
初日からさまざまなご支援をいただき、本当にありがとうございます。
活動報告記事として、私たちの活動の発端を紹介させてください。
タップダンスの背景
私たちが表現の核とするタップは、奴隷として言葉の通じない異国へ連れられ大切な楽器をも奪われたアフリカンアメリカンが、肌の色の違いから差別を受ける厳しい状況の中で「明日はきっと良くなるさ」と日々つむがれた文化。当時は当たり前とされていた差別が、100年後には変わることを伝えるアートです。
タップの歴史を今の日本社会に置き換えたらどういう表現になるのでしょう?国籍・性別・収入・障害の有無などにより日々の選択が限られているが、違いへの不寛容さが、緊張や生きづらさを生んでいるのではないか?
ドイツ国際平和村訪問の際、紛争によって傷ついたアンゴラの子供たちが、タップのリズムを聞いて突然みんなで歌い出したことがありました。あとで聞くと「故郷の歌のリズムと似ていた」とのこと。この時に、言語や文化を超えてコミュニケーションできるのがタップダンスの原点であることに気づきました。
次世代が出会う場所が戦場ではなく、踊り場であって欲しい。違いへの不寛容さが争いの元にある。想像しあうコミュニケーション体験は、アートにこそできることではないか!
非言語のコミュニケーション
障害支援施設でのタップダンスセッションでは、さまざまなコミュニケーション方法に出会いました。離れた部屋の話まで聞こえる優れた聴覚や、歩き回る人の空間把握の広さや確かさ、感情の溢れた大きな足踏み.....日常行動には適さないのかもしれませんが、表現活動においては素晴らしい特質として長所になる。
あしおとのやりとりでは人と違うことが宝!自分だけのリズムを刻みながら、相手とのコミュニケーションを深め、違いを楽しむことができます。小学生のユニークな動きを全員が復唱し、歩き始めの赤ちゃんと人生の先輩がやりとりする輪からは笑い声が絶えません。
あしおとという表現方法で対話すると、母国語が違ったり、発語されない方とも繊細なやり取りが可能です。そして、障害あるメンバーの存在は、不思議と、輪になった人々の心を開いていきます。
このような体験から、特性のある人を案内人とした、NPO法人あしおとでつながろうプロジェクトの非言語コミュニケーションによるアートプログラムが生まれていきました。





