
NPO法人あしおとでつながろうプロジェクトでは、あしプロ練習会を通して、表現の案内人(メッセンジャー)を育成しています。彼らは2018年から、小学校や街のイベントにファシリテーターとして出演してきました。
じぬっち
あしプロメッセンジャーの「じぬっち」は、参加当初、何か大きな夢を持っているのだが、やや自己肯定感が低いような言動が多かった。その反面、コミュニケーション能力が人一倍高く、新しい他者がいれば誰とでもすぐに仲良くなっている。
この動画のダンスは指導者がいて教えたものではない。ソロをやりたいという本人の希望からこの曲を提案し、Twice映像をとにかく毎日見られるようにご家族へ協力をお願いした。
毎日映像を見て練習を継続していく中で、じぬっちは色々な何かを手に入れていったように思う。
なぜそう思ったかと言えば、それは月2回の練習会でみんなの前で10ヶ月間にわたる発表で、彼の表情、動き、言動が変化していったのを感じたからである。みんなの前でソロを踊る「じぬっち」はとにかく毎回誇らしげだった。
特性を長所として
特性は変わらない。けれどもその特性を認めた上で、安心して大好きなこと、やってみたいことに挑戦する場があったことで、「じぬっち」は明らかに成長した。
「じぬっち」がこんなに長期間地道に努力できるとは、誰が知っていただろうか。
誰に対しても優しい先輩として行動できる「じぬっち」は、10ヶ月前とは別人のように成長しているように見える。所属している就労支援施設でも、「あしプロではどうやってるの?」と訊かれているそうだ。新たなチャンスも増えるだろう。
きっと私たちも変わらないだろうが、自分の成長は周囲の人々の変化をも巻き起こしていく。
そんな日々を彼らと共有していけたら同じ体験ができる仲間が増えるかもしれない。
うまい下手だけではない場所、価値を見失わない様にしていくのも私たちの仕事かもしれない。「じぬっち」のこれからの表現を楽しみに、現時点での記録を公開する。





