木戸瑛人
神奈川県生まれ。6歳よりピアノを、18歳より声楽を始める。これまで、オペラ、ミュージカル、バレエなど様々なジャンルの舞台に出演。主な出演作品は、ミュージカル『Guys and Dolls』(アンジー役)、オペラ『椿姫』(マタドール役)など。声楽を橘今日子、篠崎寿各氏に、ピアノを石橋史生、雁部一浩、神谷朱里各氏に師事。現在、東京学芸大学A類音楽専修声楽科に在学中。
―本日は現役学芸大生でジャンルを問わず様々な舞台に出演されている、アンサンブルキャストの木戸瑛人さんにお話を伺います。よろしくお願いします―
よろしくお願いします。
―木戸さんは声楽科ながら、歌だけでなくピアノもお上手だと伺いました―
ピアノは6歳からやってますね。弾き語りとかもしますよ。
―ぜひとも拝聴したいです!歌に楽器にバレエ、オペラ、ミュージカルと本当に幅の広い活動をされていますね―
将来「実体験として舞台の魅力を伝えられる人」になりたいんです。舞台人としてでも良いし、学校の先生としてでも良い。どんな立場であっても舞台って素敵なんだよ、と伝えていきたいです。だからこそ、今はいろんな舞台を観て、出演して、その魅力をガンガン体感していくつもりです。
―素敵です。今回の公演「なんのこれしき」も木戸さんにとってそんな大事な舞台になるようone TO kyo一同祈っています。さて、本公演への出演にはどのような背景があったのでしょうか―
『若者クリエーターが創る"超"歌って踊る王道ミュージカル』。歌うこと、踊ることが大っ好きな僕にとって、参加しないわけないですよね(笑)
豪華な制作陣の下、自分のスキルを更に高めたい、そしてお客さんに、「観にきてよかった、面白かったよ」と言ってもらいたい。そんな思いで、今回の公演に携わろうと決めました。
―ありがとうございます。木戸さんの言葉の端々からものすごいミュージカル愛を感じて、ついこちらまで笑顔になってしまいます―
はは(笑)
僕が大学2年の春、『アラジン』『ノートルダムの鐘』を立て続けに鑑賞したとがあるんですが、舞台ならではの迫力に心の底から圧倒され、終演後に席から立てなくなってしまって。そのときから「ミュージカルをやってみたい!」と思うようになったんです。僕のターニングポイント(笑)
―なるほど、ミュージカルあっての今の木戸さん、ということですね。そのエネルギーを本公演で存分に発揮してくださるのが今からとっても楽しみです!それでは最後に、公演タイトルにちなみ『思わず「なんのこれしき」と言ってしまった出来事』を教えて下さい―
大学受験、特に浪人時代ですね。劣等感に苛まれていましたが、「なんのこれしき!絶対に大学生活を充実させてやる!」という気概で勉強しまくりました。結果、今、心の底から楽しいです!
―素晴らしいです……!本公演の本番が、まっすぐな木戸さんの魅力溢れる日になりますように!本日は貴重なお話をありがとうございました―