美味しい地元の幸に舌鼓。食後のおしゃべりタイムも、話題が尽きません。

拓が丹精する畑で、当日に収穫したなすを素揚げに

地元名産筒川蕎麦。(株)筒川蕎麦の社長S尾さん自ら手打ちしてくださいます

山の家の天ぷら三兄弟(秋編)。畑のなすと甘長唐辛子、宮津のちくわ

そんな中、H美さんをお迎えに来られた「いねタク」の運転手さんと、集落に仕掛けられた鹿の罠を見回りに来られたW田さんが、ふらりと山の家に立ち寄ってくださいました。お二人とも「都会から来た人たちが何か変わったことをやっているらしい」という噂はご存知だったそうです。

実際に中に入ってご本尊をご覧になり「おお!あれがご本尊かー!」と感動されていました。お二人はそれぞれ合気道経験者、柔道経験者とのことで、本堂に広がる33畳の畳をご覧になって受け身でころころ転がりたそうにされていました(笑)。

W田さんには、私たちが再生を目指す隣の古民家「本丸」もご案内。フルスケルトン化が進行中の姿を前にこれからの夢を語る私たちに「うん!自分らの好きなようにどんどんやったらええよ!本丸の工事も仲間を連れて手伝うよ!」とのお言葉も・・・!これ以上ない喜びでありました。

秋の恵み、100個以上の渋柿を収穫!

町の方々がお帰りになった後は、山の家の前にたわわに実る渋柿を、みんなで夢中になって収穫!長~い竹の先っちょを割った渋柿収穫用のツールは、お向かいのN村さんから貸していただきました。めちゃめちゃ楽しくて、もう帰らないといけない時間になり「そろそろ終わりますよー」と声をかけるも、講師の三上さんの手は全く止まらず(笑)。あっという間に農業用の箱2箱がパンパンに。この日だけで100個以上は収穫できましたが、まだ半分以上の実が残っています。美味しい干し柿になるのが楽しみです!

おっとっと、落とさないように慎重に棒を動かします

めっちゃ高いところの実もヒョイっと収穫

この道具を考えた人、天才!

最終的にこの籠がいっぱいになりました

町内外の方々が文化交流する場を続ける

「寺領の寺子屋」活動で私たちが掲げた目的は、町内外の人たちが文化交流する場をつくることです。前回に続き今回も、ささやかな場でありながら、とても深く、そして温かくこの目的を果たせた一日となったと思います。何よりも、地元・伊根町の方々からそっと応援していただけている、という手応えを感じることができ、私たちの大きな力になりました。ご参加いただいた皆様、講師の三上さん、そして温かく見守ってくださった伊根町の皆様、本当にありがとうございました!


後日談:

伊根町内からの参加者さんからうれしい報告をいただきました。なんと、これを機に切り絵にハマり、新たな作品を制作して12月に地元で行われる筒川文化祭に出品されることにしたとのこと!「またやってほしいです!」のリクエストもいただきうれしい限り。今後もいろいろと楽しい企画を考えていきます!

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